難し過ぎず解り易過ぎない。筆者は法政大学で講師をなさっているらしいが、本当に大学生をよく見ていらっしゃる。
内容は現代語に訳した古事記に筆者が解説を加えつつ読み進めてゆくというもの。
その解説は注意して読むと本当に気付きに満ちている。言葉の意味、事物が象徴するもの、物語全体の意義などが、
明瞭簡潔に、難解な学術用語だらけにならず紹介されている。
本のタイトルにもなっているが、まさに「はじめて」日本神話に触れる人におすすめである。
また、例えば単位を取りたいだけの大学生や、そうでなくても古事記やら
日本書紀やらわかんねーし別に興味ねーやという人にも読める。
事前知識などは必要ない。
極論してしまえば、本を読む気力を持つ人間であれば誰でも面白く読めるはず。
- 新書: 190ページ
- 出版社: 筑摩書房 (2012/1/1)
- ISBN-10: 4480688757
- ISBN-13: 978-4480688750
- 発売日: 2012/1/1
- 梱包サイズ: 17.5 x 11.1 x 1.9 cm
- おすすめ度: 2件のカスタマーレビュー
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