三人のカリスマが登場する。
豊臣秀吉、上杉謙信、そして成田長親・この物語の主人公。
当然カリスマであるから、それに強く影響を受けた人間がいる。
豊臣秀吉に石田三成、忍城(おしじよぅ)攻めの総大将。
上杉謙信に正木丹波、忍城の一の家老。
では成田長親には、はてな?
強いて言えば、この書の読者と言うことになる。
長親、不器用な大男、木偶の坊の(のぼう)。
誰にのぼう(様)と呼ばれてもへらへら。
だがこののぼう、戦わずして降伏・開城と言う出来レースを覆す。
狭い納戸の中で。唾がかかるかもしれないが
のぼうのだだを聞いてみよう。
「二万の兵で押し寄せ、さんざに脅しをかけた挙句、和戦いずれかを問うなどと申す。そのくせ降るに決まっておるとたかを括ってる。そんな者に降るのはいやじゃ」
「武ある者が武なき者を足蹴にし、才ある者が才なき者の鼻面をいいように引き回す。これが人の世か。ならばわしはいやじゃ。わしだけはいやじゃ」
「それが人の世の習いと申すなら、このわしは許さん」
さてそのだだに忍城の兵(つわもの)
やろうぜ、乗ります、やろう。
かくして 城方五百、囲むは二万の戦い。
三成の使者にのぼうは言い切る。
「阪東武者の槍の味、存分に味わわれよ」
そして読者は作者「和田 竜」の槍の味を(存分)に
味わうことになる。
のぼうの城 上 (小学館文庫) 文庫 – 2010/10/11
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和田 竜
(著)
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本の長さ219ページ
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言語日本語
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出版社小学館
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発売日2010/10/11
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ISBN-104094085513
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ISBN-13978-4094085518
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
和田/竜
1969年大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。03年に、脚本「忍ぶの城」で城戸賞を受賞。07年に同作と同内容の小説「のぼうの城」を刊行し、作家デビュー。直木賞候補、本屋大賞第二位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1969年大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。03年に、脚本「忍ぶの城」で城戸賞を受賞。07年に同作と同内容の小説「のぼうの城」を刊行し、作家デビュー。直木賞候補、本屋大賞第二位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2010/10/11)
- 発売日 : 2010/10/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 219ページ
- ISBN-10 : 4094085513
- ISBN-13 : 978-4094085518
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Amazon 売れ筋ランキング:
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- - 880位小学館文庫
- - 2,353位歴史・時代小説 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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2012年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誰もが、あのタイトルと表紙のイラスト・帯のあらすじには、あっと驚かれたことでしょうね。
ストーリー、最初は豊臣秀吉と石田三成、丹波・のぼう様らの人物紹介・・・と眠くなりそうになったり
早く面白くならないか?・・・と思いますが、中盤になって面白くなってきます。勿論、クライマックス
では、のぼう様が誰も思いつかなかった行動をしちゃうし、石田三成が・・・に・・しろ!と命令しちゃう
し、開城後もまだ・・すると言うし、一体どうなるかハラハラの連続で、もう驚かされましたね。
歴史小説というと、司馬遼太郎など堅苦しい本というイメージがありましたが、そんなイメージを
翻してくれます。これまでの歴史小説が大河ドラマだとすると、この小説はエンターテイメント・
ハリウッド映画といったところです。
自分としては、普通の歴史小説みたいにもっと詳しく書いて欲しかったですが。上巻・下巻とは
言わず、例え数巻以上になっても大歓迎!
物足りない人は「水の城 いまだ沈まず」を読まれることをお勧めします。(多分、まだ電子書籍に
なっていないかもですが。)
のぼう様は陸奥宗光の格言「政治はアートなり。サイエンスにあらず。巧みに政治を行い、巧みに人心を
治めるのは、実学を持ち、広く世の中のことに習熟している人ができるのである。決して机上の空論を
もてあそぶ人間ではない。」をまさに実践した人・そういうキャラクター・設定なのでは?と思いました。
のぼう様のような人が日本のリーダーだったら、国家存亡の危機を乗り越えられると思います。
いなければ、地域の人々でこれという人を教育するというか育てたり、勿論暖かく見守ってあげて、
国家存亡の危機にトップに引っ張り上げるしか無いだろうけど。
映画も観ましたが、全体的によく出来ていて良かったです。
ちなみに、映画「ホビット」を観ましたが、ホビットものぼう様と似たようなキャラクター・設定で、
のぼう様のことがわかるかも?!です。
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治めるのは、実学を持ち、広く世の中のことに習熟している人ができるのである。決して机上の空論を
もてあそぶ人間ではない。」をまさに実践した人・そういうキャラクター・設定なのでは?と思いました。
のぼう様のような人が日本のリーダーだったら、国家存亡の危機を乗り越えられると思います。
いなければ、地域の人々でこれという人を教育するというか育てたり、勿論暖かく見守ってあげて、
国家存亡の危機にトップに引っ張り上げるしか無いだろうけど。
映画も観ましたが、全体的によく出来ていて良かったです。
ちなみに、映画「ホビット」を観ましたが、ホビットものぼう様と似たようなキャラクター・設定で、
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2014年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小説は時間をかけて読むほうなのですが(特に歴史小説は読むのに時間がかかるジャンル)、上下巻を一気に読んでしまいました。
それだけ読みやすかったです。
戦国時代の合戦を扱う小説にしてはサッパリしているというか、ちょっと小奇麗すぎる感じもしましたが、明快で読みやすく、その辺もベストセラーになった理由でしょうか。物語としては非常に面白かったです。
少数の戦力が城に閉じこもり、圧倒的強者に包囲された状況を描いた小説では、酒見賢一の小説「墨攻」が面白かったです。
それだけ読みやすかったです。
戦国時代の合戦を扱う小説にしてはサッパリしているというか、ちょっと小奇麗すぎる感じもしましたが、明快で読みやすく、その辺もベストセラーになった理由でしょうか。物語としては非常に面白かったです。
少数の戦力が城に閉じこもり、圧倒的強者に包囲された状況を描いた小説では、酒見賢一の小説「墨攻」が面白かったです。
2013年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦国の世に時の日本を束ねていた秀吉の小田原城攻略にまつわる話ではあるが、小田原勢に与する”のぼうの城”の跡取りが秀吉の軍勢に反抗した有様が描かれている。当時としてはありえないような話であるが、日頃の性格からしてすぐに降参してしまうような小さな城の跡取り、しかも誰からも期待されていなかったものが知恵を絞って立ち向かい、見事な結末に導いたという物語は、現代の世でも工夫次第で中小企業が大企業に対抗して生き残りができることを暗示しているように思えて痛快な気持ちになった。教科書では決して出てこない歴史の小話として読んでみてほしい本である。
2012年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原作をKindle版をiPhoneアプリで読んでから映画も見ました。
内容は気楽にサクッと読める時代小説です。単行本より、文庫本、文庫本よりKindleで読むのがぴったりかもしれません。
気楽に読める内容ですが、視点を変えて「危機的状況におけるリーダーと補佐役のあり方、負けない(あきらめない)組織とは?」とか、派生的に考える素材にもなるなと、感じました。
ちなみに映画については、時間的制約のせいか、脚本の問題なのか、原作の持ち味を十分に出し切れていない感があって頭の中で登場人物の心象を補完しながら見ましたが、これは原作を読んでいなかったら気にならなかったかもしれませんね。
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気楽に読める内容ですが、視点を変えて「危機的状況におけるリーダーと補佐役のあり方、負けない(あきらめない)組織とは?」とか、派生的に考える素材にもなるなと、感じました。
ちなみに映画については、時間的制約のせいか、脚本の問題なのか、原作の持ち味を十分に出し切れていない感があって頭の中で登場人物の心象を補完しながら見ましたが、これは原作を読んでいなかったら気にならなかったかもしれませんね。





