わりとSF作品を読んでいる方なのですが、マニア向け同人誌のような特定の趣味を理解する
濃い人向けとしか思えなくて、読んでいて苦痛でした。
なので、一般的な読者には「だから、SFはダメなんだ」とかなりそうだなって感じでした。
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なめらかな世界と、その敵 単行本 – 2019/8/20
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2010年代、世界で最もSFを愛した作家。
塩澤快浩(SFマガジン編集長)
いくつもの並行世界を行き来する少女たちの1度きりの青春を描いた表題作のほか、脳科学を題材として伊藤計劃『ハーモニー』にトリビュートを捧げる「美亜羽へ贈る拳銃」、ソ連とアメリカの超高度人工知能がせめぎあう改変歴史ドラマ「シンギュラリティ・ソヴィエト」、未曾有の災害に巻き込まれた新幹線の乗客たちをめぐる書き下ろし「ひかりより速く、ゆるやかに」など、卓抜した筆致と想像力で綴られる全6篇。SFへの限りない憧憬が生んだ奇跡の才能、初の傑作集が満を持して登場 。
●収録作品
なめらかな世界と、その敵
ゼロ年代の臨界点
美亜羽へ贈る拳銃
ホーリーアイアンメイデン
シンギュラリティ・ソヴィエト
ひかりより速く、ゆるやかに
塩澤快浩(SFマガジン編集長)
いくつもの並行世界を行き来する少女たちの1度きりの青春を描いた表題作のほか、脳科学を題材として伊藤計劃『ハーモニー』にトリビュートを捧げる「美亜羽へ贈る拳銃」、ソ連とアメリカの超高度人工知能がせめぎあう改変歴史ドラマ「シンギュラリティ・ソヴィエト」、未曾有の災害に巻き込まれた新幹線の乗客たちをめぐる書き下ろし「ひかりより速く、ゆるやかに」など、卓抜した筆致と想像力で綴られる全6篇。SFへの限りない憧憬が生んだ奇跡の才能、初の傑作集が満を持して登場 。
●収録作品
なめらかな世界と、その敵
ゼロ年代の臨界点
美亜羽へ贈る拳銃
ホーリーアイアンメイデン
シンギュラリティ・ソヴィエト
ひかりより速く、ゆるやかに
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2019/8/20
- 寸法13.9 x 2.4 x 19.5 cm
- ISBN-104152098805
- ISBN-13978-4152098801
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出版社より

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日本SFの臨界点 中井紀夫──山の上の交響楽 | 日本SFの臨界点 新城カズマ──月を買った御婦人 | 日本SFの臨界点 石黒達昌──冬至草/雪女 | 日本SFの臨界点[恋愛篇]──死んだ恋人からの手紙 | 日本SFの臨界点[怪奇篇]──ちまみれ家族 | |
編者・伴名練 | いま届けたい、SFと奇想の傑作。アンソロジー『日本SFの臨界点[恋愛篇・怪奇篇]』の続篇企画として、収録作家の個人傑作選をSF作家・伴名練が編纂する新シリーズ第一弾。山頂の楽堂でたったひとつの交響楽を数百年以上も演奏し続けている楽団を描いて星雲賞を受賞した表題作のほか、書籍初収録作を含む彩り豊かな奇想とSFの傑作短篇集 | テクノロジーと人の心の傑作選 青春時間SFの傑作『サマー/タイム/トラベラー』の著者が発表してきた短篇小説を集成。十九世紀のメキシコを舞台に『竹取物語』の翻案が繰り広げられる歴史改変SFである表題作をはじめ、情報技術の未来を疾駆するポストサイバーパンクSFや青春小説など多彩な作品集。伴名練=編による作家別傑作選第2弾。 | 芥川賞候補作家の科学と文学、SFの神髄。作家別傑作選第3弾。科学の暗部を暴き出す、文學界初出「冬至草」をはじめ文芸界が絶賛する伝説的作家の傑作集 | 『なめらかな世界と、その敵』の著者・伴名練が、全力のSF愛を捧げて編んだ傑作アンソロジー。恋人の手紙を通して異星人の思考体系に迫った中井紀夫の表題作、高野史緒の改変歴史SF「G線上のアリア」、円城塔の初期の傑作「ムーンシャイン」など、短篇集未収録作を中心に恋愛・家族愛テーマの九本を厳選。 | 「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」と称された伴名練が、全身全霊で贈る傑作アンソロジー。日常的に血まみれになってしまう奇妙な家族を描いた津原泰水の表題作、中島らもの怪物的ロックノベル「DECO-CHIN」、幻の第一世代SF作家・光波耀子の「黄金珊瑚」など、幻想・怪奇テーマの名作十一本を精選。 |
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
いくつもの並行世界を行き来する少女たちの1度きりの青春を描いた表題作のほか、脳科学を題材として伊藤計劃『ハーモニー』にトリビュートを捧げる「美亜羽へ贈る拳銃」、ソ連とアメリカの超高度人工知能がせめぎあう改変歴史ドラマ「シンギュラリティ・ソヴィエト」、未曾有の災害に巻き込まれた新幹線の乗客たちをめぐる書き下ろし「ひかりより速く、ゆるやかに」など、卓抜した筆致と想像力で綴られる全6篇。SFへの限りない憧憬が生んだ奇跡の才能、初の傑作集が満を持して登場。
著者について
1988年生まれ。京都大学文学部卒。2010年、大学在学中に応募した「遠呪」で第17回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。同年、受賞作の改題・改稿版に書き下ろしの近未来SF中篇「chocolate blood, biscuit hearts.」を併録した『少女禁区』(角川ホラー文庫)で作家デビュー。近年は中短篇SFを中心に発表。本書収録の作品のほかに「フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒奪」 (ハヤカワ文庫JA『伊藤計劃トリビュート』収録)、「彼岸花」(同『アステリズムに花束を』)などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
伴名/練
1988年生まれ。京都大学文学部卒。2010年、大学在学中に応募した「遠呪」で第17回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。同年、受賞作の改題・改稿版に書き下ろしの近未来SF中篇「chocolate blood,biscuit hearts.」を併録した『少女禁区』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1988年生まれ。京都大学文学部卒。2010年、大学在学中に応募した「遠呪」で第17回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。同年、受賞作の改題・改稿版に書き下ろしの近未来SF中篇「chocolate blood,biscuit hearts.」を併録した『少女禁区』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2019/8/20)
- 発売日 : 2019/8/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4152098805
- ISBN-13 : 978-4152098801
- 寸法 : 13.9 x 2.4 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 72,283位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 658位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年8月29日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
81人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
巧緻なストーリー、鮮やかな文章表現、愛しい人間たち。これほど幸福にしてくれる作家は滅多にいるもんじゃない。同時に切なくさせる度合いも最強。読む度に感情をつかまれて、ぶんぶん振り回されて、そしてたとえ悲しみの結末だろうと多幸感に包まれます。
表紙装画はラノベ風ですが安っぽさは無い。装幀も本当に素晴らしい。本を買う楽しみ、手に取る楽しみ、これからずっと持っていられる楽しみを味わえます。
SFファンで良かった!
SFファンになりたくない人だけは買っちゃダメ‼︎ いやきっと、すでに「SFは好きじゃないけど伴名練は愛してる❣️」という人もいそうです。
なお、帯は売り上げに貢献してると思いますが、捨てて構わないように作ってありますね、多分。
帯が付いてるのを確かめないと(損した気になって)買えないという方、安心して買って下さい。
表紙装画はラノベ風ですが安っぽさは無い。装幀も本当に素晴らしい。本を買う楽しみ、手に取る楽しみ、これからずっと持っていられる楽しみを味わえます。
SFファンで良かった!
SFファンになりたくない人だけは買っちゃダメ‼︎ いやきっと、すでに「SFは好きじゃないけど伴名練は愛してる❣️」という人もいそうです。
なお、帯は売り上げに貢献してると思いますが、捨てて構わないように作ってありますね、多分。
帯が付いてるのを確かめないと(損した気になって)買えないという方、安心して買って下さい。
2019年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者の膨大なSF知識から生み出されるアイデアを、巧みな人間関係の描写と異常なまでの表現力でまとめ上げた傑作。
全ての短編が完成度が高く、どれが好きと言うのも難しいが、
特に感情をブン回されてぐちゃぐちゃにされたという意味では
表題作「なめらかな世界と、その敵」
伊藤計劃『ハーモニー』へのトリビュート「美亜羽へ贈る拳銃」
書き下ろし「ひかりより速く、ゆるやかに」
がお気に入り。
全ての短編が完成度が高く、どれが好きと言うのも難しいが、
特に感情をブン回されてぐちゃぐちゃにされたという意味では
表題作「なめらかな世界と、その敵」
伊藤計劃『ハーモニー』へのトリビュート「美亜羽へ贈る拳銃」
書き下ろし「ひかりより速く、ゆるやかに」
がお気に入り。
2019年11月10日に日本でレビュー済み
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どの短編も異なる文体、違ったスタイルなのだが、共通しているのは、何の説明もなく物語が始まりいきなり異世界に放り込まれというところ。読者はここはどういう世界なのかと戸惑い、模索しながら、まるで見知らぬ土地を探検するかのようなドキドキ感とワクワク感、そしてなかなか見えてこない世界の成り立ちに少し苛立ちを覚えながら、読み進んでいくことになる。しかし、やがてここがどういうところなのか理解した途端に、もう後には引き返せない魅力に取り憑かれている自分に気づくのだ。こういう不思議な魅力のある作家は稀有なのであろう。寡作のようだが、今後が楽しみである。
ベスト500レビュアー
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19年度ベストSF国内篇一位に輝いた本だ。
受賞とかベストは頼りにならないことが多いけど、本書は正真正銘の当たりだ。六篇中、過半数が傑作である。
表題作は少女同士の友情にある種の能力を絡めた百合SFの最高傑作だ。うう、ネタバレするので書けない。
発端に感じた違和感が、世界観に直結する。設定で驚き、展開に二度三度と驚かされる。
乗覚障害という発想がすごい。
『ゼロ年代への臨界点』ゼロと言っても2000年ではなく、1900年だ。
日本SFの歴史は、明治時代の三人の女流作家から始まった。架空のSF史なんて、書けるのは作者くらいだろう。
『ホーリーアイアンメイデン』は好みだが、既読だった。
『美亜羽へ贈る拳銃』わかりにくいし、今一つだ。
『シンギュラリティ・ソヴィエト』
月面に降り立ったアームストロング船長は、ソビエト国旗とスターリン像を発見した。
ソ連がアメリカに先駆けてシンギュラリティを達成していたら、という改変歴史小説だ。
「ヴォジャーノイ」対「リンカーン」、東西のスーパーコンピューター同士の戦いが始まる。
人間は戦闘の駒に過ぎないのか。秀逸な電脳SFである上に、姉妹間の愛情が泣かせる逸品である。
『ひかりより速く、ゆるやかに』途中でタイトルの意味がわかると、愕然とする。
奇現象に対して科学的考察やアプローチを試み、周囲の社会状況をしっかり書き込む。これこそSFだ。
こういうのがSFだ。小川一水か小松左京の長編にも劣らぬ読み応えである。
メインキャラの二人が魅力的だ。本書で最も価値のある一篇だ。
日本SFの未来に希望の光を灯してくれた一冊である。
受賞とかベストは頼りにならないことが多いけど、本書は正真正銘の当たりだ。六篇中、過半数が傑作である。
表題作は少女同士の友情にある種の能力を絡めた百合SFの最高傑作だ。うう、ネタバレするので書けない。
発端に感じた違和感が、世界観に直結する。設定で驚き、展開に二度三度と驚かされる。
乗覚障害という発想がすごい。
『ゼロ年代への臨界点』ゼロと言っても2000年ではなく、1900年だ。
日本SFの歴史は、明治時代の三人の女流作家から始まった。架空のSF史なんて、書けるのは作者くらいだろう。
『ホーリーアイアンメイデン』は好みだが、既読だった。
『美亜羽へ贈る拳銃』わかりにくいし、今一つだ。
『シンギュラリティ・ソヴィエト』
月面に降り立ったアームストロング船長は、ソビエト国旗とスターリン像を発見した。
ソ連がアメリカに先駆けてシンギュラリティを達成していたら、という改変歴史小説だ。
「ヴォジャーノイ」対「リンカーン」、東西のスーパーコンピューター同士の戦いが始まる。
人間は戦闘の駒に過ぎないのか。秀逸な電脳SFである上に、姉妹間の愛情が泣かせる逸品である。
『ひかりより速く、ゆるやかに』途中でタイトルの意味がわかると、愕然とする。
奇現象に対して科学的考察やアプローチを試み、周囲の社会状況をしっかり書き込む。これこそSFだ。
こういうのがSFだ。小川一水か小松左京の長編にも劣らぬ読み応えである。
メインキャラの二人が魅力的だ。本書で最も価値のある一篇だ。
日本SFの未来に希望の光を灯してくれた一冊である。
2019年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
6編中2編が新規でよかった。
「シンギュラリティ・ソヴィエト」と「ひかりより速く、ゆるやかに」は評判通り良かった。
既読分では、
「ゼロ年代の臨界点」:疾走感が良くて好み。
「美亜羽へ贈る拳銃」:ミァハは「ハーモニー」だから「聖書」に記載されている他の物語が知りたくなる。
「ホーリーアイアンメイデン」:この世界も「ハーモニー」の先の世界につながるような気がする。
が気に入った。
「シンギュラリティ・ソヴィエト」と「ひかりより速く、ゆるやかに」は評判通り良かった。
既読分では、
「ゼロ年代の臨界点」:疾走感が良くて好み。
「美亜羽へ贈る拳銃」:ミァハは「ハーモニー」だから「聖書」に記載されている他の物語が知りたくなる。
「ホーリーアイアンメイデン」:この世界も「ハーモニー」の先の世界につながるような気がする。
が気に入った。
2021年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この一冊に収められた作品、すべて読み甲斐があったんだけれど、なかでもじんとしびれたのが、最後の二篇。「シンギュラリティ・ソヴィエト」と、「ひかりよりも速く、ゆるやかに」。
前者のラスト、その壮大無辺のヴィジョンに「うわあっ!」と圧倒され、後者も終盤からラストにかけて、涙がぽろぽろこぼれてきて止まりませんでした。
本書を読んでみたいと思ったそもそものきっかけは、『本の雑誌 2019年10月号』のなか、「新刊めったくたガイド」で大森 望氏が★★★★★を付けて紹介している文章を読んだこと。それから早、二年経ってしまったけれど、こうして読むことができて、本当に良かった!
伴名 練(はんな れん)さん、次の作品集、楽しみに待ってるよー。いつかきっと、出してくださいね!
前者のラスト、その壮大無辺のヴィジョンに「うわあっ!」と圧倒され、後者も終盤からラストにかけて、涙がぽろぽろこぼれてきて止まりませんでした。
本書を読んでみたいと思ったそもそものきっかけは、『本の雑誌 2019年10月号』のなか、「新刊めったくたガイド」で大森 望氏が★★★★★を付けて紹介している文章を読んだこと。それから早、二年経ってしまったけれど、こうして読むことができて、本当に良かった!
伴名 練(はんな れん)さん、次の作品集、楽しみに待ってるよー。いつかきっと、出してくださいね!