小学校の算数、中学、高校の数学から、大学の初等・中等(数学課の入門)まで、幅広くコンパクトに
纏めた一冊です。
項毎のボリュームは少ないのですが、実際に項毎に読み込んで、ノートと鉛筆で記述、計算していくと、
感動に近い印象を貰えます。かつて、大学で『大学演習 解析学概論 (大学演習新書)』に悩み、『解析
概論』で気付かされたカタルシスに近いです。
理論物理学と数学の関係も非常に判り易く、微積分からベクトル積まで扱っています。常々、高校数学
で行列式を学ぶなら、テンソル(ベクトルの概念拡大)入門まで哨戒しないと、何のためか判らない、
と思っていた身には、例えば、本書152頁の、行列式による連立一次方程式の解法、161~162頁の
次元数の概念を踏まえれば、
X、Y、Z:空間座標 T:時間 として、
(X1、Y1/Z1、T1) =(X2、Y2/Z2、T2)
という、次元空間概念がすんなり理解できてしまいます。
フェルマーの最終定理、ポアンカレ予想等に興味がある方は、是非、手にとってみてください。
トポロジーにも触れられていますし、移動速度論的なアナロジーも一発で判ります。
(当方、機械屋ですが、工学系の素養としての数学は、移動速度論と、次元解析だけしっかり
押さえれば、 例えばコンピュータ演算のプログラミングでも間違いは起きない。逆に言えば、
その素養が無いと、 根底条件の勘違いのシミュレーションを延々行うハメになる、というの
を経験しています)
なっとくする数学記号 π、e、iから偏微分まで (ブルーバックス) (日本語) 新書 – 2021/2/18
黒木 哲徳
(著)
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本の長さ256ページ
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言語日本語
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出版社講談社
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発売日2021/2/18
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寸法11.4 x 1.3 x 17.4 cm
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ISBN-104065225507
-
ISBN-13978-4065225509
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商品の説明
著者について
黒木 哲徳
福井大学名誉教授。理学博士(名古屋大学)。
1944年宮崎県生まれ。九州大学理学部数学科卒業。同大学院修士課程修了後、九州大学、名古屋大学、台湾の淡江大学などを経て、福井大学教育地域科学部数学教室教授。福井大学在職中に中国上海師範大学客員を務める。定年退職後、宮崎県都城市の教育委員会顧問として教育行政に携わる。
著書に『なっとくする数学記号』(なっとくシリーズ)(講談社)、『入門算数学』『算数から数学へ』(以上、日本評論社)など。
福井大学名誉教授。理学博士(名古屋大学)。
1944年宮崎県生まれ。九州大学理学部数学科卒業。同大学院修士課程修了後、九州大学、名古屋大学、台湾の淡江大学などを経て、福井大学教育地域科学部数学教室教授。福井大学在職中に中国上海師範大学客員を務める。定年退職後、宮崎県都城市の教育委員会顧問として教育行政に携わる。
著書に『なっとくする数学記号』(なっとくシリーズ)(講談社)、『入門算数学』『算数から数学へ』(以上、日本評論社)など。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2021/2/18)
- 発売日 : 2021/2/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4065225507
- ISBN-13 : 978-4065225509
- 寸法 : 11.4 x 1.3 x 17.4 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 1,342位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 6位ブルーバックス
- カスタマーレビュー:
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小学校から高校、長い人だと大学院まで数学記号を毎日見ていたかと思います。でもその記号、なぜそんな表記をしているのか、まったくわかっていません。本書は小学生でも馴染みのある記号から大学生が用いる記号まで何故それをそうなったのか、歴史的背景からその用法まで解説しています。自分が驚いたのが+や-が15世紀以降使われるようになったことです。もっと前は違う記号を用いていたようです。意外と盲点だったなと感じました。数学嫌いの人が読めば、数学が身近に感じて「嫌い」から「好き」になるキッカケになるかもしれません。数学としてではなく、読み物として手にとってもらいたいと感じました。
数学が好きな人はもちろん、数学が好きになりたい人にもオススメの本です。
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