労働基準法が施行されて、既に半世紀以上が過ぎ、我が国の経済環境は激変する一方で労働法は驚くほどその当時の姿のままである。こうした時代背景と法律のズレが、いま様々な「ひずみ」を生じさせ、労働者や企業を知らず知らず蝕んでいる。労働法を守らない企業は常にブラック企業なのか?景気が回復しても給料が上がらないのはなぜか?日本の労働市場が抱えている構造的問題を解明する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
倉重/公太朗
安西法律事務所所属。第一東京弁護士会労働法制委員会外国法部会副部会長。慶応義塾大学経済学部卒。使用者側の労働紛争や人事労務セミナーなどを専門とする
近衞/大
森田・高橋法律事務所所属。第一東京弁護士会労働法制委員会均等法部会・労使関係部会副部会長。早稲田大学法学部卒。労働事件(使用者側)を専門とする
内田/靖人
虎ノ門南法律事務所所属。第一東京弁護士会労働法制委員会基礎研究部会副部会長。東京大学法学部卒。労働事件(使用者側)、倒産・事業再生、不動産取引などを専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)