数多くのテレビ番組のプロデューサーとして、かつ熱烈なるジャイアンツ・ファンで知られるテリー伊藤の熱烈なら落合博満の絶賛本。であると同時に、なぜ日本人がその落合博満を評価できないのか、評価しないのか、という観点から日本人論を展開する文化人類学的なエッセイでもある。文章がちょっとこなれていないという点は今ひとつではあるが書かれている内容は興味深いし、何より落合博満の傑物ぶりが、個人的な経験を踏まえてよく論じられていると思われる。「日本人が幼稚である」から落合博満が好きになれない、という考えはちょっと乱暴というか短絡的に過ぎるかなとは思われるが、「落合を評価できない」というのは、日本人という集団を考えるうえでの一つの切り口になることだけは確かである。
本書が出た後、中日新聞は落合監督を解任した。落合監督は本書が指摘するまでもなく、戦後、最も優れたプロ野球監督であったことは異論を待たない。その監督を評価できなかった中日新聞という組織は、まさにテリー伊藤が指摘する「幼稚な日本人」の典型である。本書が出された後、落合監督を中日新聞が解任したという事実を踏まえて本書を読むと、確かにテリー伊藤が提起した日本人の問題をよりしっかりと考えなくては、日本人は駄目になってしまうかなと思わさせられる。一日も早く、またユニフォームに袖を通した落合博満を見たくなる気持ちにさせる本である。
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なぜ日本人は落合博満が嫌いか? (角川oneテーマ21) Kindle版
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選手としても監督としても実績は抜群なのに、落合博満への評価は低すぎるのではないか。落合流の超合理主義こそ、今日本人が参考にすべきリーダー像ではないか。無類の野球好きのテリー伊藤が鋭く突っ込む。
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2013/10/10
- ファイルサイズ1386 KB
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
数々の「落合伝説」には、理由があった。落合の超合理主義を受容できないお子様国家・ニッポン。落合こそ混迷日本を救う新時代リーダーだ。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
テリー伊藤
1949年12月27日生まれ、東京都中央区築地出身。「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」「ねるとん紅鯨団」「浅草橋ヤング洋品店」などの企画・総合演出を担当し、注目を集める。現在は演出業のほか、プロデューサー、タレントとしてマルチに活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
1949年12月27日生まれ、東京都中央区築地出身。「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」「ねるとん紅鯨団」「浅草橋ヤング洋品店」などの企画・総合演出を担当し、注目を集める。現在は演出業のほか、プロデューサー、タレントとしてマルチに活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者について
てりー・いとう 1949年生まれ。東京出身。日本大学卒。IVSテレビを経て独立。テレビ番組やCMの演出、タレント活動、作家活動などマルチに活躍 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B00FMIZGRC
- 出版社 : KADOKAWA (2013/10/10)
- 発売日 : 2013/10/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1386 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 16ページ
- ページ番号ソース ISBN : 4047102431
- Amazon 売れ筋ランキング: - 10,996位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- カスタマーレビュー:
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2013年1月26日に日本でレビュー済み
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8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年8月23日に日本でレビュー済み
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落合氏がキライな方(本書でももちろん触れている人々)は手にも取らないはずなので、テリー氏の思いも伝わらないなぁ。残念だなぁと思いながら読み終えました。
正直落合信者です。彼の崇高かつシンプルな思想は理解を越えています。が、それを求め、崇拝する人だけで落合氏は語り継がれると思います。そしてそれで良いです。
テリー氏も私からすると似たような逸材と思いますが。
マイケルはともかく死なねば評価されないのは画家等も同じで寂しいですよね。
正直落合信者です。彼の崇高かつシンプルな思想は理解を越えています。が、それを求め、崇拝する人だけで落合氏は語り継がれると思います。そしてそれで良いです。
テリー氏も私からすると似たような逸材と思いますが。
マイケルはともかく死なねば評価されないのは画家等も同じで寂しいですよね。
2013年3月3日に日本でレビュー済み
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本書は、冒頭にインパクトの強い見出しをつけて、落合氏を認めようとしない日本人の幼さを嘆き、
落合氏のような人こそが今の日本に必要なリーダー像である、ことを主張している。
読後、私は興味があったので、理想の上司のランキング(新入社員対象)を調べてみた。
野球界では、2012年は野村克也、原辰徳、星野仙一、イチローの名があり、
既に監督を辞めていた落合の名はなかった。
さすがに監督時代の2004-2011年の過去のランキングにはその名が有るだろう、と思ったが
そこには、上記の4氏のほかに古田敦也らの名があった位で、落合の「オ」の字もないではないか!
私は思わず背筋が寒くなった。
今の若い人の大半は、落合氏の監督時代は勿論、現役時代の実績だって知っているだろうのに、
まさか古田氏より評価が低い、とは思ってもみなかった。
仕事のミスで嫌味をグチグチ言われたり、下手すると鉄拳さえ飛んで来そうな上司のもとで
ビクビクしながら働きたいのだろうか? それともカッコいい兄貴のような人と友達感覚で過ごしたいのか?
「お前、この仕事任せるからやってみな、責任は全部オレが取るから」と言ってもらい、
後に公正な評価をしてもらえる上司の下で働きたくないのだろうか・・・。
テリー氏は、活力を失った日本の経済を憂い、また真のリーダーが不在のままである日本の未来を案じ、
類稀なリーダーとしての資質をもつ落合氏に、いまこそ注目し、学ぶべきだ、と言っているのだ。
大の巨人(長嶋)ファンのテリー氏も、このまま落合氏の存在を黙って見過ごすわけにはいかなかったのだろう。
テリー氏には是非、落合企画の番組をプロデュースしてもらいたいものだ。
監督を辞めて未だ日が浅い今がチャンスだ。
本書に書かれている通り、悲しいことに、大事な人は失った後に初めて、その人の存在意義や功績に気づく。
落合氏のように、選手として且つ監督として、これほどの実績を残した人は、他に川上哲治氏しかいないのである
(野村氏も立派だが、監督として4年連続Bクラスの過去がある)。
見本となるリーダーは、いま私たちの目の前に確かに存在している。
なお落合氏の現役の頃の姿を知る為に、愛甲氏の「球界の野良犬」、監督時代は森氏の「参謀」を読むことを勧める。
きっとマスコミが喧伝してきた氏への悪評や誤解が解けるだろうし、テリー氏がこの本で言わんとすることがよくわかるはず。
そして、いつの日か、落合氏には監督として復帰して、また真のプロフェッショナリズムを見せて欲しい。
監督時代の8年間は、常に優勝争いを演じてもらい、とてもエキサイティングで楽しかった。
落合氏のような人こそが今の日本に必要なリーダー像である、ことを主張している。
読後、私は興味があったので、理想の上司のランキング(新入社員対象)を調べてみた。
野球界では、2012年は野村克也、原辰徳、星野仙一、イチローの名があり、
既に監督を辞めていた落合の名はなかった。
さすがに監督時代の2004-2011年の過去のランキングにはその名が有るだろう、と思ったが
そこには、上記の4氏のほかに古田敦也らの名があった位で、落合の「オ」の字もないではないか!
私は思わず背筋が寒くなった。
今の若い人の大半は、落合氏の監督時代は勿論、現役時代の実績だって知っているだろうのに、
まさか古田氏より評価が低い、とは思ってもみなかった。
仕事のミスで嫌味をグチグチ言われたり、下手すると鉄拳さえ飛んで来そうな上司のもとで
ビクビクしながら働きたいのだろうか? それともカッコいい兄貴のような人と友達感覚で過ごしたいのか?
「お前、この仕事任せるからやってみな、責任は全部オレが取るから」と言ってもらい、
後に公正な評価をしてもらえる上司の下で働きたくないのだろうか・・・。
テリー氏は、活力を失った日本の経済を憂い、また真のリーダーが不在のままである日本の未来を案じ、
類稀なリーダーとしての資質をもつ落合氏に、いまこそ注目し、学ぶべきだ、と言っているのだ。
大の巨人(長嶋)ファンのテリー氏も、このまま落合氏の存在を黙って見過ごすわけにはいかなかったのだろう。
テリー氏には是非、落合企画の番組をプロデュースしてもらいたいものだ。
監督を辞めて未だ日が浅い今がチャンスだ。
本書に書かれている通り、悲しいことに、大事な人は失った後に初めて、その人の存在意義や功績に気づく。
落合氏のように、選手として且つ監督として、これほどの実績を残した人は、他に川上哲治氏しかいないのである
(野村氏も立派だが、監督として4年連続Bクラスの過去がある)。
見本となるリーダーは、いま私たちの目の前に確かに存在している。
なお落合氏の現役の頃の姿を知る為に、愛甲氏の「球界の野良犬」、監督時代は森氏の「参謀」を読むことを勧める。
きっとマスコミが喧伝してきた氏への悪評や誤解が解けるだろうし、テリー氏がこの本で言わんとすることがよくわかるはず。
そして、いつの日か、落合氏には監督として復帰して、また真のプロフェッショナリズムを見せて欲しい。
監督時代の8年間は、常に優勝争いを演じてもらい、とてもエキサイティングで楽しかった。
VINEメンバー
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著者であるテリー伊藤さんは、奇抜な題材や挑戦的な表題を用い、読者に挑みかけてくる。強烈な記憶としては、北朝鮮を題材にした数作品がある。著者は、あえて挑戦的にすることで、我々日本人に、「何か」を訴えかける。本書は落合博満氏の礼賛本であるが、同時に、なぜ落合博満氏を高く評価しないのかという疑問を、我々につきつける。本書で最も印象的な内容は、中日の監督に就任した初年度に、選手の補充をしないまま日本一を宣言し、それを実行してしまうというエピソードだ。これは巨人軍へのアンチテーゼであり、勝ちが全てであるプロ野球の世界では異端だが、選手達にとっては、毎日が真剣勝負でかつ、充実した日々であったと推測する。ひるがえって日本再生に強引に当てはめると、日本は、現時点での戦力を冷静に判断し、足りない事に不満を言わず、頭を使い、戦略的に勝って行く必要があると感じた。テリー伊藤さんの意図することとずれるかもしれないが、「大量消費、浪費の文化のおかげで、ぬるくてルーズな人間ばかりになってしまった」(本書より抜粋)コメントにも、日本人同胞に対する思いが込められていると思う。
本書は、落合博満氏が中日を退団した直後に出版されたが、嵐が去った今だからこそ、落合博満氏の行った事を、再評価する為の判断材料として、大きな価値を持っていると思う。
本書は、落合博満氏が中日を退団した直後に出版されたが、嵐が去った今だからこそ、落合博満氏の行った事を、再評価する為の判断材料として、大きな価値を持っていると思う。






