久々の著作だと思いますが、豊富なデータに基づく分析をしています。
データの収集・蓄積には相当なものがあることを窺わせますが、データの羅列の感が拭えない。
今後は、この種の本を書くことは無いのかな?
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なぜ国家は壊れるのか 単行本 – 2012/8/9
ビル・エモット
(著)
21世紀の「国家の盛衰」を占うモデルに、『エコノミスト』前編集長のビル・エモット氏が選んだのはイタリアだった!
ユーロ加盟に伴い財政赤字比率を3%にまで減らしたが、少子高齢化と社会保障費の膨張、公務員天国という体質が復活。経済破綻の懸念が出ているユーロ圏第3位の経済大国。
「変革を拒まれる病」にもがき苦しみながらも、モンティ首相の強い意欲で新たな活力を見出そうと奮闘している成熟国でもある。その姿は日本を思い起こさせる。
2012年5月にイギリスで発売された英語版を翻訳し、緊急発刊した本書では、日本人向けの書き下ろし「特別章」がつけられ、本文中でも随所にイタリアと日本の対比が挿入され、衰退のメカニズムを分析している。
一方、活気を取り戻したビジネス都市・トリノを徹底レポート。経済ダイナミズム復活の7条件を見出しており、日本経済復活へのヒントに溢れる力作!
ユーロ加盟に伴い財政赤字比率を3%にまで減らしたが、少子高齢化と社会保障費の膨張、公務員天国という体質が復活。経済破綻の懸念が出ているユーロ圏第3位の経済大国。
「変革を拒まれる病」にもがき苦しみながらも、モンティ首相の強い意欲で新たな活力を見出そうと奮闘している成熟国でもある。その姿は日本を思い起こさせる。
2012年5月にイギリスで発売された英語版を翻訳し、緊急発刊した本書では、日本人向けの書き下ろし「特別章」がつけられ、本文中でも随所にイタリアと日本の対比が挿入され、衰退のメカニズムを分析している。
一方、活気を取り戻したビジネス都市・トリノを徹底レポート。経済ダイナミズム復活の7条件を見出しており、日本経済復活へのヒントに溢れる力作!
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2012/8/9
- ISBN-104569806708
- ISBN-13978-4569806709
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「変革を拒む病」に冒される先進国→日本、イタリア…経済ダイナミズム復活の方法論を、『エコノミスト』前編集長が洞察。活気を取り戻したビジネス都市・トリノに学ぶ、「復興への7条件」とは。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
エモット,ビル
1956年ロンドン生まれ。オックスフォード大学で政治学、哲学、経済学の優等学位を取得。英国『エコノミスト』誌ブリュッセル支局員を経て、1983~86年、東京支局長として日本に滞在。その後、ビジネス部門編集長となり、1993~2006年、同誌編集長を務める
烏賀陽/正弘
京都大学法学部卒業。東レ(株)に入社後、国際ビジネスに従事し、訪問した国は100カ国にのぼる。海外より帰任後、同社マーケティング開発室長などを経て独立。現在、国際ビジネス・コーディネーター、著述家、翻訳家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1956年ロンドン生まれ。オックスフォード大学で政治学、哲学、経済学の優等学位を取得。英国『エコノミスト』誌ブリュッセル支局員を経て、1983~86年、東京支局長として日本に滞在。その後、ビジネス部門編集長となり、1993~2006年、同誌編集長を務める
烏賀陽/正弘
京都大学法学部卒業。東レ(株)に入社後、国際ビジネスに従事し、訪問した国は100カ国にのぼる。海外より帰任後、同社マーケティング開発室長などを経て独立。現在、国際ビジネス・コーディネーター、著述家、翻訳家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2012/8/9)
- 発売日 : 2012/8/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 296ページ
- ISBN-10 : 4569806708
- ISBN-13 : 978-4569806709
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,341,680位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 2,191位日本論
- - 52,579位社会学概論
- - 131,864位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2012年11月8日に日本でレビュー済み
期待して読み始めたが、30ページほどで論旨の通らない文章が多いことに疑問を持ち、原著を入手して同時に読んでみると、酷い誤訳だらけであることが分かった。
例えば以下の部分。
(P36)「二〇〇八年の金融危機が自己賞賛につながったのは、イタリア人が嫌悪する外国の経済モデルの脆弱性と無謀さが露見したため、イタリア経済が比較的良く見えたからだ。それは、イタリアがサービス業、特に金融サービスに重きを置いたことと、家計貯蓄の増加に伴い消費が不自然に拡大したこと、そして経済を自由化して規制緩和を行い、企業にリスク負担させたからである。」
(原著P6“The self-congratulation(中略)risk-taking.”の評者訳)「二〇〇八年の金融危機が自己賞賛につながったのは、イタリア人が嫌悪する外国の経済モデルの脆弱性と無謀さが露見したため、イタリア経済が比較的良く見えたからだ。イタリア人が嫌悪する経済とは、サービス業、特に金融に大きな役割を与え、家計負債を急増させながらも消費を人工的に押し上げ、規制緩和を大きく進めてリスクテークのための障害を取り除くものだった。」
なぜか「イタリア人が嫌悪する経済モデル」をイタリアが行ったことになっている。また” household debts”をどうしたら「家計貯蓄」と訳せるのか。
更に直後のページでも。
(P38)「その後、二〇一一年一一月一二日に辞職するまでに、五つの異なった予算措置を講じたが、すべてが実行されていない。」
(原著P7”By the time(中略)implemented.”の評者訳) 「その後、二〇一一年一一月一二日に辞職するまでに、五つの予算措置を講じたが、一部しか実行されていない。」
“Not all”を「すべてが実行されていない」と訳すのは高校生レベルの間違いではないか。
また原著のレトリックを理解せず直訳した部分も多々見られる。速読した限りでは後半部分はマシな訳文になっている印象だが、原書を読むべきだろう。こんなレベルの書籍を出版する訳者と出版社には大きな疑問を持つ。
例えば以下の部分。
(P36)「二〇〇八年の金融危機が自己賞賛につながったのは、イタリア人が嫌悪する外国の経済モデルの脆弱性と無謀さが露見したため、イタリア経済が比較的良く見えたからだ。それは、イタリアがサービス業、特に金融サービスに重きを置いたことと、家計貯蓄の増加に伴い消費が不自然に拡大したこと、そして経済を自由化して規制緩和を行い、企業にリスク負担させたからである。」
(原著P6“The self-congratulation(中略)risk-taking.”の評者訳)「二〇〇八年の金融危機が自己賞賛につながったのは、イタリア人が嫌悪する外国の経済モデルの脆弱性と無謀さが露見したため、イタリア経済が比較的良く見えたからだ。イタリア人が嫌悪する経済とは、サービス業、特に金融に大きな役割を与え、家計負債を急増させながらも消費を人工的に押し上げ、規制緩和を大きく進めてリスクテークのための障害を取り除くものだった。」
なぜか「イタリア人が嫌悪する経済モデル」をイタリアが行ったことになっている。また” household debts”をどうしたら「家計貯蓄」と訳せるのか。
更に直後のページでも。
(P38)「その後、二〇一一年一一月一二日に辞職するまでに、五つの異なった予算措置を講じたが、すべてが実行されていない。」
(原著P7”By the time(中略)implemented.”の評者訳) 「その後、二〇一一年一一月一二日に辞職するまでに、五つの予算措置を講じたが、一部しか実行されていない。」
“Not all”を「すべてが実行されていない」と訳すのは高校生レベルの間違いではないか。
また原著のレトリックを理解せず直訳した部分も多々見られる。速読した限りでは後半部分はマシな訳文になっている印象だが、原書を読むべきだろう。こんなレベルの書籍を出版する訳者と出版社には大きな疑問を持つ。
2012年9月24日に日本でレビュー済み
『なぜ国家は壊れるのか イタリアから見た日本の未来』という大袈裟な邦題に惹かれて本書を手に取ったが、内容は少々期待外れであった。他のレビュアーも指摘している通り、原題の逐語訳は『良いイタリアと悪いイタリア なぜイタリアは未来に立ち向かうのにそのデーモンを征服しないのか』である。確かに「プロローグ」にはイタリアと日本とを比較し、著者のいう「グッド・イタリア」と「バッド・イタリア」の事例を挙げて衰退に抵抗し、再生に努力するイタリアを見習って欲しいとの趣旨が語られているが。
また、本書の表紙のコピーにある「ユーロ危機の根本的な原因とは何か」は本書を読んでも回答は得られそうもない。
本書を読んで心に残ったことが2点ある。
一つはイタリアが国家統一されたのが1861年(去年は150周年であった)、明治維新のわずか7年前のことである。本書ではトリノで初代首相となったカヴールのことが語られる。カヴールは派手なガリバルディの陰で霞んでしまったが。
もう一つは、巻末近くに記された「大切なのは国家的アイデンティティ」という指摘である。これには深く賛同する。
また、本書の表紙のコピーにある「ユーロ危機の根本的な原因とは何か」は本書を読んでも回答は得られそうもない。
本書を読んで心に残ったことが2点ある。
一つはイタリアが国家統一されたのが1861年(去年は150周年であった)、明治維新のわずか7年前のことである。本書ではトリノで初代首相となったカヴールのことが語られる。カヴールは派手なガリバルディの陰で霞んでしまったが。
もう一つは、巻末近くに記された「大切なのは国家的アイデンティティ」という指摘である。これには深く賛同する。
2012年10月17日に日本でレビュー済み
ロンドンエコノミストの東京支局長としてバブル真っ只中の1980年半ばの日本を体験した著者。日本を題材にした著書も多いが今回は
正にイタリア直視である。日本版タイトル「なぜ国家は壊れるのか」よりも原題「グッドイタリア、バッドイタリア」を直接使用するべ
きだと思う。戦後日本と並んで製造業で急成長を遂げたこの国が、PIGSの一員などと言われて現在の欧州経済の足手まといとなってしま
ったのは何故だろう。長らく勤めたエコノミストの編集長を退任してこの謎を解き明かすため著者が取り組んだ結果が本書である。イタ
リアは一つではない、イタリアなどサッカー以外では一つには纏まらないとイタリア人は言う。たしかに北の進取の気性に富んだ連中は
南部ドイツ人みたいだし、シシリーに近い南部貧困地帯は一部の強欲な連中がマフィアと絡んで進歩を拒んでいる、と言われていた時期
もあった。しかし良く見てみると今や地域がイタリア人を分け隔てているのではない、マフィアはどこにでもいる、悪徳政治家も悪徳聖
職者もどこにでもいる、あらゆる地域で地下経済が営まれている。しかしあらゆる所で企業家精神に富んで、世界に冠たるイタリアブラ
ンドを鳴らしている連中もいるし、協同精神を発揮して地域の活性化に成功した連中もいるではないか。要はグッドイタリアとバッドイ
タリアがせめぎあって、その過程がいまの状況なのだ。バッドよりもグッドの要素ははるかに多いことを丹念に紹介して、著者はイタリ
アはきっと良くなるよ、とエールを送る。しかしバッドの代表たる労働法、司法制度、選挙制度など改善には時間がかかる。ベルルスコ
ーニから替わったモンティ首相の専門化家集団をもってしても、国民に共通した国家目的を持たせ現在の危機から離脱するには5年から
10年の歳月を要するだろう。自信喪失ぎみの日本に対してもぜひ外から「グッドジャパン、バッドジャパン」を論じて欲しいものだ。
正にイタリア直視である。日本版タイトル「なぜ国家は壊れるのか」よりも原題「グッドイタリア、バッドイタリア」を直接使用するべ
きだと思う。戦後日本と並んで製造業で急成長を遂げたこの国が、PIGSの一員などと言われて現在の欧州経済の足手まといとなってしま
ったのは何故だろう。長らく勤めたエコノミストの編集長を退任してこの謎を解き明かすため著者が取り組んだ結果が本書である。イタ
リアは一つではない、イタリアなどサッカー以外では一つには纏まらないとイタリア人は言う。たしかに北の進取の気性に富んだ連中は
南部ドイツ人みたいだし、シシリーに近い南部貧困地帯は一部の強欲な連中がマフィアと絡んで進歩を拒んでいる、と言われていた時期
もあった。しかし良く見てみると今や地域がイタリア人を分け隔てているのではない、マフィアはどこにでもいる、悪徳政治家も悪徳聖
職者もどこにでもいる、あらゆる地域で地下経済が営まれている。しかしあらゆる所で企業家精神に富んで、世界に冠たるイタリアブラ
ンドを鳴らしている連中もいるし、協同精神を発揮して地域の活性化に成功した連中もいるではないか。要はグッドイタリアとバッドイ
タリアがせめぎあって、その過程がいまの状況なのだ。バッドよりもグッドの要素ははるかに多いことを丹念に紹介して、著者はイタリ
アはきっと良くなるよ、とエールを送る。しかしバッドの代表たる労働法、司法制度、選挙制度など改善には時間がかかる。ベルルスコ
ーニから替わったモンティ首相の専門化家集団をもってしても、国民に共通した国家目的を持たせ現在の危機から離脱するには5年から
10年の歳月を要するだろう。自信喪失ぎみの日本に対してもぜひ外から「グッドジャパン、バッドジャパン」を論じて欲しいものだ。
2012年9月17日に日本でレビュー済み
イタリアと日本に類似点があり、日本の進むべき道を考える上でイタリアが参考になるというのはその通りだと思った。今の日本だけを見ていても、ここを伸ばしていけば良いというような方向性を見出すのは難しいが、イタリアの現代史や南北格差を見ることで、論点が浮かび上がる。例えば、著作の中のバッド・イタリアの話を読むと、現状の日本はここまでひどくないので「良かった」と感じる。「現状の日本は良い」と感じさせてくれる話は貴重だろう。全体を通した主張は、経済的な向上のためには「努力が奨励されるような社会の仕組み」が重要で、それには「既得権を持った勢力にすり寄らない政治」が必要ということのようだ。進むべき方向として賛成である。
なお、日本語版のタイトルは「なぜ、国家は壊れるのか」であるが、著作の内容/原題とズレが大きい。(壊れるという話ではない) 本を手に取ってもらうためにインパクトある表現にしたのだろうが、もう少し適切な題がなかったのだろうか。
なお、日本語版のタイトルは「なぜ、国家は壊れるのか」であるが、著作の内容/原題とズレが大きい。(壊れるという話ではない) 本を手に取ってもらうためにインパクトある表現にしたのだろうが、もう少し適切な題がなかったのだろうか。
2013年2月28日に日本でレビュー済み
他のレビュアーさんも書いているとおり、本の題名が大げさすぎる。とても題名の壮大さまで至らない。著者は素晴らしいものを書いているのかもしれないが、訳文がひどい。直訳すぎて、表現も読んでいて人をいい気分にするものではない。目次を見た限りとても興味深い本だと思ったが、期待はずれである。イタリアから学ぶことは多いと思うが、無理やりな部分も多い。大学院でこれを論文として発表したら先生やドクターに激しく叩かれたことと思う。書かれてから半年経つので時間を割いてまで読む価値はないと思う。