ドイツがどうして脱原発を決めたのかを解説した本。
何度読んでも、ドイツ国民の感情的、本能的なファクターが大きいとしか理解できなかった。
メルケルは、この点で選挙民の感情に大きく訴えかけたということなのだろう。
だから、ドイツの選択は、非常に人間的な選択だといえる。
あるべき神の似姿としての人間ではなく、動物的、本能的、恐怖におののく存在としての。
逆に言えば、感情に流されることができるほど現在のドイツは満ち足りているということだろう。
エネルギー安全保障は、外部(フランス、ロシアなど)で充足することができ、
ロシアも安全保障上大きな問題はない。
あたかも1980年代の日本を思い出す。
著者としてはドイツの判断を肯定的に描いているが、逆に私はドイツの選択が正しいとは到底思えなくなってしまった一冊。
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