誰でも仕事上でトラブルに遭い、その対応に追われ、「このトラブルさえなければ、本来業務がもっと進んだのに・・」と思った経験があると思う。筆者もそうした経験が豊富(?)にあったため、どうしたら「未然防止」ができるか勉強し、突き詰めて考えた結果をまとめた本である。「未然防止」の論理的な方法が平易に書かれていて、この分野に疎い人でも分かりやすいと思う。
しかし、理解することと実践することには大きなギャップがある。喉元過ぎれば何とやらで、トラブル処理が終わったら通常業務に追われてしまうのが一般的ではないだろうか。重要性を理解すれば、「未然防止」は実践されるのであろうか。
この本に書かれている「未然防止」の方法を理解することは始めの一歩であるが、残念ながら、具体的な実践事例についての記述は多くない。個人の行動で「未然防止」できるトラブルなら、その人の意識を高めることで実践できるかもしれないが、本当に「未然防止」したい重大なトラブルは概して組織としての対応が不可欠であり、実効ある組織的な対応の経験についての解説がもっと欲しかった。
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