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どもる体 (シリーズ ケアをひらく) 単行本 – 2018/5/28

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新品 中古品
単行本, 2018/5/28
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商品の説明

内容紹介

しゃべれるほうが、変。

何かしゃべろうとすると最初の言葉を繰り返してしまう(=「連発」という名のバグ)。
それを避けようとすると言葉自体が出なくなる(=「難発」という名のフリーズ)。

吃音とは、言葉が肉体に拒否されている状態です。
しかし、なぜ歌っているときにはどもらないのか?
なぜ独り言だとどもらないのか?

本書は、従来の医学的・心理的アプローチとはまったく違う視点から、
吃音という「謎」に迫った画期的身体論です!

【本文より抜粋】
――
吃音について考えることは、たとえばマリリン・モンローが、
あるいはルイス・キャロルが、あるいは田中角栄がどんなふうにしてしゃべっていたのか、
それを仮説的に追体験することでもあるわけです。
彼らは、私たちとは少し違う仕方で、言葉が体から出てきていた。
それはいったいどんな仕方なのか。
――
吃音は、「言葉がどもっているかどうか」では、なかなか片付かない障害なのです。
あくまで「体がどもっているか」に焦点を当てたい。
本書のタイトルが「どもる体」なのはそのためです。
本書は、身体論としての吃音論です。
――
意識的な介入さえも飲み込んで生成していく体と付き合うこと。
どもる体を持つとは、このもどかしさ、ままならなさに絶えず引き戻されることを意味します。
コントロールを旨とする社会のなかでは、このもどかしさ、ままならなさはたしかに具合が悪い。
でもそもそも私たちの体とは、
そのような全貌を知ることのできない生成によってつくり出されています。
――
本書は、あくまで「どもる」という経験にこだわり続けます。
それを症状ではなく経験としてとらえ、その意味を見出したい。
どもるとき、当事者のなかではいったい何が起こっているのか。
それはどのような出来事であり、当事者はそれとどのように付き合っているのか。
そこには、人間がこの「自分のもののようで自分のものではない」体を抱えて生きることの
本質があるように思えるからです。

出版社からのコメント

【目次】

序章 身体論としての「どもる」

コントロールを外れた体
モンローもキャロルも角栄も
「どもる言葉」でなく「どもる体」
治るのか治らないのか
「うまくいかない」は二元論、他

第1章 あなたはなぜしゃべれるのか

「しんぶん」ってどう読む?
「ん」は準備している
マニュアル制御からオートマ制御に
発声器官のモーフィング
「かんだ(神田)さん」と「かただ(堅田)さん」
なぜ一語だとどもらないか
初音ミクはこうして吃音を克服した! 他

第2章 連発――タガが外れた体

tの三〇連打!
言葉の代わりに体が伝わってしまう
どもる自分に笑ってしまう
一か八かの「挑戦」
他人事感覚
「次、言えるかな」の手さぐり感、他

第3章 難発――緊張する体

連発から難発へのメカニズム
対処法としての症状
バグを避けようとしてフリーズする
連発は乖離、難発は拒絶
扉の鍵がない!
吃音スイッチ
逃れようのない期待の前で
なぜ独り言だとどもらないのか、他

第4章 言い換え――体を裏切る工夫

三単語先にあいつが来る
なかば自動の言い換え
類語辞典系と国語辞典系の言い換え
自分の名前でモジモジ
音読は奴隷の仕事!
ドッグトレーナーと犬
言い換え自体に意味がある、他

第5章 ノる――なぜ歌うときはどもらないのか

衝撃のバリバラ、ラストシーン
「刻む」には「待ち」が必要
リズムとは「新しくなく」すること
不確実性減少装置としてのリズム
運動の部分的アウトソーシング
韻を踏むたび外に連れ出される
「波づくり」の作業
別人のような音読
パターンの使用としての演技
「ノる」とは「降りる」こと
自己から「匿名態」への移行、他

第6章 乗っ取られる――工夫の逆襲

なぜ実生活では使えないのか
いつの間にか自分が犬になっている
「うまくいく方法」が「私」を乗っ取る
二重スパイ
乗っ取りからの決別
どもれるようになるまで、他

第7章 ゆらぎのある私

「生理的エラー」と「工夫の誤作動」
工夫→乗っ取り→自動化
言い換え警戒派と言い換え共存派
思考はしゃべると同時にわくものだ
運動が運動を生み出す次元
体との関係が変質するプロセス
吃音という謎とともに生きる、他

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出版社より

ろご

「科学性」「専門性」「主体性」といったことばだけでは語りきれない地点から≪ケア≫の世界を探ります

居る 在宅 異なり どもる 中動態
居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書 在宅無限大: 訪問看護師がみた生と死 異なり記念日 どもる体 中動態の世界 意志と責任の考古学
著者 東畑 開人 村上 靖彦 齋藤 陽道 伊藤 亜紗 國分 功一郎
内容紹介 「ただ居るだけ」と「それでいいのか?」をめぐる 感動のスペクタクル学術書! 京大出の心理学ハカセは悪戦苦闘の職探しの末、ようやく沖縄の精神科デイケア施設に職を得た。 しかし、「セラピーをするんだ!」と勇躍飛び込んだそこは、あらゆる価値が反転するふしぎの国だった――。 ケアとセラピーの価値について究極まで考え抜かれた本書は、同時に、人生の一時期を共に生きたメンバーさんやスタッフたちとの熱き友情物語でもあります。 一言でいえば、涙あり笑いあり出血(!)ありの、大感動スペクタクル学術書! 「普通に死ぬ」を再発明する。 病院によって大きく変えられた「死」は、いま再びその姿を変えている。 現在の在宅死は、かつてあった看取りの文化を復活させたものではない。 先端医療が組み込まれた「家」という未曾有の環境のなかで、訪問看護師たちが地道に「再発明」したものである。 著者は並外れた知的肺活量で、訪問看護師の語りを生け捕りにし、看護が本来持っているポテンシャルを言語化する。 「看護がここにある」と確かに思える一冊。 著者の齋藤陽道さんもパートナーの麻奈美さんも、耳の聞こえない写真家です。 陽道さんの第一言語は日本語。麻奈美さんは日本手話。言葉が違えば見ている世界も違います。 ふたりの間に生まれた樹(いつき)さんは、どうやら聞こえるらしい。聴者です。からだが違えば見ている世界も違います。 そんな「異なる」3人が、毎日をどんな風に過ごしているのか。本書は、ケアが発生する現場からの感動的な実況報告です。 しゃべれるほうが、変。 何かしゃべろうとすると最初の言葉を繰り返してしまう(=「連発」という名のバグ)。 それを避けようとすると言葉自体が出なくなる(=「難発」という名のフリーズ)。 吃音とは、言葉が肉体に拒否されている状態です。 しかし、なぜ歌っているときにはどもらないのか? なぜ独り言だとどもらないのか? 本書は、従来の医学的・心理的アプローチとはまったく違う視点から、 吃音という「謎」に迫った画期的身体論です! 自傷患者は言った「切ったのか、切らされたのかわからない。気づいたら切れていた」。依存症当事者はため息をついた「世間の人とは喋っている言葉が違うのよね」 ――当事者の切実な思いはなぜうまく語れないのか? 語る言葉がないのか? それ以前に、私たちの思考を条件付けている「文法」の問題なのか? 若き哲学者による《する》と《される》の外側の世界への旅はこうして始まった。ケア論に新たな地平を切り開く画期的論考。

登録情報

  • 単行本: 255ページ
  • 出版社: 医学書院 (2018/5/28)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 426003636X
  • ISBN-13: 978-4260036368
  • 発売日: 2018/5/28
  • 梱包サイズ: 20.8 x 15 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7 15件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

5つ星のうち3.7
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15件のカスタマーレビュー

2018年6月1日
Amazonで購入
38人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年10月30日
Amazonで購入
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年6月18日
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30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年8月18日
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16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年8月23日
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2018年11月23日
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2019年1月31日
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2018年9月6日
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