内容紹介
明るい狂気、暗い悟り、見えない怒り、満たされる滑稽と残忍と軽さ、涙の出そうな穏やかさと裏切り。数少ない本物の鬼才(日本人で)、藤本敦夫の最新作は、とうとうここまで来た、長い物語の途上、カエターノよりも遥かにジョアンを引き継ぐブラジリア化する浜田山、孤高の最高傑作。
菊地成孔
前から「なんだかわからないけどすごい人だ!」と思っていたけど、これを聴いたら、ますますそう思った。歌詞も曲もはかりしれなく妙に深く、どんどん抜け出せなくなってきた。ますます藤本さんのファンになりました。
よしもとばなな
可笑しく、悲しく、やさしく、過激で、笑いながら泣いてしまう、どこにもない不思議な日本語のボサノヴァから前衛器楽まで、その本領を余すところなく発揮している。その唯一無二の世界は、魂の奥に響いてくる真のリアル、「どこにもないランド」なのである。
橋本一子
寡作にして鬼才、菊地成孔も絶賛する天才ミュージシャン、藤本敦夫本当に待望のソロ・アルバム遂に完成!
ジェントリーな歌声とブラジリアン・サウンドが心地よい、「ぶっとんだ!」、シャッフル・ビートが粋な「Don't Set Me Free」等ボサノヴァ、サイケデリア、ビートルズ、ポリリズムまで内包した美しくて鋭い歓びと悲しみの世界。先日DOMMUNEで菊池成孔が「ぶっとんだ!」を紹介、Twitterでも賞賛の嵐が飛び交う、この春の話題一番作です。
アーティストについて
Atsuo Fujimoto - 藤本敦夫
藤本 敦夫(ふじもと あつお、1954年6月神奈川県鎌倉市生 ):YMO初の国内ツアーにゲスト参加後、橋本一子とコラボした伝説のテクノ・ジャズ・ユニット[Colored Music](1981)でメジャーデビュー。近年バレアリック系サウンドのルーツとして、JAZZANOVA選曲のコンピに収録、天才的なセンスが世界的に注目された。リーダー活動の他、菊地成孔、谷山浩子、山下洋輔、渡辺香津美、小川美潮、Phew他多数とのコラボ、テレビ、映画の作曲やプロデュース、アレンジ、セッションなど、作詞作曲編曲、歌や、あらゆる楽器を駆使するマルチプレイヤーとして活躍。2005年、橋本一子、井野信義と[Ub-X]を結成、1st、2ndとも渋谷タワーレコードで1位を獲得、ヴォーカリストとしても人気を博す。