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[阿部共実]のちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ もっと!)
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ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ もっと!) Kindle版

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紙の本の長さ: 219ページ

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商品の説明

内容紹介

「はぁ私たちはなんだか私たちって」いつも何かが欲しくって。中2女子・ちーちゃんとナツの日々日常。「空が灰色だから」の阿部共実、初の長編新作。

登録情報

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 58112 KB
  • 出版社: 秋田書店 (2014/5/8)
  • 販売: Amazon Services International, Inc.
  • 言語: 日本語
  • ASIN: B00JR0Q16Q
  • X-Ray:
  • Word Wise: 有効にされていません
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2 135件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

投稿者 いるいるす 投稿日 2014/5/22
形式: コミック
好き嫌いは確実にあると思うが、ちょっとびっくりするくらいの傑作だ。

心が痛く締め付けられるようで読むのは苦痛だが、なぜか何度も読み返し、読みこみたくなる魅力がある。
個人的に、石黒正数の『ネムルバカ』をはじめとする1巻完結まんがの名作に並ぶ出来栄え。

世の中の不公平感を「足りない」という漠然とした感情で表現しているのが秀逸。
中盤まではその「足りなさ」をナツの自己完結的なモノローグで表現されており、
ちーちゃんの「足りなさ」はいわばナツから見たレッテルでしかない。

しかし、ある事件をきっかけに、ちーちゃん自身の感情が爆発、
泣きながら「足りない 足りない」と叫ぶちーちゃんとその後に訪れる救い・ちーちゃんの成長は、
それだけを見れば非常に感動的だ。

だが、藤岡の言葉のように「足りなさ」を受け入れて大人になっていくであろう、ちょっと「足りない」ちーちゃんに対して、
その場に居合わせることすらできなかったナツは、タイミングをつかむ運が「足りない」、自分の感情を表に出す勇気が「足りない」、
ちょっと残酷なまでに色々なものが「足りない」。ラストシーンの笑顔の先に待っているのは暗雲の予感しかない。

読むたびにグルグル
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形式: コミック
ちーちゃんが表紙で抱くのは
「ナツからもらった」さるぼぼ。

最終話でちーちゃんが泣きだした理由は
「だって泣いてるからナツ」

ちーちゃんとの対比でナツの足りなさが際立つ。

「ちーたちいっつも足りない!いいやつだからいい事してあげたかった!」
足りなさを埋めたい自分の欲求を素直に叫んだチーに対し、
ナツの「欲求」は全編を通してモノローグとしてのみ語られる。

最終話で描かれるナツは、その言動、行動すべてが決定的に「足りない」。

最終話をハッピーエンドだと解釈するレビューがあるように
物理的な描写だけ見れば、徹底的に明るく、悲壮感は感じない。
だからこそなおさら「足りないナツの言葉」として最終話を読み進めたとき、
「足りていない人間」という現実を淡々と突きつけられているようで心を抉る。

彼女が流す涙は、彼女自身のためのものでしかないし、
彼女にとっては、恐らく絶対に、価値として図ってはいけない物すら、
交換可能な消耗品でしかない。

そしてナツの「私たち、ずっと友達だよね?」
「ちーちゃん ちーちゃん」のリフレイン。
ぞっとする。
...続きを読む ›
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形式: Kindle版
※少々ネタバレありです。

最初タイトルを見た時、ちーちゃんという子がちょっとアホな子だという意味でとらえていました。
確かにちーちゃんは自由奔放で変わった子ではあったのですが、しかし最後まで読んだら全然別の意味だと分かりました。

団地暮らしのちーちゃんと、友人のナツ。ナツのモノローグで「いつも私たちは足りない」という風に
全編通して語られています。
劣等感の強いナツは、勉強もできてお金持ちで彼氏もいる旭ちゃんや、
クラスメートに対しても常に自分と比べて自分を卑下しています。
そんなナツの中でちーちゃんだけは自分と同じ、あるいはそれ以下だと
(恐らく)とらえていて2人セットで「私たちは足りない」と表現しています。

しかしそんな2人が1つの事件をきっかけに決定的に変わっていきます。

ちーちゃんには何が悪いことかを考えることが少しだけ足りてなかった。
しかし素直に謝ることや、人の話を聞くこと、人を信じることはできた。
その後、お金を返すためにお金を貯めるという発言もあり、確実にちーちゃんは
全編を通して成長していた。

比べてナツは、見たくないものから逃げてしまったばかりに、
謝るチ
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形式: Kindle版 Amazonで購入
世界観の完成度が抜群
ゆえに ツラい
読後感がとにかく悪く、
気分的には☆1すら付けがたい

でも 話の完成度が☆5

ちょっとの明確な足らなさの陰で
どうやらとても足らない彼女の足らなさが
淡々と でも 確実に 色を濃くしていく

要所要所の「間」は 「息を呑む」ことはない
むしろ「息も呑めない」
おかげで最終的には真綿で首を絞められたような苦しさにまで追い詰められた

私は受け入れられないし、オススメもしない本だけれど
それでもこの本は☆5と評価せざるを得ない
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