カイシさんは今をときめくデザイン業界の大先輩のおひとり。
仕事や自分の立ち位置について漠然とモヤっていたことについて、
カイシさんのツイートがヒントになって前に進めたのをきっかけに、著書「たのしごとデザイン論」を購入した。
Amazonで予約してすぐ読んだ。手に取りやすく、そしてやさしい本だった。
どうやさしいかというと、「デザインのお兄さん」が、日々なやむデザイン従事者や学生に、
直面する業務や課題をどう捉えれば楽しく思考・遂行できるかを、そっと教えてくれるような、そんなやさしさ。
そう、本来は楽しく仕事がしたいのだ。
デザインにきらめくようなあこがれをもって職につくかたが多いのではないだろうか、と、この職業界隈について思う。
いつのまにか無茶や煩雑さに振り回されて、仕事を熱い心で見つめられなくなってくる。
そんなときに、そっと手を差し伸べてくれるような内容が50の方法論でまとめられている。
今、目の前にある仕事を「たのしごと」に変える視点の切り替え方が書いてある。
今まで迷いながらなんとなく折り合いをつけたり、こうすればうまくいきそうだと指針にしてきたことが、とてもわかりやすく書いてある。
「そうそう、それでいいんだよ」と(大先輩なのですが)お兄さんに言われているような気がしてくる。
続けることが大切、そんなの誰もがわかってる。でもどうしよう、この状況しんどいかも、と思うときに、
「見方を変えろ、どうせなら楽しめ、ほんで良いもん制作して自分を「うん、いい!」って思おうよ(超意訳)!」
と言ってくれるような本だ。
シチュエーションでいうと、仕事場の自動販売機前の休憩スペースでコーヒーをおごってもらいながら声かけされている感じだ。
昨日、梅田蔦屋書店にカイシさんがいらっしゃるというので行ってきた。
手帳に5ページメモってゼミを聞いていたが、気になった言葉は
「ストレスはコミュニケーションの非対称性に依る」「仕事は必ず誰かが介在する」「座組みを組んだ」
「cmyk×2=あまねちゃん(最短で)」「アーティストを因数分解」「星の扱い難しいよね」「春夏秋冬×点線面星×成長」
「カメラ位置図」「ちょっと餃子を研究していまして」「頑張れインデザイン!」「よかったよ!色が!」「約束を守る」
カイシトモヤさんのおかげで、今日も明日も楽しく頭と手が動きそうです。
本と出会い、貴重なゼミを拝聴でき光栄でした。ありがとうございました!
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