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[柴崎 友香]のその街の今は(新潮文庫)
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その街の今は(新潮文庫) Kindle版

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商品の説明

内容紹介

ここが昔どんなんやったか、知りたいねん――。28歳の歌ちゃんは、勤めていた会社が倒産し、カフェでバイトをしている。初めて参加したのに最低最悪だった合コンの帰り道、年下の良太郎と出くわした。二人は時々会って、大阪の古い写真を一緒に見たりするようになり――。過ぎ去った時間やささやかな日常を包みこみ、姿を変えていく大阪の街。今を生きる若者の日々を描く、温かな物語。

内容(「BOOK」データベースより)

わたし、昔の大阪の写真見るのが好きやねん。その、どきどきの中毒みたいな感じやねん―。過ぎ去った時間の上に再生し続ける街の姿に、ざわめく28歳の気持ちを重ねて描く。

登録情報

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 601 KB
  • 紙の本の長さ: 78 ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/5/1)
  • 販売: Amazon Services International, Inc.
  • 言語: 日本語
  • ASIN: B00TQF1CNE
  • X-Ray:
  • Word Wise: 有効にされていません
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9 14件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: Kindleストア 有料タイトル - 77,235位 (Kindleストア 有料タイトルの売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 単行本
 保坂和志が、この作者を、描写のできる若手としてベタ褒めだったので、読んでみたいな、と思っていた。書店で手に取って、一頁目を読み始めたら、もうこの小説が気になって、レジに持って行った。その書き出し。「ゆっくりと、だけど決して停まらずに進むタクシーがずいぶんと道路にはみ出した看板と自転車をどうしてひっかけてしまわないのか、感心して眺めていた。羊羹みたいに黒く光る車体には、さっきまでいた店の看板の白と青のライトが映って流れていった。なんの音が、というわけではないのに騒々しくて、夜の心斎橋の感じだと思った。エアコンで冷え切った店から出てきたばかりなのに、もう肌には汗が滲みかけている」自分の行ったことのない初秋の夜の心斎橋が鮮やかに浮かび上がり、この語りにずっとついて行きたい、と思ったのだ。

 語り手は、勤めていた会社が倒産して、街のカフェでアルバイトしている女の子だ。女の子、という年でもなくなってきたので、つきあいで合コンにもよく顔を出すが、うまく行かず、帰りにつきあいで寄ったクラブで知りあった良太郎という男の子と何となくいい感じになるけれど、すぐに恋人になるわけではない。

 一方でこの女の子は、大阪の昔の写真を見るのが好きで、知っている場所が映っている写真を眺めては、現在の場所と比べ、映っている人の姿に見入り、思いを馳せる。そう、作者も語り手
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形式: 文庫
いわゆるジャケ買いに近いものがありました。
装丁に惹かれ手に取り、裏表紙の概容と作者のプロフィールを見て購入。

作者の年齢が自分と近かったし何か共感できるかもと。

大阪という街を知らない私にとっては、描かれる街の風景や言葉など様々な要素が
まるで外国旅行をしている時に感じる非日常感を味わわせてくれた。

いわゆる「ゆる〜い」感じとこの非日常感が相まって、極上のバカンスを過ごしている
そんな気分にさせてくれる一冊でした。

私は元々空気感とか行間で何かを感じるような小説が大好き。
時には起承転結の存在は気にならなくなってしまう。

そんな私だから、星5つという評価になったのだとは思うけど、
新発見!とばかりにこの作者の他の作品も集めるきっかけとなった一冊です。
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形式: 単行本
柴崎さんの作品は、時々読んでいます。
皆さんのレビュー通り、「ゆるい」ですネ。
そこが、友香さんらしいんでしょう。

生まれも育ちも大阪、のワタシですが、
街の描写や雰囲気はよく伝わり、なかなかでした◎
船場辺りの感じが、特に。

で、読後感なのですが、
最後のページを読み終えた後、真っ先に頭に浮かんだのは
ダウンタウンの松本さんの、「え〜!」でした。
浜田さんでも構わないのですが、多分、松っちゃんの方が
しっくりくるでせう。

後からじんわ〜り、ふふふっと笑える、温もりある
作品ではあると思います。
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投稿者 オレンジシェード トップ1000レビュアーVINE メンバー 投稿日 2008/8/25
形式: 単行本 Amazonで購入
レビューの評価も高く期待をしていたが、
なぜ、こんなに高いのかが、わからなかった。

昔の街の風景が大好きな28歳女性と、
その周りをとりかこむ人々のお話。

淡い恋もある、
この年齢だから不倫もある、
合コンもする、アタリハズレは出てくる。

なに気ない日常が淡々と描かれる。
大阪の雑踏が、ゴミゴミさが、全く感じられない。

作品世界を好きな方々が、
きっとレビューを書かれたのだろう。

私には、普通の作品にしか思えなかった。
ただ、他の作品も読んでみたい気はする。
なんだか、摩訶不思議な作品でした。
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形式: 単行本
いろんな感情を心の底で渦巻かせている人々が行きかい、そして、ひっそりと

しながら大きく「呼吸」をしている「街」に生きる主人公を描いた傑作文学。

デビュー作『きょうのできごと』が映画化されたことでも有名な著者の最新作です。

第23回織田作之助賞を受賞しています。おめでとうございます。

惜しくも受賞はなりませんでしたが、第136回芥川賞の候補作にもなりました。

そんな話題の『その街の今は』という小説はとにかく楽しい。特に何か事件が起きる

わけではないけれど、一つ一つのシーンに込められたパワーが伝わってきて、やられ

ました。素晴らしい。

とても読みやすい簡潔な文章。一人称で書かれていますが、押し付けない客観的描写

と会話文の絶妙な関西弁が上手く絡み合って読み心地が最高です。

噛みしめるたびに「旨さ」が滲み出てくる文章であるとともに、ページをめくるたびに

「香り」を感じることのできる小説です。

紛れもなく「街」文学の傑作です。
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