・サノーさん一言コメント
「過疎の町で起きた「構造革命」が、必然であったことを学べる一冊」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「小さな葉っぱがもたらした、大きな幸せ。ビシネスの目的と意義を、教えて頂きました」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):まあ、基本のストーリーは説明不要だろう。
ウノーさん(以下ウ):話題になりましたよね。和食のツマや飾りとなる「葉っぱ」を売って、年収1000万越えのおばあちゃんが「誕生」したんですもの。各界から熱い視線が注がれるのは、当たり前です。
サ:この本で、その「奇跡」が、極めて普遍的なセオリーにのっとって実現されたことを知ることができる。
ウ:「がんこ寿司」でのエピソードから、ブルーオーシャンの想起、そこからの実現化への道のりは、起業家のための教科書みたいです。
サ:防災無線ファックスからインフラの整備、村社会の巻き込み方など、オリジナルなメソッドも確認できる。
ウ:まさに「成功モデル」です。この話がマスコミで紹介され始めた頃に、銀座の和食屋さんで「もみじ」をどこから仕入れているか聞いたのですが「前はオーナーの方や板前さんが、車で秩父へ行って採ってきていたけど、この話が出てから、切り替えた」って言ってました。
サ:いまの日本社会において、インパクトがあるキーワード満載だからな。「過疎化」「高齢化」「貧困化」「自然災害」「女性と高齢者の労働」「限界集落からの回復」、ある意味都市部を除いた全ての日本で「いま、そこにある危機」から脱却するためのヒントが得られる。
ウ:日本だけじゃなく、世界からも注目ですよね。無価値だった庭の植栽が、年に何十万円も稼ぐ「金の生る木」に変貌したわけですから。
サ:もちろん、このモデルが「ブルーオーシャン」であり続けることはできない。商材が扱いやすいからこそ、参入障壁も低いし、競争は激化しやすい。
ウ:だからこそ、いたるところで、先行者益を確保する行動をとられているのですね。
著者の方が転職を希望した際の、住民の皆さんからの「嘆願書」には、ホロっときました。
サ:こういう「天性のマーケッター」がいると、いろんな仕事がしやすいよな。
ウ:「天性の優しさ、思いやり」があるからこそ、です。メソッドやノウハウだけでは、ブームは作れるかもしれませんが、維持するのは難しいです。
サ:田舎だから、高齢者だから、村社会だからという先入観を捨て、逆手にとって展開された姿勢には、本当に頭が下がる。
【了】
この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生 単行本 – 2007/8/23
購入を強化する
ニューズウィーク日本版『世界を変える社会起業家100人』に選ばれた男の壮絶な生き様!
男は朝っぱらから大酒をあおり、女は陰で他人をそしり日々を過ごすどん底の田舎町。
この町でよそ者扱いされた青年が、町民の大反発を買ったことから始まった感動の再生ストーリー。
今では70代、80代のおばあちゃんたちが、売上高2億6000万円のビジネスを支え、人口の2倍もの視察者が訪れる注目の町に変貌。
著者が二十数年かけて成し遂げた、命がけの蘇生術の全貌が明らかになる!
テレビ東京『カンブリア宮殿』で村上龍氏 絶賛!
横石知二さんは、現代の二宮尊徳だと思う。
重要なのは「町興し」「村興し」ではなく、その土地に生きる一人一人が目標と生きがいを持てるかどうかだと、見事に証明して見せた。
『葉っぱはおカネに化けん! 』より
「今度から葉っぱを売ろうと思うんですけど、どうですか?」
「葉っぱを売るってで? ハッハッハッ」
タヌキやキツネであるまいし、葉っぱがおカネに化けるんだったら、
そこいらじゅうに御殿が建つわ」
まともに取り合ってくれる人は、誰もいなかった。
それでも、これが成功すれば相当大きいと感じていた私は、
何としてでもやりたかった。
「やってみなんだら、分からんでないか」
怒りにも似たような、やる気が燃えたぎった。
第1章 とんでもない町に来たなぁ
第2章 そうだ、葉っぱを売ろう!
第3章 葉っぱがおカネに変わるまで
第4章 彩ビジネス急成長
第5章 転機の訪れ
第6章 彩とともに再生した町
第7章 成功のヒミツ
第8章 上勝いろどりからの提言
男は朝っぱらから大酒をあおり、女は陰で他人をそしり日々を過ごすどん底の田舎町。
この町でよそ者扱いされた青年が、町民の大反発を買ったことから始まった感動の再生ストーリー。
今では70代、80代のおばあちゃんたちが、売上高2億6000万円のビジネスを支え、人口の2倍もの視察者が訪れる注目の町に変貌。
著者が二十数年かけて成し遂げた、命がけの蘇生術の全貌が明らかになる!
テレビ東京『カンブリア宮殿』で村上龍氏 絶賛!
横石知二さんは、現代の二宮尊徳だと思う。
重要なのは「町興し」「村興し」ではなく、その土地に生きる一人一人が目標と生きがいを持てるかどうかだと、見事に証明して見せた。
『葉っぱはおカネに化けん! 』より
「今度から葉っぱを売ろうと思うんですけど、どうですか?」
「葉っぱを売るってで? ハッハッハッ」
タヌキやキツネであるまいし、葉っぱがおカネに化けるんだったら、
そこいらじゅうに御殿が建つわ」
まともに取り合ってくれる人は、誰もいなかった。
それでも、これが成功すれば相当大きいと感じていた私は、
何としてでもやりたかった。
「やってみなんだら、分からんでないか」
怒りにも似たような、やる気が燃えたぎった。
第1章 とんでもない町に来たなぁ
第2章 そうだ、葉っぱを売ろう!
第3章 葉っぱがおカネに変わるまで
第4章 彩ビジネス急成長
第5章 転機の訪れ
第6章 彩とともに再生した町
第7章 成功のヒミツ
第8章 上勝いろどりからの提言
- ISBN-104797340657
- ISBN-13978-4797340655
- 版四六
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2007/8/23
- 言語日本語
- 本の長さ216ページ
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
出版社からのコメント
本書「おわりに」より抜粋
まったく見ず知らずの上勝に来てから28年が経過したが、あっという間に過ぎてしまったような気がする。いろんな人たちから、「生まれ育った町でもないのに、なぜそこまでするの?」と聞かれるが、なぜだか自分でも分からない。おばあちゃんたちを主役にしたと言われるが、ほんとは自分自身が主役になっているのかもしれない。必要とされていることに、自分が喜びを感じているのかも・・・・・・。でも大事にしてきたのは、どんな人でもそれぞれに良さがあり、その場面づくりができればいいなぁと思ってきたことだ。
自分が社会の役に立つということが、どんなにうれしいことか。このことを「彩」事業を通じて、おばあちゃんたちから教えてもらった。事業の成長とともに、最近では「息子が帰ってきてくれることが何よりもうれしい」と涙を浮かべるおばあちゃんの姿が見られるようになって、これは私の人生最高の喜びである。この事業の成功は、もちろん私ひとりでできたものではなく、多くの人が応援してくださったことによるものだ。本当にありがとうと感謝の言葉を捧げたい。
最近、全国各地を回ってみると、全国の農村では心の空洞化が起きている。「もう、何をやってもダメ」とあきらめムードが漂い、自分のところを自慢する人や誇りを持った人が少なくなってしまった。あと何年この地域は持つだろうか、というところもたくさんある。一次産業の衰退、公共事業の激減、そして何よりも学校統合により地域に子供たちの声が聞かれなくなってしまったことは、いままで持っていた「気」がプツンと切れてしまう結果になった。少子高齢化社会の現実に、町が消えるか、甦るか、完全に岐路に立つときである。
なんとか、という思いを持って、全国からたくさんの方が上勝に来られるが「彩」の事業で成功したところは未だにない。なぜですかと聞かれると、私は「心の絆」だと答える。
この商品は、料理人は自分を演出するために使うものであり、おばあちゃんたちだってそうである。まさに、自分を表現する鏡のようなものなので、心のつながりがすごく大事。そのつなぎ役をしてきたのが、私の役目であったと思う。絆と絆をつなぐことは、そうたやすいものではない。絆を育むことができれば、どんな事業でも成功へ向かっていけると思う。絆は磨かれた自分が得られる最高の持ち物である。
いま私がやっていることは、後継者を育てること。このことができなければ、町は消えてしまう。その具体策は、夢の種を蒔くことである。後継者を育てるには、いまの自分自身が輝くことから始まり、夢の種を蒔かなければならない。気を育て、後押ししてあげること。おばあちゃんの言った「やってみるって、大事やな」「自分で踏み出る勇気やな」と語る言葉に、幸せをつかんだ人の喜びがあふれている。夢の種を蒔くことが、地域を再生することの出発点にもなるだろう。がんばっていくぞぉ・・・・・・。
平成19年7月 横石知二
内容(「BOOK」データベースより)
男は朝っぱらから大酒をあおり、女は陰で他人をそしり日々を過ごすどん底の田舎町。この町でよそ者扱いされた青年が、町民の大反発を買ったことから始まった感動の再生ストーリー。今では70代、80代のおばあちゃんたちが、売上高2億6000万円のビジネスを支え、人口の2倍もの視察者が訪れる注目の町に変貌した。著者が二十数年かけて成し遂げた命がけの蘇生術の全貌が明らかになる。
レビュー
本書「おわりに」より抜粋
まったく見ず知らずの上勝に来てから28年が経過したが、あっという間に過ぎてしまったような気がする。いろんな人たちから、「生まれ育った町でもないのに、なぜそこまでするの?」と聞かれるが、なぜだか自分でも分からない。おばあちゃんたちを主役にしたと言われるが、ほんとは自分自身が主役になっているのかもしれない。必要とされていることに、自分が喜びを感じているのかも・・・・・・。でも大事にしてきたのは、どんな人でもそれぞれに良さがあり、その場面づくりができればいいなぁと思ってきたことだ。
自分が社会の役に立つということが、どんなにうれしいことか。このことを「彩」事業を通じて、おばあちゃんたちから教えてもらった。事業の成長とともに、最近では「息子が帰ってきてくれることが何よりもうれしい」と涙を浮かべるおばあちゃんの姿が見られるようになって、これは私の人生最高の喜びである。この事業の成功は、もちろん私ひとりでできたものではなく、多くの人が応援してくださったことによるものだ。本当にありがとうと感謝の言葉を捧げたい。
最近、全国各地を回ってみると、全国の農村では心の空洞化が起きている。「もう、何をやってもダメ」とあきらめムードが漂い、自分のところを自慢する人や誇りを持った人が少なくなってしまった。あと何年この地域は持つだろうか、というところもたくさんある。一次産業の衰退、公共事業の激減、そして何よりも学校統合により地域に子供たちの声が聞かれなくなってしまったことは、いままで持っていた「気」がプツンと切れてしまう結果になった。少子高齢化社会の現実に、町が消えるか、甦るか、完全に岐路に立つときである。
なんとか、という思いを持って、全国からたくさんの方が上勝に来られるが「彩」の事業で成功したところは未だにない。なぜですかと聞かれると、私は「心の絆」だと答える。
この商品は、料理人は自分を演出するために使うものであり、おばあちゃんたちだってそうである。まさに、自分を表現する鏡のようなものなので、心のつながりがすごく大事。そのつなぎ役をしてきたのが、私の役目であったと思う。絆と絆をつなぐことは、そうたやすいものではない。絆を育むことができれば、どんな事業でも成功へ向かっていけると思う。絆は磨かれた自分が得られる最高の持ち物である。
いま私がやっていることは、後継者を育てること。このことができなければ、町は消えてしまう。その具体策は、夢の種を蒔くことである。後継者を育てるには、いまの自分自身が輝くことから始まり、夢の種を蒔かなければならない。気を育て、後押ししてあげること。おばあちゃんの言った「やってみるって、大事やな」「自分で踏み出る勇気やな」と語る言葉に、幸せをつかんだ人の喜びがあふれている。夢の種を蒔くことが、地域を再生することの出発点にもなるだろう。がんばっていくぞぉ・・・・・・。
平成19年7月 横石知二
まったく見ず知らずの上勝に来てから28年が経過したが、あっという間に過ぎてしまったような気がする。いろんな人たちから、「生まれ育った町でもないのに、なぜそこまでするの?」と聞かれるが、なぜだか自分でも分からない。おばあちゃんたちを主役にしたと言われるが、ほんとは自分自身が主役になっているのかもしれない。必要とされていることに、自分が喜びを感じているのかも・・・・・・。でも大事にしてきたのは、どんな人でもそれぞれに良さがあり、その場面づくりができればいいなぁと思ってきたことだ。
自分が社会の役に立つということが、どんなにうれしいことか。このことを「彩」事業を通じて、おばあちゃんたちから教えてもらった。事業の成長とともに、最近では「息子が帰ってきてくれることが何よりもうれしい」と涙を浮かべるおばあちゃんの姿が見られるようになって、これは私の人生最高の喜びである。この事業の成功は、もちろん私ひとりでできたものではなく、多くの人が応援してくださったことによるものだ。本当にありがとうと感謝の言葉を捧げたい。
最近、全国各地を回ってみると、全国の農村では心の空洞化が起きている。「もう、何をやってもダメ」とあきらめムードが漂い、自分のところを自慢する人や誇りを持った人が少なくなってしまった。あと何年この地域は持つだろうか、というところもたくさんある。一次産業の衰退、公共事業の激減、そして何よりも学校統合により地域に子供たちの声が聞かれなくなってしまったことは、いままで持っていた「気」がプツンと切れてしまう結果になった。少子高齢化社会の現実に、町が消えるか、甦るか、完全に岐路に立つときである。
なんとか、という思いを持って、全国からたくさんの方が上勝に来られるが「彩」の事業で成功したところは未だにない。なぜですかと聞かれると、私は「心の絆」だと答える。
この商品は、料理人は自分を演出するために使うものであり、おばあちゃんたちだってそうである。まさに、自分を表現する鏡のようなものなので、心のつながりがすごく大事。そのつなぎ役をしてきたのが、私の役目であったと思う。絆と絆をつなぐことは、そうたやすいものではない。絆を育むことができれば、どんな事業でも成功へ向かっていけると思う。絆は磨かれた自分が得られる最高の持ち物である。
いま私がやっていることは、後継者を育てること。このことができなければ、町は消えてしまう。その具体策は、夢の種を蒔くことである。後継者を育てるには、いまの自分自身が輝くことから始まり、夢の種を蒔かなければならない。気を育て、後押ししてあげること。おばあちゃんの言った「やってみるって、大事やな」「自分で踏み出る勇気やな」と語る言葉に、幸せをつかんだ人の喜びがあふれている。夢の種を蒔くことが、地域を再生することの出発点にもなるだろう。がんばっていくぞぉ・・・・・・。
平成19年7月 横石知二
著者について
横石 知二(よこいし ともじ)
1958年徳島市生まれ。79年徳島県農業大学校園芸学科卒業後、上勝町農協に営農指導員として入社。
86年つまもの商品「彩」を開発、販売、91年特産品開発室長。
96年上勝町役場産業課に転籍し、99年第三セクター「株式会社いろどり」取締役。2005年同社代表取締役副社長。
02年アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー日本大会特別賞受賞、03年日本ソフト化大賞受賞、07年地域活性化担当大臣から「地域活性化伝道師」に、
経済産業大臣から「地域中小企業サポーター」に、内閣官房および経済産業省から「地域産業おこしに燃える人」に、
ニューズウィーク日本版『世界を変える社会起業家100人』に、それぞれ選ばれる。
1958年徳島市生まれ。79年徳島県農業大学校園芸学科卒業後、上勝町農協に営農指導員として入社。
86年つまもの商品「彩」を開発、販売、91年特産品開発室長。
96年上勝町役場産業課に転籍し、99年第三セクター「株式会社いろどり」取締役。2005年同社代表取締役副社長。
02年アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー日本大会特別賞受賞、03年日本ソフト化大賞受賞、07年地域活性化担当大臣から「地域活性化伝道師」に、
経済産業大臣から「地域中小企業サポーター」に、内閣官房および経済産業省から「地域産業おこしに燃える人」に、
ニューズウィーク日本版『世界を変える社会起業家100人』に、それぞれ選ばれる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
横石/知二
1958年徳島市生まれ。79年徳島県農業大学校園芸学科卒業後、上勝町農協に営農指導員として入社。86年つまもの商品「彩」を開発、販売、91年特産品開発室長。96年上勝町役場産業課に転籍し、99年第三セクター「株式会社いろどり」取締役。2005年同社代表取締役副社長。02年アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー日本大会特別賞受賞、03年日本ソフト化大賞受賞。07年地域活性化担当大臣から「地域活性化伝道師」に、経済産業大臣から「地域中小企業サポーター」に、内閣官房および経済産業省から「地域産業おこしに燃える人」に、ニューズウィーク日本版『世界を変える社会起業家100人』に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1958年徳島市生まれ。79年徳島県農業大学校園芸学科卒業後、上勝町農協に営農指導員として入社。86年つまもの商品「彩」を開発、販売、91年特産品開発室長。96年上勝町役場産業課に転籍し、99年第三セクター「株式会社いろどり」取締役。2005年同社代表取締役副社長。02年アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー日本大会特別賞受賞、03年日本ソフト化大賞受賞。07年地域活性化担当大臣から「地域活性化伝道師」に、経済産業大臣から「地域中小企業サポーター」に、内閣官房および経済産業省から「地域産業おこしに燃える人」に、ニューズウィーク日本版『世界を変える社会起業家100人』に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ; 四六版 (2007/8/23)
- 発売日 : 2007/8/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 216ページ
- ISBN-10 : 4797340657
- ISBN-13 : 978-4797340655
- Amazon 売れ筋ランキング: - 117,138位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 84位地域開発
- - 1,243位政治入門
- - 12,277位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
74 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年6月2日に日本でレビュー済み
違反を報告する
Amazonで購入
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2010年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すべては、筆者の「地域を何とかしたい」というつ強い想いから始まり、その情熱に後押しされた行動力がこのドラマを生んだといっても過言でないと思う。
そして、もう一つが最後まで「現場目線」ということを忘れなかったその信念。
地域の活性化や地方分権が叫ばれる中ではあるが、自分達の地域を何とかしていきたいう情熱を持ち、自分に出来ることは何かを考えている市民ががどのくらいいるだろうか。
相変わらず中央集権に陳情ばかりする人、相変わらずハコモノを造り続ける役所など、他力本願的な気持ちが抜けきらない我々日本人。自戒を込めて痛切に思う。
このドラマを通じて、著者が大切にしてきたものは、
・現場の人を一番大切にせなあかん。現場を知って現場を大切にする。どんな仕事もそれが基本
・現場目線にならないと何も動かない
・自信を育てることの大切さ
・目線を合わせること、お互いのことを理解することの大切さ
・問題の本質をつかむ
・周囲を巻き込む
・やる気を育てる、その気にさせる。一人ひとりの「気」を如何に育てるか
・女性や高齢者が主役になることが町の活性化につながった
・人の絆、心の絆
「男は朝っぱらから大酒をあおり、女は陰で他人をそしり日々を過ごすどん底の田舎町」の人々をビジネスに参加させる。これは大変難儀なことで、まだ会社という序列組織の中で人を動かす方が楽かもしれない?
本書はヒューマンドラマでもある。
ちょっと感動できる。
そして、もう一つが最後まで「現場目線」ということを忘れなかったその信念。
地域の活性化や地方分権が叫ばれる中ではあるが、自分達の地域を何とかしていきたいう情熱を持ち、自分に出来ることは何かを考えている市民ががどのくらいいるだろうか。
相変わらず中央集権に陳情ばかりする人、相変わらずハコモノを造り続ける役所など、他力本願的な気持ちが抜けきらない我々日本人。自戒を込めて痛切に思う。
このドラマを通じて、著者が大切にしてきたものは、
・現場の人を一番大切にせなあかん。現場を知って現場を大切にする。どんな仕事もそれが基本
・現場目線にならないと何も動かない
・自信を育てることの大切さ
・目線を合わせること、お互いのことを理解することの大切さ
・問題の本質をつかむ
・周囲を巻き込む
・やる気を育てる、その気にさせる。一人ひとりの「気」を如何に育てるか
・女性や高齢者が主役になることが町の活性化につながった
・人の絆、心の絆
「男は朝っぱらから大酒をあおり、女は陰で他人をそしり日々を過ごすどん底の田舎町」の人々をビジネスに参加させる。これは大変難儀なことで、まだ会社という序列組織の中で人を動かす方が楽かもしれない?
本書はヒューマンドラマでもある。
ちょっと感動できる。
2009年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
奇跡のノンフィクションです。
「どうしようもない過疎の田舎が、料理のつまものと結びついて大変身」という単純なストーリーではないです。
町を何とかしようと悪戦苦闘していた青年が、がんこ寿司でつまものに感動する女学生を見て、上勝の田舎に結びつけたこと。つまものを使う料理の状況を理解するために、安月給の身銭を切って高級料理店に客として通って研究したこと。おそらく、一流の料理人たちも、意気に感じたのではないだろうか。仕事に全精力を注ぎ、17年間、家計に1円も入れなかったのを咎めなかった奥さん。おばあさんたちの潜在力を信じ励まし、もんぺ姿のおばあちゃんたちを、大阪、京都の高級料理店へ引率し、つまものの使われ方を実地で見せ、おばあちゃんたちが見違えるように進化していったことなどなど。
人は変わる。それぞれの人が、自分の出番があり、働いて評価され、社会とつながっていると感じられるようになったとき、町は生き返った。横石さんは、それを「産業福祉」という。とても爽快な響きがしました。
横石さんの父上が「現場の人を、一番大事にせなあかん」と息子に懇々と教えられたことがなければ、この奇跡の物語は生まれなかったかもしれません。心の土壌に大事な種を蒔かれたのだと思いました。
「どうしようもない過疎の田舎が、料理のつまものと結びついて大変身」という単純なストーリーではないです。
町を何とかしようと悪戦苦闘していた青年が、がんこ寿司でつまものに感動する女学生を見て、上勝の田舎に結びつけたこと。つまものを使う料理の状況を理解するために、安月給の身銭を切って高級料理店に客として通って研究したこと。おそらく、一流の料理人たちも、意気に感じたのではないだろうか。仕事に全精力を注ぎ、17年間、家計に1円も入れなかったのを咎めなかった奥さん。おばあさんたちの潜在力を信じ励まし、もんぺ姿のおばあちゃんたちを、大阪、京都の高級料理店へ引率し、つまものの使われ方を実地で見せ、おばあちゃんたちが見違えるように進化していったことなどなど。
人は変わる。それぞれの人が、自分の出番があり、働いて評価され、社会とつながっていると感じられるようになったとき、町は生き返った。横石さんは、それを「産業福祉」という。とても爽快な響きがしました。
横石さんの父上が「現場の人を、一番大事にせなあかん」と息子に懇々と教えられたことがなければ、この奇跡の物語は生まれなかったかもしれません。心の土壌に大事な種を蒔かれたのだと思いました。
2018年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
多くの見学者が来て、情報をオープンに伝える。葉っぱを売るだけだから簡単そうだが、簡単には真似できない。真似できない理由は葉っぱの周辺がしっかりしているからです。著者は情熱と行動力でビジネスを形にしていっていますが、ビジネスを継続できる仕組み化をしているところが印象に残りました。70歳以上のおばあちゃんでもパソコンを使えるようにしたり、品質や納期へのこだわりを持たせたり、住民を巻き込んだ人の心も組み込まれた仕組みがあるからよそが簡単に真似できないのだと感じました。高齢者はパソコンを使えないといった固定観念すら払拭できる気づきの多い本です。
2010年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
事例としては既にかなり有名な上勝町の”ツマモノ”ビジネス。80歳を超えるおばあちゃん達がPCの前にちょこんと正座して相場を予想する。
良い着眼点だったなーと思って聞いていたが、本書を読んでその印象は完全に覆された。
冷害による不作、町民たちからの強烈な反発、そして売れない商品。
これらの壁にぶつかってがむしゃらに乗り越えてきた著者の熱意と執着に、現代の起業家が持つべき姿勢のヒントが垣間見えた。徹底的に現場に通い詰め、「気」を育てる。
アントレプレナーシップという言葉すらなかった20年前から、それを地で行く著者の物語には感動を通り越して畏敬の念すら覚える。
世界中から注目されるのも頷ける。
良い着眼点だったなーと思って聞いていたが、本書を読んでその印象は完全に覆された。
冷害による不作、町民たちからの強烈な反発、そして売れない商品。
これらの壁にぶつかってがむしゃらに乗り越えてきた著者の熱意と執着に、現代の起業家が持つべき姿勢のヒントが垣間見えた。徹底的に現場に通い詰め、「気」を育てる。
アントレプレナーシップという言葉すらなかった20年前から、それを地で行く著者の物語には感動を通り越して畏敬の念すら覚える。
世界中から注目されるのも頷ける。
2008年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こういう本がどんどん売れてほしいです。
私は老人福祉の世界で働いていたのですが、
「福祉」とは上勝町が行っている取り組みのようなことを
言うんだと気づきました。
定年は必要かもしれませんが、働くということは
自分が社会に必要とされていることを感じることができ、
生きがいにもつながります。
生きがいを人生から取り上げれば、
毎日が楽しいわけがありません。
お年寄りも同じです。
年齢関係なくその人に合った仕事というのは必ずあります。
それを見つけるのは簡単ではありませんが、
実際に成功したのが著者の横石さんです。
横石さんのような目を持つ人がたくさん活躍できれば、
もっと日本は住みやすい国になるような気がします。
「世界を変える社会起業家100人」に選ばれた
横石さんに追いつけるように、私も成長していきます。
未来が明るくなる本でした。
楽しく、生き生きと働くおばあちゃん達の笑顔が目に浮かびます。
私は老人福祉の世界で働いていたのですが、
「福祉」とは上勝町が行っている取り組みのようなことを
言うんだと気づきました。
定年は必要かもしれませんが、働くということは
自分が社会に必要とされていることを感じることができ、
生きがいにもつながります。
生きがいを人生から取り上げれば、
毎日が楽しいわけがありません。
お年寄りも同じです。
年齢関係なくその人に合った仕事というのは必ずあります。
それを見つけるのは簡単ではありませんが、
実際に成功したのが著者の横石さんです。
横石さんのような目を持つ人がたくさん活躍できれば、
もっと日本は住みやすい国になるような気がします。
「世界を変える社会起業家100人」に選ばれた
横石さんに追いつけるように、私も成長していきます。
未来が明るくなる本でした。
楽しく、生き生きと働くおばあちゃん達の笑顔が目に浮かびます。
2009年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
徳島県の過疎の村でみかんで年間のほとんどの売上をあげていた農村が、冷害で壊滅的な被害を受け明日からどうしようという状況になった時に、農業大学校を卒業したての若者が色々な知恵を絞り対応しだす。
その知恵の中で一番成功したのが「葉っぱを売る」事業で、その葉っぱを売ろうという発想は、たまたま飯を食っていたすし屋で、カウンターに座っていたかわいい女の子が、刺身の妻のもみじを「えーこれかわいい」と持ち帰ったことからヒントを得る。
最初は単純に葉っぱを売ろうとしたことから大失敗するのだが、その妻がどのように使われているかを知るために自腹で料亭を食べ歩く事で、どうしたらこの葉っぱが売れるか…というヒントをつかみそれを実践に移す。
過疎で補助金をもらう事しか生きるすべがなかった農村が、葉っぱを売るという事で生まれ変わり、今では年収1000マンを越す80歳のおばあちゃんも出る始末。
この本を読むと、奇跡のリンゴと同じような、「人間真剣になれば、何でも出来る」という事を改めて再確認。奇跡のリンゴの方はね首をつる瞬間にヒントを見つけるし、この葉っぱの人は、15年くらい一度も給料を家庭に入れなかったし、その15年間、一年のうち1日しか休まずに一日12時間働いたとか、最後は心筋梗塞で倒れて死ぬ寸前だったとか…。
私がここまでするとはとうてい思えないし、する事が良いとは決して思わないが、ここまでやらなければ、本にはならないのだろう(笑)
この作者の「成功の秘密」が大変いいことが書いてあった。
・現場主義
・女性と高齢者を主役に
・「気」を育てる
・仕組みを作る
・的を射る、場面を作る、渦を巻く
→渦のポイントは「場面→価値→情報→仕組み」
・葵のご紋作り
・人と人の絆
これはすぐにでも自分の仕事に行かせると思う。
その知恵の中で一番成功したのが「葉っぱを売る」事業で、その葉っぱを売ろうという発想は、たまたま飯を食っていたすし屋で、カウンターに座っていたかわいい女の子が、刺身の妻のもみじを「えーこれかわいい」と持ち帰ったことからヒントを得る。
最初は単純に葉っぱを売ろうとしたことから大失敗するのだが、その妻がどのように使われているかを知るために自腹で料亭を食べ歩く事で、どうしたらこの葉っぱが売れるか…というヒントをつかみそれを実践に移す。
過疎で補助金をもらう事しか生きるすべがなかった農村が、葉っぱを売るという事で生まれ変わり、今では年収1000マンを越す80歳のおばあちゃんも出る始末。
この本を読むと、奇跡のリンゴと同じような、「人間真剣になれば、何でも出来る」という事を改めて再確認。奇跡のリンゴの方はね首をつる瞬間にヒントを見つけるし、この葉っぱの人は、15年くらい一度も給料を家庭に入れなかったし、その15年間、一年のうち1日しか休まずに一日12時間働いたとか、最後は心筋梗塞で倒れて死ぬ寸前だったとか…。
私がここまでするとはとうてい思えないし、する事が良いとは決して思わないが、ここまでやらなければ、本にはならないのだろう(笑)
この作者の「成功の秘密」が大変いいことが書いてあった。
・現場主義
・女性と高齢者を主役に
・「気」を育てる
・仕組みを作る
・的を射る、場面を作る、渦を巻く
→渦のポイントは「場面→価値→情報→仕組み」
・葵のご紋作り
・人と人の絆
これはすぐにでも自分の仕事に行かせると思う。
2009年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は65歳以上の高齢化率が48%以上の徳島県の山間の村である上勝町に、葉っぱビジネスを興し、見事、沈滞していた村を再生したストーリーである。この葉っぱビジネスの仕掛け人である横石氏自らが執筆したものだけあって、非常に臨場感溢れる内容であった。上勝町の再生物語は凄い。全日本ではなく、全世界級である。この間、ドイツのヴェスト・ファーレン州の役所の役人に上勝町の話をしたら、「知ってる、知ってる」というリアクションが来て、まさにインターナショナルな注目を浴びているのだなと知った次第であるが、この村(自治体としての称号は町だが、その人口規模から村であると捉えた方が正確であろう)のストーリーは世界に通じるコンテンツを擁しているのであろう。上勝村は海外が日本から学ぶべき多くの知見に富んでいると思わせられる。そして、本書にはその知見が積み込まれている。