夢の中で人々の眠りを妨げる存在、睡獣を倒そう。夢の中だから夢と理解出来ていればコントーロールできる。つまり明晰夢を見ている状態で夢の世界でのお話。
夢なのでなんでもあり。そのため、どたばた劇のような印象を受ける。アニメ化したら面白そうだなとか考えた。
だがコメディなんかでは終わらない。話が進むにつれて、登場人物や読者に対して未知の恐怖を抱かせてくる。
これ以上はネタバレになるのでレビューには載せないが、まず一度読んでみるといい。作家の巧妙な技法に関心した。
最後まで読んだ人間としては、何度も読むことが出来る良書だと思う。むしろ最後まで読んだからこそ再度読んでみたいと思った。
強いて言えば、素敵な素材を上手く料理できてはいるのだが、一冊では収めきれていないと感じた。
シリーズ物にはあまり向かない内容なのは確かだ。だからこそ外伝といった形で補足のような物を書いて欲しいと思う。
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そいねドリーマー (早川書房) Kindle版
人間の眠りの世界〈ナイトランド〉で人の精神に寄生しようとする睡獣と、夢に侵入して自由に動けるスリープウォーカーという特殊能力者たちの戦いが続く現代日本。不眠症の女子高生・帆影沙耶はスリープウォーカーの金春ひつじと夢の中で恋人として出逢う――。
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2018/7/25
- ファイルサイズ706 KB
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
不眠症により眠ることができない高校生の帆影沙耶は、どんな相手でも眠らせられる金春ひつじと夢の中で“恋人”として出逢う。ひつじの先輩の藍染蘭に適性を見出された沙耶は、彼女たち“スリープウォーカー”の一員に加わることに。この街では、眠りの世界“ナイトランド”で人の精神に取り憑く睡獣と、夢の中で自由に動ける能力者スリープウォーカーとの戦いが人知れず続いていたのだった。チームで添い寝をすることで、睡獣狩りを順調にこなしていく沙耶たち。しかしそこに、思いもよらぬ暗雲が―彼女たちは人類の眠りを守れるのか?気鋭のエンタメ作家が贈る、添い寝ドリームSFノベル! --このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
著者について
秋田県生まれ。2011年、『僕の魔剣が、うるさい件について』(角川スニーカー文庫)でデビュー。2015年、「神々の歩法」で第6回創元SF短編賞を受賞。冒険企画局に所属し、「魚蹴」名義で『インセイン』(新紀元社)などTRPGのリプレイや世界設定も手がける。 --このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮澤/伊織
秋田県生まれ。2011年、『僕の魔剣が、うるさい件について』でデビュー。2015年、「神々の歩法」で第6回創元SF短編賞を受賞。冒険企画局に所属し、「魚蹴」名義で『インセイン』などTRPGのリプレイや世界設定も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
秋田県生まれ。2011年、『僕の魔剣が、うるさい件について』でデビュー。2015年、「神々の歩法」で第6回創元SF短編賞を受賞。冒険企画局に所属し、「魚蹴」名義で『インセイン』などTRPGのリプレイや世界設定も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B07FTG1N2Z
- 出版社 : 早川書房 (2018/7/25)
- 発売日 : 2018/7/25
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 706 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 197ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 193,063位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 22,387位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
著者について
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2018年7月24日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スイジュウ(睡獣)、デイランド、ナイトランド、ネヴァースリーパー、スリープウォーク、ブランケット、
ピローファイター、ベッドメイカー、ナイトキストと用語解説と最初の睡獣退治の描写が面白かった。
睡獣退治を重ねていくと睡獣がデイランドで活動する異常事態になるお約束の展開からのスリープウォークは
夢の中だけに面白い。
16章に出てきたCIAの夢見部隊の男の説明からはこの世界は何度か書き換えられているらしいが、
ラストの結果は元のままなのか書き換わったのか。
ピローファイター、ベッドメイカー、ナイトキストと用語解説と最初の睡獣退治の描写が面白かった。
睡獣退治を重ねていくと睡獣がデイランドで活動する異常事態になるお約束の展開からのスリープウォークは
夢の中だけに面白い。
16章に出てきたCIAの夢見部隊の男の説明からはこの世界は何度か書き換えられているらしいが、
ラストの結果は元のままなのか書き換わったのか。
2018年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
裏世界ピクニックが好きな人なら読んで損はない作品です。明るくポップなヒーローものかと思いきや、ちょっとダークでホラーな不思議な読後感。夢現実入り交じるお話はやはりいいものです。
続編はあるのかしら?
続編はあるのかしら?
2018年9月11日に日本でレビュー済み
色々とネタバレはしたくないので、簡単に言ってしまうと女子高生5人が主人公の映画の『パプリカ』や『インセプション』のような物語。人類の快眠を妨げる存在――睡獣(すいじゅう)を倒す為に夢の世界ではちゃめちゃしています。
さて表題の件ですが、作者がどこかのインタビューで答えていたのを見かけたのですが、これは作者が考えた最強の『百合』モノ(誇張アリ)であるとか。しかしながら、個人的に言わせて頂くと作者の別作の『異世界ピクニック』の方が百合百合していたように感じます。つまり今作は表題の曰く『書き慣れた』ような印象を受けました。勿論悪い意味で。
改めて見返すと主要キャラが5人とも女子でそれぞれのキャラが薄味になってしまったとか、物語の内容と百合要素を両立させるにあたってページ数が足りなかったとか、『異世界ピクニック』からの期待でハードルを上げ過ぎてしまったとか、様々なことが考えられるのですがどうでしょうか。またキスから始まったのだから結末もそうなるのかと思いきやそうでもなく、肩透かしの感も否めません。ハッピーエンドですが物語の構成的にあまり綺麗な形ではないのかな、と思います。
ただ、ここまで良いと思わなかった点をつらつらと上げましたが、物語の内容的には普通に面白かったと思いますし、夢世界への導入部分は実体験としての薄ら寒さのようなものが感じられて好きです。
さて表題の件ですが、作者がどこかのインタビューで答えていたのを見かけたのですが、これは作者が考えた最強の『百合』モノ(誇張アリ)であるとか。しかしながら、個人的に言わせて頂くと作者の別作の『異世界ピクニック』の方が百合百合していたように感じます。つまり今作は表題の曰く『書き慣れた』ような印象を受けました。勿論悪い意味で。
改めて見返すと主要キャラが5人とも女子でそれぞれのキャラが薄味になってしまったとか、物語の内容と百合要素を両立させるにあたってページ数が足りなかったとか、『異世界ピクニック』からの期待でハードルを上げ過ぎてしまったとか、様々なことが考えられるのですがどうでしょうか。またキスから始まったのだから結末もそうなるのかと思いきやそうでもなく、肩透かしの感も否めません。ハッピーエンドですが物語の構成的にあまり綺麗な形ではないのかな、と思います。
ただ、ここまで良いと思わなかった点をつらつらと上げましたが、物語の内容的には普通に面白かったと思いますし、夢世界への導入部分は実体験としての薄ら寒さのようなものが感じられて好きです。
2018年7月31日に日本でレビュー済み
そいねドリーマーの絶妙な雰囲気にハマっちゃいました。読んで損はないのでぜひおすすめしたい作品 ただでさえ数少ない百合作品の中で貴重なジャンルとなってます。
ストーリーの構成もよくできていて感心しました、ただもう一冊くらいでてもいいじゃないかと思いますね。ネタと情報量からすれば尺をちょっと伸ばして上と下の形にしたり。そしたらもっと長く楽しめたのにななんてちょっと思いました。
何度も読めてもいい作品ですが、私は凄く大好きので名残惜しく感じてしまいます。もしかしたら続きがあればなと願っちゃっています。(後エンディングをもの凄く気になってしょうがないのです)
ストーリーの構成もよくできていて感心しました、ただもう一冊くらいでてもいいじゃないかと思いますね。ネタと情報量からすれば尺をちょっと伸ばして上と下の形にしたり。そしたらもっと長く楽しめたのにななんてちょっと思いました。
何度も読めてもいい作品ですが、私は凄く大好きので名残惜しく感じてしまいます。もしかしたら続きがあればなと願っちゃっています。(後エンディングをもの凄く気になってしょうがないのです)