私自身も旅が好きで、突然のざつ旅をすることがあるので、期待して読んだんですが...うーん2巻は買わないかも。というのが正直な感想。
気になったところを挙げると、まず絵が上手くないです。
話の題材的に、景色や食べ物を描かないことには話にならないと思うのですが、絵が上手くないので魅力が伝わってきません。特にうな重の絵は、いったい何の絵か?と思ってしまうほど。牡蠣も美味しそうに見えなかったし...。
また登場人物の描き分けもできておらず、そもそもの画力がないのになぜこの題材を選んだんだろう?と感じます。
次に、ストーリーが雑です。雑すぎて、旅に行ってもその土地の魅力も何も全然伝わってきません。高松は私も大好きな観光スポットですが、なんか描いてみただけ...という感じで本当にもったいない。キャラクターの魅力もちょっとわからないし。
レビューの評価も高く期待してましたが、この漫画を読んで、私もここに行きたいとか、私も旅したいとか、残念ながらそういう気持ちには全くなりませんでした。本当になぜこのテーマで漫画を描こうと思ったのか...残念です。
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ざつ旅-That's Journey- 1 (電撃コミックスNEXT) Kindle版
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言語日本語
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出版社KADOKAWA
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発売日2019/9/27
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ファイルサイズ117672 KB
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登録情報
- ASIN : B07XRB1PJG
- 出版社 : KADOKAWA (2019/9/27)
- 発売日 : 2019/9/27
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 117672 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 169ページ
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- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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2020年2月2日に日本でレビュー済み
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79人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年8月31日に日本でレビュー済み
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[2021.1.18追記]
低評価付けましたがなんやかんや続刊も読んでるうちにフツーにすきな漫画になりました。下に書いた当時の感想については改めて読んでみても特に大きく間違った批判を書いてるとも思いませんが、読んでるうちにまあどーでもいいかなあという気になりました。ざつ旅ですから、読者の態度もざつでいいかなと。現在では最新刊の4巻まで購入済みです。個人的な見解としては3巻あたりからエンジンかかってきた感じもしましたが、そんな訳なので下の本文は過去の感想ということで。電子書籍半額セールをやってなければ続刊に手を出すことはなかったのでセールやってくれて有難う御座いましたってのと低評価付けてスンマセンでしたと。3巻以降は定価で買ってるので勘弁してください。星の数は変えるのもどーかと思うのでそのままにしときます。
[本文]
漫画のネームがボツをくらいまくる女性漫画家、気晴らしにツイッターで旅先のアンケートを取ったらそこそこ著名な漫画家師匠がRTしてくれたおかげで3000票以上入ったため、引くに引けずにいきあたりばったりな旅をすることに。
冒頭で漫画賞で100万入ったとあり、これを元手に旅をするのである。残金96万、80万、と回を重ねるごとに減っていく。しかし、ネームボツりまくりで漫画家アシスタントの仕事をしている大学生の主人公がどーやって生計立ててるのかわからんので、”100万円”とゆーのが何の基準にもならないので困る。仕事の給料や学費、家賃等によってはこの賞金も目減りしていくのだが。設定がガバガバだ。
この漫画、実際に現実でツイッターのアンケートを取り、それを元に作者が旅をしているらしい。作中に出てくるアンケート結果は現実のものをそのまま載せているのだろうと思われる。その”票数”が第1話をピークに減少傾向にあるのだ。初回で3000票超えたのに1巻の最後の話では1200票くらいしか入っていない。そりゃそうだろうなあ、と思う。だって、何処に行こうと、面白くないんだもん。
1巻最後のはなしのアンケートが「漫画のネタ探しにGWに旅行に行くんだけど何処がいい?」で、「近畿」「東海」「中国」「四国」の4択。…あのさ、聞きたいんだけど、このアバウトな質問の結果、旅して何処に行くと面白くなるわけ?
アンケート取るなら”面白そうな旅”じゃなきゃ駄目だと思うんだ。例えば”旅費幾ら縛りで結構無茶な日帰り”とか、”午後過ぎになって何県に出掛け、地元の名産料理のこれを食わなければ帰れない”とか、”何県何群何村というど田舎に行く”とかさ。読者が「こういう旅を作者にやらせてみたい」と思うような旅。それを作者が実践すれば旅ルポ漫画としてももう少し面白くなると思うんだよね。なにも考えずに適当な旅に行って、その模様をルポ漫画にするだけならアンケート取る意味無いじゃん。今回は此処、って適当に自分で決めて行けば良いんだよ。読者がアンケートに参加する楽しさ、何処にも無いじゃん。
この漫画にはまだ問題がある。賞金100万で旅行に行く、と言っても、この漫画は連載されているんだから原稿料は発生しているんでしょ。単行本も出てるから印税収入もある。出版社から取材費だって出ているかも知れない。つまり、”賞金100万で旅行”という部分がフィクションなわけでしょ。じゃあ、この設定、何が面白いの?
いや、仮に原稿料も印税も取材費も発生していないとしよう(ンなわけないが)。じゃ聞くけどさ、賞金の100万を使い切るとどうなるわけ?「ネームがボツりまくる作者がツイッターでざつ旅アンケートを実施、賞金100万を使い切る前に一定のいいねを集めれば漫画の掲載決定!」とかならまだわかるけど、この漫画ってこうしてもう単行本化もしているじゃん。100万使い切っても失うもの無くない?「賞金でもって色んなところに旅行に行っていい気晴らしになったよ、さあこれからも漫画のネームを頑張って描くぞ!完。」…これで終わりでしょ?しかも現実では単行本にもなってるから印税収入もあるわけだからこれすらもフィクションだし。
漫画としては絵が下手だという問題がある。旅漫画でこれは致命的に思うのだけど。メシがおどろくほど美味しそうじゃないし。牡蠣がまったく牡蠣に見えないんですが。現物の写真から描き起こしているんだろうがそれでこれではね…。たぶん実写取り込みであろう背景も今どきこの程度では…という感じ。人物画は終始歪んでいる。あとは見分けの付かない女子が何人も登場してキャッキャウフフ。観光地の名所ガイドくらいにはなるだろうが、旅行漫画では重要なマップが載ってるわけでもないし、これなら主人公がやってるようにスマホでググりゃ済む。
”ざつ旅”の楽しさもよくわからん。泊まれる旅館があるかどうか、くらいしか意味を成してない。観光名所に行くんじゃなくて、よくわからんところを適当に歩いてみるとかすれば新しい発見があるかもしれないけど。スマホでググって名所に向かうなら行き先事前に決める普通の旅行と同じようなもんじゃん。
福本伸行の「最強伝説黒沢」で40過ぎのオッサンが中学生にボコられ、無様な姿を職場の同僚に見られたショックから逃げるように旅行に出掛け、次第に気分も改善、駅弁喰ってビール呑んでちょっとした豪遊気分になるも、旅先の旅館で偶然手にとった本を読みながら「シートン動物記にやられたっ・・!」…本作って「黒沢」のこの1話で描かれる短いエピソードに完敗してるでしょ。
ざつ旅って楽しいよね、という話がしたいだけなら素人がブログに書いてるざつ旅ルポでも別にいいんでない?ブログなら執筆者が写真をたくさん載せてくれるだろうし。ツイッターでも旅ルポしてるひとはたくさん居るでしょ。漫画ってのは、それらと違ってエンタメだからさ。100万縛り、アンケート、という要素が漫画の面白さに全く寄与していないよね、本作って。ざつ旅する前に漫画としてのざつさを改善したほうがいいのでは。”師匠”の元でもっと修行しよう。フィクションなので”師匠”も居るかどーか知らんけど笑。
低評価付けましたがなんやかんや続刊も読んでるうちにフツーにすきな漫画になりました。下に書いた当時の感想については改めて読んでみても特に大きく間違った批判を書いてるとも思いませんが、読んでるうちにまあどーでもいいかなあという気になりました。ざつ旅ですから、読者の態度もざつでいいかなと。現在では最新刊の4巻まで購入済みです。個人的な見解としては3巻あたりからエンジンかかってきた感じもしましたが、そんな訳なので下の本文は過去の感想ということで。電子書籍半額セールをやってなければ続刊に手を出すことはなかったのでセールやってくれて有難う御座いましたってのと低評価付けてスンマセンでしたと。3巻以降は定価で買ってるので勘弁してください。星の数は変えるのもどーかと思うのでそのままにしときます。
[本文]
漫画のネームがボツをくらいまくる女性漫画家、気晴らしにツイッターで旅先のアンケートを取ったらそこそこ著名な漫画家師匠がRTしてくれたおかげで3000票以上入ったため、引くに引けずにいきあたりばったりな旅をすることに。
冒頭で漫画賞で100万入ったとあり、これを元手に旅をするのである。残金96万、80万、と回を重ねるごとに減っていく。しかし、ネームボツりまくりで漫画家アシスタントの仕事をしている大学生の主人公がどーやって生計立ててるのかわからんので、”100万円”とゆーのが何の基準にもならないので困る。仕事の給料や学費、家賃等によってはこの賞金も目減りしていくのだが。設定がガバガバだ。
この漫画、実際に現実でツイッターのアンケートを取り、それを元に作者が旅をしているらしい。作中に出てくるアンケート結果は現実のものをそのまま載せているのだろうと思われる。その”票数”が第1話をピークに減少傾向にあるのだ。初回で3000票超えたのに1巻の最後の話では1200票くらいしか入っていない。そりゃそうだろうなあ、と思う。だって、何処に行こうと、面白くないんだもん。
1巻最後のはなしのアンケートが「漫画のネタ探しにGWに旅行に行くんだけど何処がいい?」で、「近畿」「東海」「中国」「四国」の4択。…あのさ、聞きたいんだけど、このアバウトな質問の結果、旅して何処に行くと面白くなるわけ?
アンケート取るなら”面白そうな旅”じゃなきゃ駄目だと思うんだ。例えば”旅費幾ら縛りで結構無茶な日帰り”とか、”午後過ぎになって何県に出掛け、地元の名産料理のこれを食わなければ帰れない”とか、”何県何群何村というど田舎に行く”とかさ。読者が「こういう旅を作者にやらせてみたい」と思うような旅。それを作者が実践すれば旅ルポ漫画としてももう少し面白くなると思うんだよね。なにも考えずに適当な旅に行って、その模様をルポ漫画にするだけならアンケート取る意味無いじゃん。今回は此処、って適当に自分で決めて行けば良いんだよ。読者がアンケートに参加する楽しさ、何処にも無いじゃん。
この漫画にはまだ問題がある。賞金100万で旅行に行く、と言っても、この漫画は連載されているんだから原稿料は発生しているんでしょ。単行本も出てるから印税収入もある。出版社から取材費だって出ているかも知れない。つまり、”賞金100万で旅行”という部分がフィクションなわけでしょ。じゃあ、この設定、何が面白いの?
いや、仮に原稿料も印税も取材費も発生していないとしよう(ンなわけないが)。じゃ聞くけどさ、賞金の100万を使い切るとどうなるわけ?「ネームがボツりまくる作者がツイッターでざつ旅アンケートを実施、賞金100万を使い切る前に一定のいいねを集めれば漫画の掲載決定!」とかならまだわかるけど、この漫画ってこうしてもう単行本化もしているじゃん。100万使い切っても失うもの無くない?「賞金でもって色んなところに旅行に行っていい気晴らしになったよ、さあこれからも漫画のネームを頑張って描くぞ!完。」…これで終わりでしょ?しかも現実では単行本にもなってるから印税収入もあるわけだからこれすらもフィクションだし。
漫画としては絵が下手だという問題がある。旅漫画でこれは致命的に思うのだけど。メシがおどろくほど美味しそうじゃないし。牡蠣がまったく牡蠣に見えないんですが。現物の写真から描き起こしているんだろうがそれでこれではね…。たぶん実写取り込みであろう背景も今どきこの程度では…という感じ。人物画は終始歪んでいる。あとは見分けの付かない女子が何人も登場してキャッキャウフフ。観光地の名所ガイドくらいにはなるだろうが、旅行漫画では重要なマップが載ってるわけでもないし、これなら主人公がやってるようにスマホでググりゃ済む。
”ざつ旅”の楽しさもよくわからん。泊まれる旅館があるかどうか、くらいしか意味を成してない。観光名所に行くんじゃなくて、よくわからんところを適当に歩いてみるとかすれば新しい発見があるかもしれないけど。スマホでググって名所に向かうなら行き先事前に決める普通の旅行と同じようなもんじゃん。
福本伸行の「最強伝説黒沢」で40過ぎのオッサンが中学生にボコられ、無様な姿を職場の同僚に見られたショックから逃げるように旅行に出掛け、次第に気分も改善、駅弁喰ってビール呑んでちょっとした豪遊気分になるも、旅先の旅館で偶然手にとった本を読みながら「シートン動物記にやられたっ・・!」…本作って「黒沢」のこの1話で描かれる短いエピソードに完敗してるでしょ。
ざつ旅って楽しいよね、という話がしたいだけなら素人がブログに書いてるざつ旅ルポでも別にいいんでない?ブログなら執筆者が写真をたくさん載せてくれるだろうし。ツイッターでも旅ルポしてるひとはたくさん居るでしょ。漫画ってのは、それらと違ってエンタメだからさ。100万縛り、アンケート、という要素が漫画の面白さに全く寄与していないよね、本作って。ざつ旅する前に漫画としてのざつさを改善したほうがいいのでは。”師匠”の元でもっと修行しよう。フィクションなので”師匠”も居るかどーか知らんけど笑。
ベスト500レビュアー
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雑でいいじゃない。旅に出る理由も経路も……というのはかなり同意。
作中では主人公はマンガ賞取ってなんかいろいろと消費していく感じですが、
まあ賞もなんもなくても旅して飯と酒にお金を使い、よくわからないものを楽しんで寝ればいいのです。
『ぱらのま』に近い感覚ですが、ネタを探しに行く目的意識が違うのかな。
どうせ準備した90%以上はムダになるので、ネタにするはずだった部分をズームするもよし、偶然を拾い集めるもよし。
何かピンとくるものが得られればラッキーな旅(推定獲得率5-10%)、というおっさんおばさん精神のガチャです。
作中では主人公はマンガ賞取ってなんかいろいろと消費していく感じですが、
まあ賞もなんもなくても旅して飯と酒にお金を使い、よくわからないものを楽しんで寝ればいいのです。
『ぱらのま』に近い感覚ですが、ネタを探しに行く目的意識が違うのかな。
どうせ準備した90%以上はムダになるので、ネタにするはずだった部分をズームするもよし、偶然を拾い集めるもよし。
何かピンとくるものが得られればラッキーな旅(推定獲得率5-10%)、というおっさんおばさん精神のガチャです。
2020年9月13日に日本でレビュー済み
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別にね、主人公が旅をする場所を決めるのは雑でいいんすよ。だってタイトルにも書いてあるし。
でも、だからって作者が作品を雑にしてどうすんの?って話ですよ。
なんつーか、友達が旅してきたよーって言ってきて、どうだった?って聞いたら、新幹線に乗ってねー有名なあの場所がすごくてねー山登りがしんどくてねー温泉が最高でねーあと旅館のご飯がすごく美味しかった!みたいな。
これを漫画でやられます。
いやいいよ、友達だったらね、別にいいよ。そんなもんですよ。自分も行ったことあったら盛り上がるし、そうでなくとも写真とか見せてもらったりしてね、うわーいいなーとか美味そう!とか感想言いあえるわけですよ。
だけどこれ、漫画なんすね。
漫画家志望の女子がSNSで投票された方角に雑ぅーに旅に出る、なんて面白そうなコンセプトをひらひらされてね、おっしゃ買うか!ってな感じで金払ってね、ワクワクしながらページ開くわけですよ。
そしたらね、上の通りのね、感じなんすよ。
え?って。なんつーかね、拍子抜け。え?これで終わり?みたいな。漫画家が漫画を描いたんだよね?って。ちょっと絵の達者な一般の方がざつに旅をして、その内容をエッセイとして描いた、とか、そういうんじゃないよね?って。エッセイコミックだったらアリだけど、これ普通の漫画だよね?って。
旅の醍醐味って、知らない場所だったりね、知っていても普段とは違う光景が目にできる場所にね、行くことだと思うんす。あるいはその体験をできる場所に行くことだと思うんす。
自分がふだん生活している場所とはね、絶対、色々ちがうはずなんすよ。地形がちがう、気候がちがう、建物がちがう、人がちがう、着ているものがちがう、食い物とか匂いとか音とか風とか虫とか植生とかはては空気まで変わってくるはずなんすよね。
それがね、感じられないんですよね。この漫画。
行った先の土地を観察してないのが透けて見えるんすよね。
旅行代理店がいう旅のお楽しみスポットに則って描いてんの?って感じ。旅ってこういうもんでしょ?っていう既定路線に乗っかってるのが、こことここ描いておきゃいいでしょ、みたいに考えてんのが分かる。
風景も、これデジカメで撮った写真をそのままトレスしてるだけ。で、キャラをちょこちょこっと書いてハイできたーって。いや舐めてんのかって。
見開きのね、ここは絶対見てほしいって風景をトレスするのは分かりますよ。リアルさでいうと絵は写真に敵わないから、なるべく写真に寄せたいってのはわかる。特にこれは旅もので、現実世界のもんだから余計にだとは思います。
けど全編通してそれってどうなのよ。資料として撮ってきた風景と自分の記憶をもとに、キャラがそこを歩いているように見せるのも漫画家の技術のひとつじゃないんすか。技術がないならないなりに、試行錯誤したらどうなんすか。
楽してるのが丸見えなんですよね。
そんで、それが分かるとね、白けます。
面白そうっつって、一気に2巻も買ったのを後悔しています。
ただ、現実のSNSと連動しているっていうコンセプトはすごくいいと思います。
購入後に他の方のレビューでそれを知りましたが、そうであればなるほど評価されてる理由も得心がいきます。
しかし自分はTwitterをやっていないので、そういう前評判は知らなかったんすよね。
なのであくまで本屋で手にとった漫画の一冊のように、評価させてもらいます。
でも、だからって作者が作品を雑にしてどうすんの?って話ですよ。
なんつーか、友達が旅してきたよーって言ってきて、どうだった?って聞いたら、新幹線に乗ってねー有名なあの場所がすごくてねー山登りがしんどくてねー温泉が最高でねーあと旅館のご飯がすごく美味しかった!みたいな。
これを漫画でやられます。
いやいいよ、友達だったらね、別にいいよ。そんなもんですよ。自分も行ったことあったら盛り上がるし、そうでなくとも写真とか見せてもらったりしてね、うわーいいなーとか美味そう!とか感想言いあえるわけですよ。
だけどこれ、漫画なんすね。
漫画家志望の女子がSNSで投票された方角に雑ぅーに旅に出る、なんて面白そうなコンセプトをひらひらされてね、おっしゃ買うか!ってな感じで金払ってね、ワクワクしながらページ開くわけですよ。
そしたらね、上の通りのね、感じなんすよ。
え?って。なんつーかね、拍子抜け。え?これで終わり?みたいな。漫画家が漫画を描いたんだよね?って。ちょっと絵の達者な一般の方がざつに旅をして、その内容をエッセイとして描いた、とか、そういうんじゃないよね?って。エッセイコミックだったらアリだけど、これ普通の漫画だよね?って。
旅の醍醐味って、知らない場所だったりね、知っていても普段とは違う光景が目にできる場所にね、行くことだと思うんす。あるいはその体験をできる場所に行くことだと思うんす。
自分がふだん生活している場所とはね、絶対、色々ちがうはずなんすよ。地形がちがう、気候がちがう、建物がちがう、人がちがう、着ているものがちがう、食い物とか匂いとか音とか風とか虫とか植生とかはては空気まで変わってくるはずなんすよね。
それがね、感じられないんですよね。この漫画。
行った先の土地を観察してないのが透けて見えるんすよね。
旅行代理店がいう旅のお楽しみスポットに則って描いてんの?って感じ。旅ってこういうもんでしょ?っていう既定路線に乗っかってるのが、こことここ描いておきゃいいでしょ、みたいに考えてんのが分かる。
風景も、これデジカメで撮った写真をそのままトレスしてるだけ。で、キャラをちょこちょこっと書いてハイできたーって。いや舐めてんのかって。
見開きのね、ここは絶対見てほしいって風景をトレスするのは分かりますよ。リアルさでいうと絵は写真に敵わないから、なるべく写真に寄せたいってのはわかる。特にこれは旅もので、現実世界のもんだから余計にだとは思います。
けど全編通してそれってどうなのよ。資料として撮ってきた風景と自分の記憶をもとに、キャラがそこを歩いているように見せるのも漫画家の技術のひとつじゃないんすか。技術がないならないなりに、試行錯誤したらどうなんすか。
楽してるのが丸見えなんですよね。
そんで、それが分かるとね、白けます。
面白そうっつって、一気に2巻も買ったのを後悔しています。
ただ、現実のSNSと連動しているっていうコンセプトはすごくいいと思います。
購入後に他の方のレビューでそれを知りましたが、そうであればなるほど評価されてる理由も得心がいきます。
しかし自分はTwitterをやっていないので、そういう前評判は知らなかったんすよね。
なのであくまで本屋で手にとった漫画の一冊のように、評価させてもらいます。
2020年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
めちゃくちゃ盛り上がるわけではないんだけど、「ああ、確かに旅ってこんなんだわ」と思った。
”旅”の印象は人それぞれだけれど。若いころにこんな旅をした人もいるんじゃないだろうか。
何もないことが面白いとまでは言わないけれど。このこじんまりした感じは好き。
ざつ旅だしね。これくらいでいいのよこれくらいで。
作画については。作者ツイッター垢の試し読みや無料サンプルを見て判断してください。
めちゃめちゃ上手いとは思いませんが私は好きですよ。
”旅”の印象は人それぞれだけれど。若いころにこんな旅をした人もいるんじゃないだろうか。
何もないことが面白いとまでは言わないけれど。このこじんまりした感じは好き。
ざつ旅だしね。これくらいでいいのよこれくらいで。
作画については。作者ツイッター垢の試し読みや無料サンプルを見て判断してください。
めちゃめちゃ上手いとは思いませんが私は好きですよ。
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