各論的には少しどうかなと思えるところがあったのは事実。しかし総論的には、的確に問題点を把握し、指摘していた本だと思う。これを読んで、アメリカの深層が表層にまで浮かび上がって見えた。共和党、民主党をともすればその党名だけで判断するきらいがあるし、日本のマスコミにはそれを利用した論評が数多く見られた。というより真相に迫ろうという意図がなかったのではないかとさえ思われる。
「隠れトランプ」という言葉がささやかれたが、私は信じられない。あの巨大な情報網を持つ、他国の政府も容易?に履がしてきたCIAやFBIや或いはその他大学や民間のシンクタンクがみすみす見逃していたとは到底考えられないのだ。この「ミステイク」には、考えられないような謀略が潜んでいる気がしてならない。あの「ミステイク」自体が、何処かのプロパガンダであるし、謀略ではなかったかと。
その意味で本書のような著作がもっともっと世に出されるようになることを期待する。アメリカに限らず、日本でも。
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さらば白人国家アメリカ 単行本(ソフトカバー) – 2016/10/29
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「二大政党の将来がどうなるかはわからない。ただ言えるのは、アメリカが白い肌に青い目で英語を話す人々の国だった時代は、確実に終わるということだ」――トランプ対ヒラリー、史上最悪の大統領選が暴いた大国の黄昏。在米の人気コラムニスト町山智浩氏が、党大会、演説集会をはじめ各地の「現場」で体感したサイレント・マジョリティの叫び!
1980年に人口の8割を占めた白人は、現在62%。やがて白人が人口の半分を割り、マイノリティへと転落する日がやってくる。白人たちのアイデンティティ・クライシスは、アメリカをどこに向かわせるのか!? シンクタンク、全米ライフル協会、アンチ人工中絶、スーパーPACと最高裁、肥満と大企業……「アメリカを操ってきたもの」たちの暴走と矛盾に斬りこむスーパーコラム。
1980年に人口の8割を占めた白人は、現在62%。やがて白人が人口の半分を割り、マイノリティへと転落する日がやってくる。白人たちのアイデンティティ・クライシスは、アメリカをどこに向かわせるのか!? シンクタンク、全米ライフル協会、アンチ人工中絶、スーパーPACと最高裁、肥満と大企業……「アメリカを操ってきたもの」たちの暴走と矛盾に斬りこむスーパーコラム。
- 本の長さ386ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/10/29
- 寸法12.8 x 2.5 x 18.2 cm
- ISBN-104062200244
- ISBN-13978-4062200240
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
トランプ対ヒラリーが暴いた大国の黄昏。在米の著者が各地の「現場」で体感したサイレント・マジョリティの叫び!
著者について
町山 智浩
1962年、東京生まれ。コラムニスト,映画評論家。カリフォルニア州バークレー在住。著書に『トランプがローリングストーンズでやってきた 言霊USA2016』(文藝春秋)、『最も危険なアメリカ映画 『國民の創生』から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』まで』(集英社)など。「クーリエ・ジャポン」「週刊文春」など連載も多数。
1962年、東京生まれ。コラムニスト,映画評論家。カリフォルニア州バークレー在住。著書に『トランプがローリングストーンズでやってきた 言霊USA2016』(文藝春秋)、『最も危険なアメリカ映画 『國民の創生』から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』まで』(集英社)など。「クーリエ・ジャポン」「週刊文春」など連載も多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
町山/智浩
1962年東京生まれ。コラムニスト、映画評論家。カリフォルニア州バークレー在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1962年東京生まれ。コラムニスト、映画評論家。カリフォルニア州バークレー在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2016/10/29)
- 発売日 : 2016/10/29
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 386ページ
- ISBN-10 : 4062200244
- ISBN-13 : 978-4062200240
- 寸法 : 12.8 x 2.5 x 18.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 435,040位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 304位アメリカのエリアスタディ
- - 5,759位政治入門
- - 43,136位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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映画評論家、コラムニスト。1962年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。宝島社社員を経て、洋泉社にて『映画秘宝』を創刊。現在カリフォルニア州バークレーに在住。TBSラジオ「たまむすび」レギュラー。週刊文春などにコラム連載中。映画評論の著作に『映画の見方がわかる本』『ブレードランナーの未来世紀』『トラウマ映画館』『トラウマ恋愛映画入門』など。アメリカについてのエッセイ集に『底抜け合衆国』『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』などがある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2017年7月4日に日本でレビュー済み
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4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年9月10日に日本でレビュー済み
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本書ではアメリカ在住の町山智浩が現地の実情を踏まえて、「トランプがヒラリーとの本線に勝てるとは思えない」と記述している。しかし、結果を知ってから読むとまた違う読み取り方がある。リベラルひいきの町山は、本書に限らず過去からアンチ共和党でありオバマを高く評価する主観を持って執筆している。トランプに対しては当然否定的であるが、本書を読むとトランプが「然るべくして」勝ったということが、逆によく分かる。それがいいか悪いかは別にして。
2016年12月3日に日本でレビュー済み
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日本の報道だとトランプとヒラリー以外は蚊帳の外でどんな候補者が出ていたかよく判る。
テッド・クルーズは『マシンガンベーコン』しか知らなかったがキューバ系の移民なのにヒスパニックに人気がないとか民主党のバーニー・サンダースは昔からガチガチの民主社会主義者とか。(しかも元々は民主党員ではないとか)
特にトランプ候補のキャラクターを形作る原型となったものはWWEのプロレス参戦経験と本人主役のリアリティーショー『アプレンティス』であることはチラッと聞いたことはあるがどういった内容なのかあまり知らなかったので興味深い。
事前の大統領選勝者予想でトランプが勝つと予想したのは藤井厳喜氏と木村太郎氏だけ。(森永卓郎氏も当てたが『自分の嫌いな候補が勝つ』というジンクスのため割愛)
著者の町山氏も結果的にハズした訳だが時系列で読んでゆくと米国の報道に沿っているだけにヒラリー一色でトランプを何とかしないと大変なことになる、という米国のマスコミの思惑がよくわかる。
なぜならヒラリー側のマイナス情報はあまり出てこないがトランプのマイナス情報はこれでもか、と出てくるから。
トランプ候補自体もその点をよく把握しているが何故暴言王で支持が拡大していくのか、その振る舞いはキャラなのか本当なのか理由が知りたかった。
結果的にこの本はアメリカのマスコミがこぞってトランプ候補をアシストする結果になったのは何故なのかを提示してくれる。
テッド・クルーズは『マシンガンベーコン』しか知らなかったがキューバ系の移民なのにヒスパニックに人気がないとか民主党のバーニー・サンダースは昔からガチガチの民主社会主義者とか。(しかも元々は民主党員ではないとか)
特にトランプ候補のキャラクターを形作る原型となったものはWWEのプロレス参戦経験と本人主役のリアリティーショー『アプレンティス』であることはチラッと聞いたことはあるがどういった内容なのかあまり知らなかったので興味深い。
事前の大統領選勝者予想でトランプが勝つと予想したのは藤井厳喜氏と木村太郎氏だけ。(森永卓郎氏も当てたが『自分の嫌いな候補が勝つ』というジンクスのため割愛)
著者の町山氏も結果的にハズした訳だが時系列で読んでゆくと米国の報道に沿っているだけにヒラリー一色でトランプを何とかしないと大変なことになる、という米国のマスコミの思惑がよくわかる。
なぜならヒラリー側のマイナス情報はあまり出てこないがトランプのマイナス情報はこれでもか、と出てくるから。
トランプ候補自体もその点をよく把握しているが何故暴言王で支持が拡大していくのか、その振る舞いはキャラなのか本当なのか理由が知りたかった。
結果的にこの本はアメリカのマスコミがこぞってトランプ候補をアシストする結果になったのは何故なのかを提示してくれる。
2016年11月10日に日本でレビュー済み
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まさかと思っていたが、トランプ勝利。町山氏はトランプが敗北すると予想して執筆したのだろうが、選挙後に読んで見ると、トランプ賛美ともとれる記述に気がついた。正直これからの国際政治は不透明だが、停滞だけは無さそうなので、変革が良い方向に進むことに期待したい。
2016年11月30日に日本でレビュー済み
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ウェブマガジンの「クーリエ・ジャポン」の連載記事を、大幅に加筆・修正して単行本化したとのことだが、内容の重複が目立ってしかたがない。連載記事は個々の記事が独立しているから、別の回で触れた話題を再度持ち出しても気になることはないが、単行本化された時点で重複が解消されないと、どうしても目立ってしまう。例えば、1929年の大恐慌に際して、時のローズベルト大統領がニューディール政策を実施。富裕層へ増税して、公共事業を推進して、富の再分配を行った話題は何度も紹介されますからね。同じ話題が繰り返される度に、「またかよ?」という気分になって、次第に読み進めるのが苦になってしまいました。
それに、加筆・修正の時間を十分に割けなかったのか、「この文章でいいの?」と思う箇所もいくつか。例えば、P329に「中流になって子供を大学に生かせ、家や車を買うことができた。つまり「中流」になれた」と書かれているんだが、「中流になった」と書いた直後に「つまり「中流」になれた」と書くのはいかがなものかと…。この点は町山さんが推敲する以前に、講談社の校閲担当者がしっかりチェックしないといけないように思うが、大統領選に間に合わせようとして、十分な校閲作業を行わないまま、出版に踏み切ったのだろうか。
現代アメリカを知る良い機会になった本であるのは間違いないので、単行本化に当たっての内容の整理、表現の推敲を、もう少し丁寧にしてもらいたかったな。
それに、加筆・修正の時間を十分に割けなかったのか、「この文章でいいの?」と思う箇所もいくつか。例えば、P329に「中流になって子供を大学に生かせ、家や車を買うことができた。つまり「中流」になれた」と書かれているんだが、「中流になった」と書いた直後に「つまり「中流」になれた」と書くのはいかがなものかと…。この点は町山さんが推敲する以前に、講談社の校閲担当者がしっかりチェックしないといけないように思うが、大統領選に間に合わせようとして、十分な校閲作業を行わないまま、出版に踏み切ったのだろうか。
現代アメリカを知る良い機会になった本であるのは間違いないので、単行本化に当たっての内容の整理、表現の推敲を、もう少し丁寧にしてもらいたかったな。
2016年11月10日に日本でレビュー済み
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トランプ氏が米大統領選に勝利しました。何だかんだ言っても暴言だらけの不動産王が勝つと思っていなかった人々と世界は、平静を装いつつも戸惑いの中にあるようです。
著者の町山氏は本書で、アメリカ大統領選前から予備選、本選前までを、現地コラムニストの視点で解説します。選挙戦の各シーンを、米国の歴史や政治背景、政党・政治家の主義主張や有権者感情などを絡めながら、簡潔にポイントをおさえて論じています。また、根拠となる統計データも適度に明示されます。
時系列の各トピックはどれも明快です。雑誌用エッセイのため語り口もわかりやすく、大統領戦のオモテとウラで何が起きていたのかがよく理解できました。
トランプが民主党はおろか共和党さえも打ち倒したこと。支持者ターゲットを白人中高年ブルーワーカーに絞っていたこと。ヒラリーのマスコミ嫌い。サイレント・マジョリティの真の意味。トランプの暴言スタイルも作られたものであり、モデル政治家がいたこと。FOXニュースの敗北、などなど。
読み通して「あのトランプをなぜ多くの米国民が支持しているのか」といった以前からの謎が幾分か解けました。と共に、ポピュリズムで選ばれた大統領が、数々の突き抜け過ぎた公約をリップサービスでなく実現してしまうのか?はたまた、公約は選挙戦のための口約束として、現実路線に舵を切るのか?新たな疑問も湧いてきます。
ただ、共和党は未来永劫大統領選には勝てないだろうとする著者の読み(または期待?)は外れ、「さらば白人国家」のタイトルも、トランプの政策からすれば行く末が怪しくなってきました。白人比率は減っていくのかもしれませんが、労働者階級についてはこれまで以上に優遇する可能性も十分あります。
イギリスEU脱退に続き、世界が“誰も先の読めない”フェーズに入りつつあることを感じさせる一冊です。これを受けて、日本はどのような余波を受けるのか、目が離せません。
今回のトランプ旋風を新聞やネットとは違った視点で見つめたい方には、ご一読をおすすめします。
著者の町山氏は本書で、アメリカ大統領選前から予備選、本選前までを、現地コラムニストの視点で解説します。選挙戦の各シーンを、米国の歴史や政治背景、政党・政治家の主義主張や有権者感情などを絡めながら、簡潔にポイントをおさえて論じています。また、根拠となる統計データも適度に明示されます。
時系列の各トピックはどれも明快です。雑誌用エッセイのため語り口もわかりやすく、大統領戦のオモテとウラで何が起きていたのかがよく理解できました。
トランプが民主党はおろか共和党さえも打ち倒したこと。支持者ターゲットを白人中高年ブルーワーカーに絞っていたこと。ヒラリーのマスコミ嫌い。サイレント・マジョリティの真の意味。トランプの暴言スタイルも作られたものであり、モデル政治家がいたこと。FOXニュースの敗北、などなど。
読み通して「あのトランプをなぜ多くの米国民が支持しているのか」といった以前からの謎が幾分か解けました。と共に、ポピュリズムで選ばれた大統領が、数々の突き抜け過ぎた公約をリップサービスでなく実現してしまうのか?はたまた、公約は選挙戦のための口約束として、現実路線に舵を切るのか?新たな疑問も湧いてきます。
ただ、共和党は未来永劫大統領選には勝てないだろうとする著者の読み(または期待?)は外れ、「さらば白人国家」のタイトルも、トランプの政策からすれば行く末が怪しくなってきました。白人比率は減っていくのかもしれませんが、労働者階級についてはこれまで以上に優遇する可能性も十分あります。
イギリスEU脱退に続き、世界が“誰も先の読めない”フェーズに入りつつあることを感じさせる一冊です。これを受けて、日本はどのような余波を受けるのか、目が離せません。
今回のトランプ旋風を新聞やネットとは違った視点で見つめたい方には、ご一読をおすすめします。
2016年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
相変わらず切れ味するどい町山さんの最新作。
アメリカの事情に疎い我々からすると、なぜアメリカ国民(と言うか共和党員)はトランプを選んで
しまうのか、全く理解できないが、本書を読むとその構図が良く分かる。要は共和党が低学歴の白人
を愚民化した流れに乗ったのがトランプだったという…
プラスアルファで、出来もしない公約を掲げる共和党をアホだな!と思うものの、選挙への投票率が
高い老人の方を見て政治しているという意味で言えば日本もあまり変わらない気が…。
いずれにせよアメリカの政治事情を知るのにこれ以上の本はなかなか無いと思う。
アメリカの事情に疎い我々からすると、なぜアメリカ国民(と言うか共和党員)はトランプを選んで
しまうのか、全く理解できないが、本書を読むとその構図が良く分かる。要は共和党が低学歴の白人
を愚民化した流れに乗ったのがトランプだったという…
プラスアルファで、出来もしない公約を掲げる共和党をアホだな!と思うものの、選挙への投票率が
高い老人の方を見て政治しているという意味で言えば日本もあまり変わらない気が…。
いずれにせよアメリカの政治事情を知るのにこれ以上の本はなかなか無いと思う。



