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これから始まる「新しい世界経済」の教科書: スティグリッツ教授の 単行本 – 2016/2/18

5つ星のうち 4.2 13件のカスタマーレビュー

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単行本, 2016/2/18
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商品の説明

内容紹介

これから経済を勉強したい人はもちろん、身の回りの経済事象の本質を知りたい人に最適の一冊! いまなぜ資本主義は崩壊の危機にあるのか。巨大格差、移民問題の何が問題なのか。決算粉飾などの企業モラルの低下はなぜ起こるのか。経済は対立や紛争をいか世界に生み出してきたのか。グローバル化はなぜ人々を不幸にするのか……。ノーベル経済賞受賞のスティグリッツ教授が、既存の経済学の誤りをわかりやすく示し、新たな経済の枠組みを説く。

内容(「BOOK」データベースより)

アメリカ型資本主義にリードされた世界各国で、経済は強くなっても中流層は弱くなるという未曽有の事態が次々と発生。富裕層に富は集中し、中・下層は沈んでいくばかりで、巨大な格差社会が到来してしまった。同時に国家や社会を疲弊させ、各国で動乱や経済危機を生み続けている。一体これはなぜなのか?これまでの経済学はどこで間違ってしまったのか?気鋭のノーベル賞経済学者スティグリッツが、ゆがめられた資本主義の真実を暴き、新しい世界経済のあり方を問う!

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登録情報

  • 単行本: 251ページ
  • 出版社: 徳間書店 (2016/2/18)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4198641048
  • ISBN-13: 978-4198641047
  • 発売日: 2016/2/18
  • 商品パッケージの寸法: 19.1 x 12.9 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2 13件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 74,566位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

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トップカスタマーレビュー

投稿者 hiroshi トップ500レビュアーVINE メンバー 投稿日 2016/6/29
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世界中で貧富の格差が拡大している。アメリカでは全体の1%の富裕層が国の富の大部分を独占していると言われている。ヨーロッパの主要国でも日本でも、アメリカを追いかけるように格差の拡大が進み、経済成長への歩みが停滞、混迷に入り込んでいる。スティグリッツ教授は、アメリカにおいて格差が拡大したのはこれまでの誤った経済政策がもたらした結果であることを立証し、格差問題の解決への処方箋を提示している。

アメリカ政府はレーガン政権以来35年間にわたり、経済の供給側(サプライサイド)を重視する政策を続けてきた。規制緩和を進め、富裕層の減税を行い、社会保障費を減額すれば、事業が進めやすくなり、経済が活性化する。その結果、経済成長が実現し、生み出された富は富裕層からしたたり落ちて国民全体が豊かになる、と悦明してきた。いわゆる新自由主義経済論である。ところがそんなことは起こらなかった。富裕層はますます富み、中間層は崩壊して、貧しい階層が大量に生まれたのである。つまり、政府によって政策的に貧富の格差が拡大してきたのである。また、膨らんだ富は生産的な価値拡大ではなく固定資産(土地)の価格上昇に起因するため生産性の高い経済にはつながらない。またその富を投資に向けるのではなく、短期的思考によって株主配当や経営者の報酬へ回した結果、経済のいっそうの停滞を招いている。

スティ
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本書はもともと、主として政策決定者向けに発表された政策提言集です。
そう聞くと尻込みしそうですが、網羅的に並べられた個々の問題点と提言が各々コンパクトにまとめられているため、比較的読みやすくなっています(「世界の99パーセントを貧困にする経済」は、話がくどくて途中で嫌になってしまったが、それと比べても)。また、最新の著者の主張を一気に全部まとめて知ることができるという意味ではお勧めできます。

著者は、アメリカ経済を成長させなかったばかりか、経済的不平等を拡大させてきた「経済のルール」を全面的に書き換えるべきだと訴え、いわばパラダイムシフトを唱えます。
「経済のルール」とは、「サプライサイド経済理論」(隆盛を極めたのは、何と35年前のレーガノミクスの時代!)に基づくルールです。いわゆる新自由主義に基づくルールと言い換えても良いでしょう(著者は、新自由主義ということばをほとんど使っていませんが)。サプライサイド経済学は、不正確で時代遅れだと(そして、市場は真空に存在しているわけではなく、国の法律制度と政治制度によって形づくられているということも)わかっている
のに、政策の世界では連綿と支配的なままであり続けたのです(ヘイゾウは典型的サプライサイダー。彼が日本で主張してきたこと、やってきたことを思い浮かべれば理解しやすいでしょう)。
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Rewriting the Rules of the American Economy: An Agenda for Growth and Shared Prosperity(2015)の邦訳。
アメリカの事例が中心だが、参考になる。

アメリカでは、80年代以降株主への配当が二倍近くになっているが、投資は増えていない(四割から一割へ)。
94頁参照

CEO報酬制度などはまだ日本では一般的ではないが、株主優遇は同じだし、「短期主義的」傾向が顕著になりつつある。
ピケティへの言及も興味深い。「中間層を成長させる」(第5章章題)のがとりあえずの策である。

Rewriting the Rules of the American Economy: An Agenda for Growth and Shared Prosperity – November 2, 2015
by Joseph E. Stiglitz (Author)
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この本の著者は2001年にノーベル経済学賞を受賞したが、社会格差
テーマとした研究で米財務省やIMFなどにも問題提起を行っている。

著者は米国経済が有効に機能するようなルールの見直しを行ない、
格差の解消に一歩一歩近づけるように努力すべきであると提案している。

中間層を分厚くすることによって、期待できないトリクルダウンから成長を
共有するトリクルアップ経済への転換を図るべきで、実践していく価値は
あると述べている著者の意見には賛同できる部分が多くある。
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