ワイドショーと化した大衆迎合主義的なニュース番組、SNSや匿名掲示板を中心とした激しい罵詈雑言が飛び交うインターネット、その狭間で「権威」を失っていくマスメディアや政治勢力。
そういった状況の中で「政治」を改めて機能させるにはどうすれば良いのかということを作者は論じています。
以前の佐々木俊尚氏の論調では、リベラルへの厳しい姿勢が特筆すべき点でしたが、本書では第二次安倍内閣を含む保守派に対しても厳しい指摘をしており、イデオロギー的にバランスの取れた内容となっていると思います。
大学院等で政治学を学んだ人々には物足りないのでしょうが、私のような初学者には十二分すぎる程の内容でした。
…と言うか、「バランスが取れていること」、中庸こそが作者の主張の根幹であるとも言えるんですがねw。
読みさすさ、コンテンツの深さ、長さ
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