極めて有益で、面白い本。ただ、小説などの物語や歴史書などの考察や分析を主体とする本と同じ読み方をするとよく意味が分からないかもしれない。
この本には、正義とは何者か?の答えは書かれていない。あるのは正義について、実例や歴史的に評価されている考え方を交え、「考える」という作業を繰り返し多角的に行っていることだけ。
それだけではあるけれど、これを筆者を先導に、同じ事柄に対して自らがどのように考えるかを自問自答しながら読み進めていくと、
最後には今の自分にとっての正義とは何者か?そして何者であって欲しいのか?その正体、もしくはその尻尾を掴むに至った。と、私は認識することができた。
そして、それが何者であるかの重要性より、この思考を多面的に繰り返し行い、自らの現在地を認識として立脚させ、今後も果てしなく続く数多の思考への有効なツールにできたことは、極めて有益な体験であったため、私にとっては極めて有益な本だったといえる。
逆に、このような読み方、楽しみ方をしないとただの事例集と言われても仕方ないかもしれない。
また、筆者の文化的背景が事例の引用などに強く反映されているので日本人にとって読みにくい、または承服し難い認識が含まれてもいる。
しかし前述の体験はそれらを問題と感じないくらい素晴らしいものだったので、是非一度そのような読み方をしてもらうとよいかと思う。
テレビのバラエティ見ながら「それはいいね」「んなバカな」「えー」とテレビに話しかけるノリで読んだら楽しいってことです。
あと、とてもよく配慮して翻訳されてると思いますよ。
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これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 文庫 – 2011/11/25
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- ISBN-104150503761
- ISBN-13978-4150503765
- 出版社早川書房
- 発売日2011/11/25
- 言語日本語
- 寸法15.49 x 10.92 x 2.29 cm
- 本の長さ475ページ
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「1人を殺せば5人が助かる。あなたはその1人を殺すべきか?」正解のない究極の難問に挑み続ける、ハーバード大学の超人気哲学講義“JUSTICE”。経済危機から大災害にいたるまで、現代を覆う苦難の根底には、つねに「正義」をめぐる哲学の問題が潜んでいる。サンデル教授の問いに取り組むことで見えてくる、よりよい社会の姿とは?NHK『ハーバード白熱教室』とともに社会現象を巻き起こした大ベストセラー、待望の文庫化。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
サンデル,マイケル
1953年生まれ。ハーバード大学教授。専門は政治哲学。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。2002年から2005年にかけて大統領生命倫理評議会委員。1980年代のリベラル‐コミュニタリアン論争で脚光を浴びて以来、コミュニタリアニズムの代表的論者として知られる。類まれなる講義の名手としても著名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1953年生まれ。ハーバード大学教授。専門は政治哲学。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。2002年から2005年にかけて大統領生命倫理評議会委員。1980年代のリベラル‐コミュニタリアン論争で脚光を浴びて以来、コミュニタリアニズムの代表的論者として知られる。類まれなる講義の名手としても著名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2011/11/25)
- 発売日 : 2011/11/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 475ページ
- ISBN-10 : 4150503761
- ISBN-13 : 978-4150503765
- 寸法 : 15.49 x 10.92 x 2.29 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,642位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 2位イギリス・アメリカの思想
- - 4位哲学・思想の論文・評論・講演集
- - 9位哲学 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年5月30日に日本でレビュー済み
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147人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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ベスト1000レビュアー
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ハーバードで長年政治哲学を教え、ハーバード熱血教室でも一躍有名になったサンデル氏の代表作です。本書の冒頭に書かれていますが、正義を議論するには3つのアプローチがある。それは福祉(効用)、自由、道徳である。冒頭ではどれが良い、悪いというような結論は示さず、まさにハーバード流ケースメソッドではありませんが、読者の頭を柔らかくし、視野を広くすることを目指している、という印象を強く感じました。そして最後の方で、ようやくサンデル氏の持論として、「道徳」の大事さ、別の言葉で言えば「連帯的な責任」の重要性を説くわけですが、個人的には説得力があったと思いますし、この展開は納得性がありました。
サンデル氏というとコミュニタリアン(共同体主義者)というようなレッテルを貼られていることが多いかと思いますが、本書でも述べられているように、本人としては当惑しているとのこと。コミュニタリアンという呼び名は間違ってはいないのでしょうが、おそらく彼が最も主張したいのは「連帯的な責任」の重要性でしょう。これは日本人にはわかりやすい主張かと思います。個人主義や自由信奉主義がゆきすぎた結果が、今の米国社会の危機(市民的生活の崩壊)だというのは納得できました。またサンデル氏が述べているように、唯一の正解などないし、合意に至ることもないかもしれないが、それでも議論をすること、公共的言説の質を高めていくことが重要だという点は深く共感しました。
サンデル氏というとコミュニタリアン(共同体主義者)というようなレッテルを貼られていることが多いかと思いますが、本書でも述べられているように、本人としては当惑しているとのこと。コミュニタリアンという呼び名は間違ってはいないのでしょうが、おそらく彼が最も主張したいのは「連帯的な責任」の重要性でしょう。これは日本人にはわかりやすい主張かと思います。個人主義や自由信奉主義がゆきすぎた結果が、今の米国社会の危機(市民的生活の崩壊)だというのは納得できました。またサンデル氏が述べているように、唯一の正解などないし、合意に至ることもないかもしれないが、それでも議論をすること、公共的言説の質を高めていくことが重要だという点は深く共感しました。
2019年8月17日に日本でレビュー済み
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割とぶ厚めの文庫で、すぐには読めないが、読み出すと考えさせられる。
読んでいると、ミルの功利主義、カントの定言命法などにも興味が湧いてくる。ただ著者にとっては、これらは克服すべき哲学となってくる。その際に出てくる例えなども分かりやすい。ジョンロールズの平等主義にも興味がわく。もちろん本の中ではこれも批判されていく✨
そして、結論は連帯の哲学、物語る存在、共通善に基づく政治になる。これが、割と日本に住んでる者にとってはなじみがある論になる。だから、目新しさがあるかと言われると…だけど、全編を通じて、考えさせられる。サンデル教授の白熱授業、受けてみたい!
読んでいると、ミルの功利主義、カントの定言命法などにも興味が湧いてくる。ただ著者にとっては、これらは克服すべき哲学となってくる。その際に出てくる例えなども分かりやすい。ジョンロールズの平等主義にも興味がわく。もちろん本の中ではこれも批判されていく✨
そして、結論は連帯の哲学、物語る存在、共通善に基づく政治になる。これが、割と日本に住んでる者にとってはなじみがある論になる。だから、目新しさがあるかと言われると…だけど、全編を通じて、考えさせられる。サンデル教授の白熱授業、受けてみたい!
2021年7月9日に日本でレビュー済み
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まず、サンデルの論旨です。
政治哲学には以下の3つの大きな潮流があります。
①功利主義(代表的論者はベンサム)
②自由主義/リベラル(同ロールズ、カント)
③美徳/誰が何に値するか(同アリストテレス)
①は新自由主義、リバタリアニズム、市場主義、米国の政党だと共和党、
②は米国の政党だと民主党の思想に近いです。
サンデルが言いたいのは、①(共和党)も、②(民主党)も、③の議論が抜け落ちてしまっている、ということです。
①は、価値基準が画一的すぎます。多様な価値観があるのにどうやって効用を計算するのか分かりません。
また、市場が正義の領域の全てに答えを出せるとは限りません。
②は、人々の自由な権利を守るという原理・手法に拘泥しており、美徳、誰が何に値するのか、宗教的・道徳的な人のあるべき姿、つまりは目的を見失ってしまっています。
自由な選択の結果が正しいものかどうか分かりません。
①や②は分配のための正当な原理や手続きを求めるのに対して、③は人のあるべき姿や美徳、目的を問題にしているのが特徴的です。
サンデルの評価では、民主党の大統領候補だったロバート・ケネディ(後に暗殺)や、皆さんご存じのバラク・オバマは、人々の美徳(サンデルは”共通善”という言葉を使っています)について、宗教的・道徳的に、政治の立場から語った政治家でした。
あのジョン・F・ケネディですら、政治に宗教や道徳をさしは差しはさむべきではないと考えて、自身のカソリック教徒としての立場は政治とは関係ない、と弁明しました。
政治の領域に宗教や道徳を持ち込むと、不寛容や強制を生みかねないと、サンデルは分析しています。
サンデルが言っているのは、そういった強制や不寛容を避ける形で、相互尊重しつつ、政治の場でも宗教的・道徳的美徳について議論をしていかないといけない、ということです。
本書を読むだけだと、本当に①功利主義や②自由主義の立場を超えて、政治の場でも美徳について話すべきなのか、不寛容や強制を生まないか、不安になる部分はあります。
しかし、サンデルの言う通り、我々が議論しないことには始まりません。
これからは美徳という観点からも、政治を観なければならないと思いました。
***
また、本書が優れているのは、いわゆる美徳主義とでもいうべきサンデルの立場を知れることだけでなく、政治哲学の議論の歴史を、わかりやすいケーススタディによって読めるところにもあるかと思います。
政治哲学、カントやアリストテレス、ロールズ、ベンサムといった面々の議論、書籍は、難しいイメージがあるし、高尚で、我々の現実の生活にどのように関係があるのか、よく分からない事が多いと思います。
しかしサンデルは違います。ややもすると高尚かつ理論的になりがちな政治哲学の問題を、類稀なるケーススタディによって、地上におろし、眼前に存在する重要な問題として現してくれるのです。(これが講義の名手と言われ、ハーバードで最多受講者数を記録した所以でしょう)
ケーススタディは多岐に渡り、有名なトロッコ問題や、ハリケーン後の便乗値上げ、殺人犯に嘘をついて友人を守ること、不倫性交、アフガニスタンの山羊飼い(ローンサバイバーという題で映画にもなっている)、マイケルジョーダンの給料、投資銀行家の報酬、車椅子のチアリーダー、PTSD患者へのパープルハート勲章授与の是非、代理母出産、差別是正措置、人工妊娠中絶、、、あげればきりがありません。
この本を読むと、世の中には政治哲学的問題が溢れていることに気付かされます。(最近だと、反グローバリゼーションのトランプがむしろ自由主義的で、グローバリゼーションを推し進めて国内の格差拡大とそこから来る不満を掴み切れていなかったように見える民主党が、むしろ功利主義的に思えます。)
身近な問題を深く考えるヒントにも、学生が政治哲学を体系的に学ぶのにも適した素晴らしい本だと思います。
政治哲学には以下の3つの大きな潮流があります。
①功利主義(代表的論者はベンサム)
②自由主義/リベラル(同ロールズ、カント)
③美徳/誰が何に値するか(同アリストテレス)
①は新自由主義、リバタリアニズム、市場主義、米国の政党だと共和党、
②は米国の政党だと民主党の思想に近いです。
サンデルが言いたいのは、①(共和党)も、②(民主党)も、③の議論が抜け落ちてしまっている、ということです。
①は、価値基準が画一的すぎます。多様な価値観があるのにどうやって効用を計算するのか分かりません。
また、市場が正義の領域の全てに答えを出せるとは限りません。
②は、人々の自由な権利を守るという原理・手法に拘泥しており、美徳、誰が何に値するのか、宗教的・道徳的な人のあるべき姿、つまりは目的を見失ってしまっています。
自由な選択の結果が正しいものかどうか分かりません。
①や②は分配のための正当な原理や手続きを求めるのに対して、③は人のあるべき姿や美徳、目的を問題にしているのが特徴的です。
サンデルの評価では、民主党の大統領候補だったロバート・ケネディ(後に暗殺)や、皆さんご存じのバラク・オバマは、人々の美徳(サンデルは”共通善”という言葉を使っています)について、宗教的・道徳的に、政治の立場から語った政治家でした。
あのジョン・F・ケネディですら、政治に宗教や道徳をさしは差しはさむべきではないと考えて、自身のカソリック教徒としての立場は政治とは関係ない、と弁明しました。
政治の領域に宗教や道徳を持ち込むと、不寛容や強制を生みかねないと、サンデルは分析しています。
サンデルが言っているのは、そういった強制や不寛容を避ける形で、相互尊重しつつ、政治の場でも宗教的・道徳的美徳について議論をしていかないといけない、ということです。
本書を読むだけだと、本当に①功利主義や②自由主義の立場を超えて、政治の場でも美徳について話すべきなのか、不寛容や強制を生まないか、不安になる部分はあります。
しかし、サンデルの言う通り、我々が議論しないことには始まりません。
これからは美徳という観点からも、政治を観なければならないと思いました。
***
また、本書が優れているのは、いわゆる美徳主義とでもいうべきサンデルの立場を知れることだけでなく、政治哲学の議論の歴史を、わかりやすいケーススタディによって読めるところにもあるかと思います。
政治哲学、カントやアリストテレス、ロールズ、ベンサムといった面々の議論、書籍は、難しいイメージがあるし、高尚で、我々の現実の生活にどのように関係があるのか、よく分からない事が多いと思います。
しかしサンデルは違います。ややもすると高尚かつ理論的になりがちな政治哲学の問題を、類稀なるケーススタディによって、地上におろし、眼前に存在する重要な問題として現してくれるのです。(これが講義の名手と言われ、ハーバードで最多受講者数を記録した所以でしょう)
ケーススタディは多岐に渡り、有名なトロッコ問題や、ハリケーン後の便乗値上げ、殺人犯に嘘をついて友人を守ること、不倫性交、アフガニスタンの山羊飼い(ローンサバイバーという題で映画にもなっている)、マイケルジョーダンの給料、投資銀行家の報酬、車椅子のチアリーダー、PTSD患者へのパープルハート勲章授与の是非、代理母出産、差別是正措置、人工妊娠中絶、、、あげればきりがありません。
この本を読むと、世の中には政治哲学的問題が溢れていることに気付かされます。(最近だと、反グローバリゼーションのトランプがむしろ自由主義的で、グローバリゼーションを推し進めて国内の格差拡大とそこから来る不満を掴み切れていなかったように見える民主党が、むしろ功利主義的に思えます。)
身近な問題を深く考えるヒントにも、学生が政治哲学を体系的に学ぶのにも適した素晴らしい本だと思います。
2020年7月1日に日本でレビュー済み
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本の出だしが緊急時の不足物資を高値で販売する妥当性を問うタイムリーな話題であった。
今回のコロナ禍でのマスクや消毒液の高値での転売に政府が介入したのは一つの解決方法であろう。
著者は全編を通して読者に具体例をあげて難問を次々と問いかけてくる。
色々な考え方を提示してくれはするが、もちろんそこに答え自体は記されていない。
学校で教わったとおりの常識的なものの考え方に捕らわれている自分に気づかされる。
世の中の社会現象に関わる各当事者の立場の違いが「正義」の違いなのかも知れない。
確実な答えは得られないが、自分なりの正義への近づき方を知るには大変刺激的な本。
今回のコロナ禍でのマスクや消毒液の高値での転売に政府が介入したのは一つの解決方法であろう。
著者は全編を通して読者に具体例をあげて難問を次々と問いかけてくる。
色々な考え方を提示してくれはするが、もちろんそこに答え自体は記されていない。
学校で教わったとおりの常識的なものの考え方に捕らわれている自分に気づかされる。
世の中の社会現象に関わる各当事者の立場の違いが「正義」の違いなのかも知れない。
確実な答えは得られないが、自分なりの正義への近づき方を知るには大変刺激的な本。
2019年7月13日に日本でレビュー済み
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ハーバード白熱教室をNHKでちらっと見て「なんか面白そう」と興味を持ったので購入しました。
功利主義、自由至上主義、美徳と共通善からの考察、3つの視点から正義とは何かを紐解いて行きます。詳細は読んで頂くとして、アファーマティブ・アクション等日本ではあまり馴染みの無い話や、何が正義で何が平等で何が自由なのかと言った事を身近な事例から紐解いていく構成は非常に面白いです。正義が何かの答えは明確には無いのですが(著者が支持する考え方は述べられています)、VUCAな世界で何を信じれば良いのか分からない状況でどう考えて行けば良いかのヒントは得られると思います。
功利主義、自由至上主義、美徳と共通善からの考察、3つの視点から正義とは何かを紐解いて行きます。詳細は読んで頂くとして、アファーマティブ・アクション等日本ではあまり馴染みの無い話や、何が正義で何が平等で何が自由なのかと言った事を身近な事例から紐解いていく構成は非常に面白いです。正義が何かの答えは明確には無いのですが(著者が支持する考え方は述べられています)、VUCAな世界で何を信じれば良いのか分からない状況でどう考えて行けば良いかのヒントは得られると思います。
2021年12月22日に日本でレビュー済み
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この本に興味を持つ人はおそらくはNHKの白熱教室を見たか読んだかしたのではないだろうか。ここでも興味深い、究極の質問をいくつか投げかけている。そしてそれらを読む者に充分考えさせてから、アリストテレスをはじめとするカントやその他の哲学者の理論を解説していく。ハーバード大での講義でも学生たちに議論させるのははじめの方だけであとは政治哲学の純然たる講義だったようだ。もちろんこの本は一般人、私のようにまるっきり哲学の知識など無い者に対して書かれたものだから、わかりやすく平易に解説されている。
しかし、正直私にはよくわからなかった。言葉の意味も、書いてあることも、わかる。でも理解しただろうか、と思う。一回読んでスラスラ理解できるほど簡単な内容ではない。「正義」とはなんだろうか。どんなとき、どんなことを「正義」というのだろう。「道徳的行動」とは。わたしはそれを明確に言うことができない。カントの理論もなるほどとは思えなかった。
最後に章で著者マイケル・サンデル先生の「正義」が語られる。私はそれにすら充分に理解することはできなかった。
しかし、正直私にはよくわからなかった。言葉の意味も、書いてあることも、わかる。でも理解しただろうか、と思う。一回読んでスラスラ理解できるほど簡単な内容ではない。「正義」とはなんだろうか。どんなとき、どんなことを「正義」というのだろう。「道徳的行動」とは。わたしはそれを明確に言うことができない。カントの理論もなるほどとは思えなかった。
最後に章で著者マイケル・サンデル先生の「正義」が語られる。私はそれにすら充分に理解することはできなかった。
他の国からのトップレビュー
Joey S.
5つ星のうち5.0
great book. Good
2016年11月21日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
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