作者の瀬名秀明さんのことは「パラサイト・イヴ」でしか知りませんでしたが、
いま住んでいる街が舞台で、知っている場所がたくさん登場するため読んでみました。
率直にいって、ものすごく優等生的な、教科書に載っていそうな話でした。
セリフがあまりセリフっぽくなく、また、セリフ自体が少なく、風景描写などの
地の文が多いので、あんまりサクサクとは読み進められませんでした。
この作品の大変重要なガジェットが折り紙なのですが、どのように折っているのか、
どう展開しているのかがイメージしにくいため、挿絵や表紙などにその図形が
あるといいですね。キラキラした青春映画として撮っていただけたら、
すごくおもしろくなりそう。そんなポテンシャルを秘めた作品でした。
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