夏目漱石の「こころ」は、学生の頃から10回以上は読み返してきた本であり、家には様々な表紙の「こころ」が4〜5冊ぐらいあります。
Kindleに無料でダウンロードできて、いつでも読めるなんて本当に良い時代になりました。
この本は、読み進むにつれ、どんどん物語に引き込まれてしまうので、是非、1部までは読んでほしい。
嫌いな人は、おそらく1部で読むのを断念してしまうとは思いますが。
内容を簡単に言うと恋愛の絡んだ三角関係です。
しかしながら、登場人物の『こころ』が交錯するこの作品の本当のテーマはもっと深い所にあります。
様々な登場人物の『こころ』の葛藤や心情や感情がリアルで引き込まれていきます。
また、読み手の『こころ』によって大きく色を変える本だとも思います。
実際、何回も読みましたが、読む時期によって捉え方が異なりました。
読む時期によっては苦痛だったり、退屈だったりするかもしれませんが、それもまた読書です。
おそらく、あなたがこの本(漱石)と真剣に対峙するならば、この本は、あなたの教養、知性、品性、血肉となってくれる事でしょう。
私は、川端康成の「伊豆の踊り子」で読書が好きになり、夏目漱石の「こころ」で読書が大好きになりました。
この本がなければ、本を読まない人生を歩んでいたかもしれません。
純文学だとか、教材で使われている本だとか、古い本だとか硬く考えずに読んでほしい一冊です。
本は手に取った(気になった)その時、その本を読むベストなタイミングだと私は思っています。
このレビューを読んで下さっているあなたが、どんな方で、今なぜこのレビューを読んでいるか存じ上げないのですが、レビューを読んでいる今この時こそ、この本を読む絶好のタイミングです。
幸いにして、Kindle版は無料です。
Kindleでもスマホでもタブレットでも読めます。
是非、ダウンロードする事をお勧めします!
全ての日本国民に読んで欲しい一心で渾身のレビューを書いた為か長文になってしまいました。
長文でしたが、最後までレビューを読んでいただき、ありがとうございました。
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