円盤付きガイドブックは全巻購入しているのですが、プライム見放題に来たこともありレビューを投稿します。
本作の魅力はレビュー欄で語り尽くすことは出来ません。
魅力を上げていけばそれだけで全話の解説そのままになるでしょう。
また、タイトルにもある通り、この作品は「見る度に新しい魅力を発見できる」作品です。
名作は数あれど、何度もシリーズ全体を繰り返して見続けるようなことが出来る作品は稀でしょう。
その稀な傑作の一つがこの作品です。
見直す度に発見される見どころですが、その一つにボスことラッキービーストの動きがあると思います。
ボスは基本かばんちゃんとしか会話しませんしできません。そのように制御されているロボットだからです。
しかし何度も見直せば、ボスが本当は他のフレンズとコミュニケーションを取りたがっているのがよくわかります。
その証拠に、ボスはかばんちゃんと会話している体裁で、サーバルの疑問に答えるような会話の仕方を所々で行っています。
二話冒頭の「みんなボスとお話したがっていると思う」というサーバルの気持ちを間接的に叶えようという意思が見て取れるのではないでしょうか。
そしてクライマックスで「楽しかった」という自我を発露しています。これは本当は緊急事態の指示と関係ないため、本来完全な独り言になっているはずのものです。
しかし聴力が極めて発達しているサーバルに耳聡く聞かれ、しっかり返答されてしまいます。ここのシーンは本当に素晴らしいものです。
SFの賞として名高い星雲賞を取るのも理解できるSFチックな要素でもあり、素晴らしい演出だと思います。
何度も見て、その度に新しい発見をし、心温め、涙し、楽しめる。
そんな素晴らしい作品です。
「つづき」を見ることは不可能になってしまった本作ですが、絶対におすすめできる作品です。

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