眺めているだけで、豊かな気持ちになる。そんな絵本です。
古いボタニカルアートのような風合いの花の絵であふれています。
デルフィニウム、ルドベキア、ベルガモット、ゆうすげ、あまどころ、忘れな草、クレマチス・・・。
すべて実在する植物に縁どられて、ストーリーが進みます。
うさぎが見つけた卵。何が入っているのかと、押したり、木の実をぶつけたり、丘の上からころがしたり。なかなか孵らない卵に待ちくたびれて、眠りこむうさぎ。今度は卵から孵ったひよこが、うさぎを押したり、小石をぶつけたり、丘の上から転がしたり。
この微笑ましいストーリーも、読み返すたびにしあわせな気持ちにさせてくれます。
表紙からイースターの絵本というのはわかります。庭に隠したカラフルに塗った卵を、子どもたちが探す遊びで有名ですが、そのイースターの卵を運んでくるのがうさぎで、ひよこもイースターを代表するキャラクターです。
丘の上から転がすというのは、ホワイトハウスで毎年行われるエッグロールという行事を連想させますし、春を運んでくるうさぎとひよこが、ここではイースターをたっぷり楽しんでいるのですね。
美しい挿絵とともに、春の訪れ、生命と再生への期待と喜びがこめられている絵本なのだと思います。
中古本を購入したのですが、新品にしてもよかった。
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