新シリーズが始まったのは嬉しいのですが、「ぼんくら」シリーズや「霊験お初捕物控」シリーズの続編を待ち望んでいる身としては、宮部さーん!平四郎やお初のことも忘れないでー!と叫びたくなりました。
今作は、「桜ほうさら」や「初ものがたり」を読んでいると少しお得感がありますが、読んでいなくても問題ありません。
主人公の北一をはじめ、冬木町のおかみさんや喜多次などのキャラクターが魅力的で、それなりに楽しめます。
物語は、宮部さん持ち味の濃さ・エグさ・怪しさを全体的に薄めた感じ。軽く読むには最適ですが、物足りなさも感じます。
ともあれ、これからの「きたきた」お二人に、期待します。
きたきた捕物帖 (日本語) 単行本 – 2020/5/29
宮部みゆき
(著)
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本の長さ363ページ
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言語日本語
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出版社PHP研究所
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発売日2020/5/29
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ISBN-104569846947
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ISBN-13978-4569846941
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
江戸は深川、二人の「きたさん」が事件を通して成長していく。謎解き×怪異×人情、新シリーズ始動!
著者について
宮部みゆき
1960年、東京生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞、92年、『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年、『火車』で山本周五郎賞、97年、『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年、『理由』で直木賞、2001年、『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、02年に同書で司馬遼太郎賞、07年、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞。
その他の作品に、『桜ほうさら』『<完本>初ものがたり』『あかんべえ』『この世の春』『荒神』『小暮写眞館』『ソロモンの偽証』、「三島屋変調百物語」「ぼんくら」シリーズなどがある。
1960年、東京生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞、92年、『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年、『火車』で山本周五郎賞、97年、『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年、『理由』で直木賞、2001年、『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、02年に同書で司馬遼太郎賞、07年、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞。
その他の作品に、『桜ほうさら』『<完本>初ものがたり』『あかんべえ』『この世の春』『荒神』『小暮写眞館』『ソロモンの偽証』、「三島屋変調百物語」「ぼんくら」シリーズなどがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮部/みゆき
1960年、東京生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞、92年、『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年、『火車』で山本周五郎賞、97年、『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年、『理由』で直木賞、2001年、『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、02年に同書で司馬遼太郎賞、07年、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1960年、東京生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞、92年、『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年、『火車』で山本周五郎賞、97年、『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年、『理由』で直木賞、2001年、『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、02年に同書で司馬遼太郎賞、07年、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社より
宮部みゆき、久々の新シリーズ始動

謎解き×怪異×人情が味わえて、著者が「生涯、書き続けたい」という捕物帖であり、
宮部ワールドの要となるシリーズ
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2020/5/29)
- 発売日 : 2020/5/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 363ページ
- ISBN-10 : 4569846947
- ISBN-13 : 978-4569846941
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 20,143位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 97位直木賞受賞(101-125回)作家の本
- - 164位歴史・時代小説 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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Amazonで購入
新作の捕物帖だ。なんで今さら捕物帖?という気もしたが、宮部の新作なら読まざるを得ない。
やはり読んで良かった。そのへんの時代劇とはひと味もふた味も違う。
文庫というのは、小物や本を収納する厚手の紙箱らしい。これが本来の意味なんだろう。
小型の安い本をそう呼ぶのは、後世のことか。初めて知った。
本業は文庫屋の岡っ引き千吉親分が急死した。
下っ端の売り子・北一は、残されたおかみさんの知恵を借りて様々な事件を解決する。
宮部流時代劇の魅力は、現代にも通じそうな人間の業が主題になることだ。ぬるい人情劇ではない。
嫌な人物や吐き気を催す悪意が容赦なく描かれる。後を継いだ万作の女房おたまはぶん殴りたくなる厭らしさだ。弱い立場の人に残酷になる奴は今でもいるからなあ。
短編四篇を収録している。
『ふぐと福笑い』呪いの福笑いがテーマだ。容姿を嘲笑されて自殺した嫁の祟りだという。
超自然系のシリーズかと思ったら、そうでもなかった。
『双六神隠し』不吉な宿場ばかりの双六がある。「おおねつ」「めやみ」「はれもの」・・・
「かみかくし」に止まった松吉は、本当に行方不明になってしまう。
発端の不気味に惹きつけられ、解決に感心する。構成が秀逸だ。
『だんまり用心棒』謎解きというより、活劇である。痛快だ。
『冥土の花嫁』生まれ変わりは本当にあるのか。おかみさんがひたすらカッコいい一篇。
「本人しか知らないことを知っていた!」というのは、なんの証拠にもならないことがよくわかった。
「昔話を掘り起こすのは簡単だよ」。おっしゃる通りです。
巷に悪意が渦巻こうとも、善意の人々の助力と主人公の活躍で、最後はすっきり勧善懲悪に着地する。
時代推理のお手本のような傑作だ。主人公はもちろんだが、目が見えないのに知識と勘で真相を見通すおかみと第三話から登場するもう一人の「きた」が強烈な印象を残す。
まだ語られていない謎もあるし、帯に書いてあるからシリーズ化するんだろうね。 楽しみが一つ増えた。
やはり読んで良かった。そのへんの時代劇とはひと味もふた味も違う。
文庫というのは、小物や本を収納する厚手の紙箱らしい。これが本来の意味なんだろう。
小型の安い本をそう呼ぶのは、後世のことか。初めて知った。
本業は文庫屋の岡っ引き千吉親分が急死した。
下っ端の売り子・北一は、残されたおかみさんの知恵を借りて様々な事件を解決する。
宮部流時代劇の魅力は、現代にも通じそうな人間の業が主題になることだ。ぬるい人情劇ではない。
嫌な人物や吐き気を催す悪意が容赦なく描かれる。後を継いだ万作の女房おたまはぶん殴りたくなる厭らしさだ。弱い立場の人に残酷になる奴は今でもいるからなあ。
短編四篇を収録している。
『ふぐと福笑い』呪いの福笑いがテーマだ。容姿を嘲笑されて自殺した嫁の祟りだという。
超自然系のシリーズかと思ったら、そうでもなかった。
『双六神隠し』不吉な宿場ばかりの双六がある。「おおねつ」「めやみ」「はれもの」・・・
「かみかくし」に止まった松吉は、本当に行方不明になってしまう。
発端の不気味に惹きつけられ、解決に感心する。構成が秀逸だ。
『だんまり用心棒』謎解きというより、活劇である。痛快だ。
『冥土の花嫁』生まれ変わりは本当にあるのか。おかみさんがひたすらカッコいい一篇。
「本人しか知らないことを知っていた!」というのは、なんの証拠にもならないことがよくわかった。
「昔話を掘り起こすのは簡単だよ」。おっしゃる通りです。
巷に悪意が渦巻こうとも、善意の人々の助力と主人公の活躍で、最後はすっきり勧善懲悪に着地する。
時代推理のお手本のような傑作だ。主人公はもちろんだが、目が見えないのに知識と勘で真相を見通すおかみと第三話から登場するもう一人の「きた」が強烈な印象を残す。
まだ語られていない謎もあるし、帯に書いてあるからシリーズ化するんだろうね。 楽しみが一つ増えた。
2020年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
待望の宮部みゆきさんの新作にして新シリーズです!
帯には「新シリーズ始動!」江戸は深川、二人の「きたさん」が事件を通して成長していく。
そして、「私がずっと書きたかった捕物帖です」との文言が。
連作短編4話を収録しています。
「ぼんくら」シリーズや「初ものがたり」の雰囲気を漂わせる江戸・本所深川を舞台とする捕物帖。
素直に、マジで面白かった。
北一が住むのは「桜ほうさら」で主人公の古橋笙之介が住んでいた富勘長屋の同じ部屋。
「桜ほうさら」で出てくる太一なども出てくる。
そして第四話では「初ものがたり」で出てくる謎の稲荷寿司の屋台の謎も解ける。
宮部ファンには何ともうれしくてニヤニヤしてしまう趣向だ。
タイトルの「きたきた捕物帖」というからには、
主人公の北一と釜焚きの喜多治の二人が活躍していくんだと思うが今作では喜多治の出番はそれほど多くない。
盲目のおかみさん「松葉」がまた、なかなか知恵者でいい味を出している。
何よりも宮部さんの文章の紡ぎ方がリズム感があってすごく心地よい。
北一の心の声にはクスッと笑ってしまう。
行間・文字間を生かして読ませる。
上手いなぁ~と感心してしまう。
帯には「新シリーズ始動!」江戸は深川、二人の「きたさん」が事件を通して成長していく。
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連作短編4話を収録しています。
「ぼんくら」シリーズや「初ものがたり」の雰囲気を漂わせる江戸・本所深川を舞台とする捕物帖。
素直に、マジで面白かった。
北一が住むのは「桜ほうさら」で主人公の古橋笙之介が住んでいた富勘長屋の同じ部屋。
「桜ほうさら」で出てくる太一なども出てくる。
そして第四話では「初ものがたり」で出てくる謎の稲荷寿司の屋台の謎も解ける。
宮部ファンには何ともうれしくてニヤニヤしてしまう趣向だ。
タイトルの「きたきた捕物帖」というからには、
主人公の北一と釜焚きの喜多治の二人が活躍していくんだと思うが今作では喜多治の出番はそれほど多くない。
盲目のおかみさん「松葉」がまた、なかなか知恵者でいい味を出している。
何よりも宮部さんの文章の紡ぎ方がリズム感があってすごく心地よい。
北一の心の声にはクスッと笑ってしまう。
行間・文字間を生かして読ませる。
上手いなぁ~と感心してしまう。
2020年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久し振りに、面白い本を見付けました(^^)
失礼ですが、他の捕物帖は、少し、暗い影がまとわりつきますが、北さんが、明るくて、如何にも、江戸っ子らしく、ハラハラさせてもくれますが、展開が早くて、あっという間に読んでしまいました(^^)
喜多さんの素性が、とっても気になって、おかみさんが格好良くて、この先、どんな展開になるのでしょうか(^^)
早く続編が読みたいです(^^)
挿絵も可愛くて、良かったです(^^)
失礼ですが、他の捕物帖は、少し、暗い影がまとわりつきますが、北さんが、明るくて、如何にも、江戸っ子らしく、ハラハラさせてもくれますが、展開が早くて、あっという間に読んでしまいました(^^)
喜多さんの素性が、とっても気になって、おかみさんが格好良くて、この先、どんな展開になるのでしょうか(^^)
早く続編が読みたいです(^^)
挿絵も可愛くて、良かったです(^^)
2020年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮部みゆきがホンマはこんなん書きたかったって意味がなにげに解ったような気がします。普通の捕物話とはちょっと毛色が違う。こんな捕物帖も面白い。きたきた捕物帖って題名は後一人のまだ素性のわからないもう一人のお風呂屋さんのきたさんが仲間に入るのかなって勝手に思っています。
私はもう一人のきたさんめっちゃ気になって気になって。素性知りたい 今までの宮部みゆきワールドとはかけ離れてるけど
こういうのも楽しいし面白い。穏やかな捕物帖って感じかな?事件はちゃんとあるけれど解決の仕方がお縄ではないところとか
前の親分さんの女将さんとっても魅力的。
地方に住む姉にアマゾンから送って
私はまだ読んでいなかったので感想聞いたらもの足りない感じの返事でしたが。姉も宮部みゆき大好きな人ですが摩訶不思議
ワールドではなかったのでこの感想なのかなと思いました。私はこのきたきた捕物帖
好きです。でも三島屋も他のシリーズも
単独の泣き童子やばんば憑きみたいなものも書いて欲しいです。全然本作の内容にも触れないレビューですが宮部みゆきファン
の人なら何も語らなくてもちゃんと解ると思います。シリーズ楽しみが増えました。
早く新作だして下さいと祈るばかりです!
私はもう一人のきたさんめっちゃ気になって気になって。素性知りたい 今までの宮部みゆきワールドとはかけ離れてるけど
こういうのも楽しいし面白い。穏やかな捕物帖って感じかな?事件はちゃんとあるけれど解決の仕方がお縄ではないところとか
前の親分さんの女将さんとっても魅力的。
地方に住む姉にアマゾンから送って
私はまだ読んでいなかったので感想聞いたらもの足りない感じの返事でしたが。姉も宮部みゆき大好きな人ですが摩訶不思議
ワールドではなかったのでこの感想なのかなと思いました。私はこのきたきた捕物帖
好きです。でも三島屋も他のシリーズも
単独の泣き童子やばんば憑きみたいなものも書いて欲しいです。全然本作の内容にも触れないレビューですが宮部みゆきファン
の人なら何も語らなくてもちゃんと解ると思います。シリーズ楽しみが増えました。
早く新作だして下さいと祈るばかりです!