江國香織さんのファンですから。購入せずにはいられません。
タイトルにも心惹かれました。
がらくた (新潮文庫) (日本語) 文庫 – 2010/2/26
江國 香織
(著)
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本の長さ339ページ
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言語日本語
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出版社新潮社
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発売日2010/2/26
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寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
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ISBN-104101339260
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ISBN-13978-4101339269
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
私は彼のすべてを望んだ、その存在も、不在による空虚さも―。45歳の翻訳家・柊子と15歳の美しい少女・美海。そして、大胆で不穏な夫。彼は天性の魅力で女性を誘惑する。妻以外のガールフレンドたちや、無防備で大人びた美海の心を。柊子はそのすべてを受け容れる、彼を所有するために。知性と官能が絡み合い、恋愛の隙間からこぼれ出す愉悦ともどかしさを描く傑作長編小説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
江國/香織
1964(昭和39)年東京生れ。短大国文科卒業後、アメリカに一年留学。’87年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、’89(平成元)年「409ラドクリフ」でフェミナ賞、’92年『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』で紫式部文学賞、’99年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、’04年『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1964(昭和39)年東京生れ。短大国文科卒業後、アメリカに一年留学。’87年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、’89(平成元)年「409ラドクリフ」でフェミナ賞、’92年『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』で紫式部文学賞、’99年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、’04年『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2010/2/26)
- 発売日 : 2010/2/26
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 339ページ
- ISBN-10 : 4101339260
- ISBN-13 : 978-4101339269
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 44,693位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 521位直木賞受賞(126-150回)作家の本
- - 1,108位新潮文庫
- - 1,527位日本文学
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち3.2
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年9月18日に日本でレビュー済み
江國作品はどれも大好きでした。
共感できなくても、不倫がテーマでも毎回別世界に行ったようで楽しめました。大人の恋愛小説でした。
ただこの作品だけはものすごく後味が悪くがっかりです。
別世界に行くどころかものすごく気持ち悪くなり読んだあと三日間ぐらい変な気分でした。
ラストが違う結末だったらこんな気持ちはなかったと思います。
とにかくラストが本当にがっかりです。少女にあんな真似させないで。
読まなきゃよかった。小説を読んでこんなモヤモヤ嫌な気持ちになるなんて最悪です。読んでいた時間が勿体ない。
これは恋愛小説じゃないと思います。
共感できなくても、不倫がテーマでも毎回別世界に行ったようで楽しめました。大人の恋愛小説でした。
ただこの作品だけはものすごく後味が悪くがっかりです。
別世界に行くどころかものすごく気持ち悪くなり読んだあと三日間ぐらい変な気分でした。
ラストが違う結末だったらこんな気持ちはなかったと思います。
とにかくラストが本当にがっかりです。少女にあんな真似させないで。
読まなきゃよかった。小説を読んでこんなモヤモヤ嫌な気持ちになるなんて最悪です。読んでいた時間が勿体ない。
これは恋愛小説じゃないと思います。
殿堂入りベスト500レビュアー
たしかに、あえてカテゴリーに分類すると恋愛小説ということにはなるのだろう。4章構成。それぞれ、奇数章は45才の柊子、偶数章は15歳の美海の一人称を中心として語られている。作家の力量は安定しており、きちんと計算されて作られている作品である。
最後はちょっとしたどんでん返しがある。まあ、特別な仕掛けではないので、途中からだんだん展開の予測はつく。それでも、少しどきっとする。実は、あまり余韻の残らない作品なのではないかと思って読んでいたが、結局そんなことはなかった。最初の方の展開と突き合わせて考えると、ちょっとした復讐の意味も込められているのかもしれない。また、モテモテぶりの目立つ男性をもう少し魅力的に描いても良いのではないかとも思いながら当初は読んでいたが、2人の女性に焦点がいくように話をもってゆくには読者の関心を集めすぎる役でも困る。全体としては、それなりに面白かった。ただ、読後感がさわやかな恋愛小説を求める人にはお勧めではない。
最後はちょっとしたどんでん返しがある。まあ、特別な仕掛けではないので、途中からだんだん展開の予測はつく。それでも、少しどきっとする。実は、あまり余韻の残らない作品なのではないかと思って読んでいたが、結局そんなことはなかった。最初の方の展開と突き合わせて考えると、ちょっとした復讐の意味も込められているのかもしれない。また、モテモテぶりの目立つ男性をもう少し魅力的に描いても良いのではないかとも思いながら当初は読んでいたが、2人の女性に焦点がいくように話をもってゆくには読者の関心を集めすぎる役でも困る。全体としては、それなりに面白かった。ただ、読後感がさわやかな恋愛小説を求める人にはお勧めではない。
2014年4月14日に日本でレビュー済み
江國さんの作品では”恋愛にはモラルはない”という行動を取る人物がたくさん登場しますが、共感はできなくても納得できるストーリー展開、そして素晴らしい文章が好きでした。
でも、この”がらくた”の結末(というか始まりのような結末)は私の凡人の感性にはとても気持ち悪く、そして“陳腐”であるとしか感じられませんでした。最初は素敵に描かれていた少女が、最後には実はたた単に、離婚して恋愛にかまけて娘のことは都合の良い時にしか心配しない母親に反抗している子供で、それに付け込んだ中年スケベオヤジのワナに落ちる、ってほんとに陳腐な結論。江國さんの小説は他にもいろいろ読んでおり、とても好きになったので全作品読破するつもりでいたのですが、8冊目でこの本に出会ってしまい、しばらく江國さんの作品は読むのをやめようと思っています。
でも、この”がらくた”の結末(というか始まりのような結末)は私の凡人の感性にはとても気持ち悪く、そして“陳腐”であるとしか感じられませんでした。最初は素敵に描かれていた少女が、最後には実はたた単に、離婚して恋愛にかまけて娘のことは都合の良い時にしか心配しない母親に反抗している子供で、それに付け込んだ中年スケベオヤジのワナに落ちる、ってほんとに陳腐な結論。江國さんの小説は他にもいろいろ読んでおり、とても好きになったので全作品読破するつもりでいたのですが、8冊目でこの本に出会ってしまい、しばらく江國さんの作品は読むのをやめようと思っています。
2012年11月4日に日本でレビュー済み
表紙の絵のように美しい世界が広がる。
世界観はとても美しい。
しかし、その世界に入り込むのは難しい。
気づくと、同じ文章を繰り返し読んでしまうくらい読みづらかった。
こんなにも読みづらい江國香織は初めてかもしれない。
何もしないことを選んだ桐子、夫を愛することだけを生きがいにする柊子、妻だけでは満足できない原、大人たちとしか交わらない美海。
出会っても、会話をしても、交わっても…どこか不可解で馴染めない登場人物たち。
誰にも共感せず、感情移入することなく読了してしまった。
かといって、まったく面白くないのかと言われるとそうではない。
がらくたには魅力があるのだ。
羨望とは違うのだが、危うい均衡を保つがらくたには美しさがあり、儚さがあり、そしてまぶしいくらいの光がある。
そこに惹きつけられて読んでしまう…そんな物語なのかもしれない。
世界観はとても美しい。
しかし、その世界に入り込むのは難しい。
気づくと、同じ文章を繰り返し読んでしまうくらい読みづらかった。
こんなにも読みづらい江國香織は初めてかもしれない。
何もしないことを選んだ桐子、夫を愛することだけを生きがいにする柊子、妻だけでは満足できない原、大人たちとしか交わらない美海。
出会っても、会話をしても、交わっても…どこか不可解で馴染めない登場人物たち。
誰にも共感せず、感情移入することなく読了してしまった。
かといって、まったく面白くないのかと言われるとそうではない。
がらくたには魅力があるのだ。
羨望とは違うのだが、危うい均衡を保つがらくたには美しさがあり、儚さがあり、そしてまぶしいくらいの光がある。
そこに惹きつけられて読んでしまう…そんな物語なのかもしれない。
2010年12月8日に日本でレビュー済み
読み終わったあと、とてつもなく悲しい気持ちになりました。 江國さんの作品には不倫がよく出てきますが、登場人物はクールに受け入れて生きていて、私にはどうしても理解できないのです。 受け入れるしかないと理解した上での冷静さだとしても。 でも、何故か読んでしまう。クールだけどリアルな思いがあり、不幸せで、どうか幸せに行きてほしい、そう思いながら読み、読み終わるとまるで映画を見終わったような気持ちになるのです。 柊子の旦那、原さんに関しては、ただの見境のない女たらしだと思う。 そうゆう奴が結局モテるのかもしれないな。 本当に最低だけど‥‥ そんな原さんが全てで原さんの前では小さな女の子のようになってしまう柊子が、本当に哀れでした。 世の中綺麗ごとばかりではないけれど、綺麗じゃないことばかりな物語だと思いました。 悲しくなるから、読み直したくないなー‥
2007年10月11日に日本でレビュー済み
「スイートリトルライズ」や「赤い長靴」でも感じたけど、
どうも江國さんの描く夫婦の形には違和感を感じる。
愛し合っているのに、お互いが他の異性と寝ることも容認する。
愛してくれるのも、そばにいるのも、
そして自分を傷つけてくれるのも夫じゃなきゃイヤ。
でも傷ついても絶対にそれを見せてはならない。
クールでいようと無理をしているような柊子さんの姿が私には不気味に映る。
一方、ミミちゃんの両親は自分のことに夢中。
彼女もそのさびしさを誰かに不自然に依存することで埋めようとする。
夫婦がいきつけの店を2人で訪れた際のエピソードにはすさまじく恐怖を感じた。
横に夫がいることも忘れて、
妻はその店の板前の逞しい肉体に見惚れてしまう。
それに対して夫が下した「罰」・・・こんな夫婦いるのだろうか?
江國さんは果たして家族とどのような関係を築いているのだろう。
作品を理解する意味でも非常に興味がある。
どうも江國さんの描く夫婦の形には違和感を感じる。
愛し合っているのに、お互いが他の異性と寝ることも容認する。
愛してくれるのも、そばにいるのも、
そして自分を傷つけてくれるのも夫じゃなきゃイヤ。
でも傷ついても絶対にそれを見せてはならない。
クールでいようと無理をしているような柊子さんの姿が私には不気味に映る。
一方、ミミちゃんの両親は自分のことに夢中。
彼女もそのさびしさを誰かに不自然に依存することで埋めようとする。
夫婦がいきつけの店を2人で訪れた際のエピソードにはすさまじく恐怖を感じた。
横に夫がいることも忘れて、
妻はその店の板前の逞しい肉体に見惚れてしまう。
それに対して夫が下した「罰」・・・こんな夫婦いるのだろうか?
江國さんは果たして家族とどのような関係を築いているのだろう。
作品を理解する意味でも非常に興味がある。