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お金の真理 (単行本) 単行本 – 2020/4/23
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「お 金 に 愛 さ れ る た め の「 黄 金 の ル ー ル 」が 僕 に は わ か っ た」
与沢翼、最新刊のテーマは「お金」。
世界状況を一変させたコロナショックを踏まえ、いま彼が何を考えているのか。
著者初のマネー論。
2014年、経営していた会社が解散し無一文になって6年。
この短期間に莫大な純資産をいったいどう築き上げたのか。
お金の基本から、守り方、つくり方、増やし方まで与沢翼本人直筆による
本音のマネー論を凝縮した一冊。
与沢翼が語る「お金の真理」とは!
コロナショック~アフターコロナの世の中を生き抜くための提言も収録。
「お金のよい面を引き出すためには、お金とどのように向きあえばいいのか――。
もしあなたがお金持ちになりたいのなら、この点について深く考えてみるべきです」(与沢 翼)
「行動を起こし、失敗をして、小さな傷をたくさんつくる。
その積み上げによってしか人間は変わることはできない」 (与沢 翼)
◉人間の欲望には終わりがないと知る
◉本当のお金持ちとは、年収が多い人ではない
◉過去を検証しない人は、進歩のない同じ人生を歩む
◉まずすべきことは断捨離、次にすべきことも断捨離
◉お金には生かし方があり、「節約バカ」になってはいけない
◉何事に対しても期待値の高すぎる人はすぐに破綻する
[目次より]
■序章「欲望の日々」から学んだこと
成功を目指す人間の基礎条件
●欲望のブラックホールには近づかない
お金の怖さを知る
●お金には「魔力」がある
資本主義のカモになるな
●賃貸やローンでタワマンに住むのは愚の骨頂
終わったことの「検証」が最も重要
●過去を「反省」することでしか自分を進化させることはできない
あなたの未来を変える「断捨離」
●短期的な「損」は長期的な「得」を生み出す
欲望の暴走を止めるコツ
●「必要十分」で満足できる人は強い
■第1章お金とは何か
危機感は成功の土台
●楽観的な人は死ぬ
万全の備えは優位性になる
●お金は備蓄、備蓄はパワー
可処分所得の大きさが豊かさの源泉
●本当のお金持ちとは年収ではなく「純資産」の多い人
「強い敵」を見てワクワクできるか
●ピンチは変化のきっかけ変化は成功のきっかけ
■第2章お金を守る
行きすぎた節約は逆効果
●お金持ちになるには「心を満たすための最低限度の支出」が必要
自己否定できれば人は自由を得る
●痛みを伴ったとしても過去の意思決定を否定すべきときがある
消費者をだます危険な罠
●世の中の宣伝広告は99%が「ハニートラップ」
ローンは「お金の懲役刑」
●現金一括で買えないものはすべて身分不相応
人付き合いは「人間関係の懲役刑」
●人脈はお金を奪っていく「負債」となる
“従業員的な思考”からの脱却
●お金持ちになりたいなら個人会社を持つことは絶対条件である
■第3章お金をつくる
100人のうち95人は失敗する
●大げさな起業はするな
副業を経ずに突然起業するのはさすがに無理がある
●本業を続けながら「副業」で稼げ
参入時期は結果を左右する
●「アーリーアダプター」への普及を確認してから動くことが成功のポイント
貯蓄成功者の老後は「そこそこ」でしかない
●貯金だけでは本当のお金持ちにはなれない
成功を掴むためのガソリン
●軍資金(=貯金)がなければ永遠に人生は変えられない
不要不急の欲望は最初に捨てる
●「タワマン高層階」「LINE交換」「港区女子」は有害無益
■第4章お金を増やす
増収は一過性にすぎないと心得る
●コストを下げて売り上げを伸ばす
欲望を解放してもよい目安
●「純資産1億円」のコップからあふれた水だけをすする
自分の腕を磨く
●人に任せる資産運用は時間とお金の無駄
意思決定の速さが成功率を上げる
●「小さいテスト」を繰り返せば直感力が伸びる
「直接的にお金は増えない」が大事な行動
●考える時間が多い人ほどお金を稼ぎ続けることが可能になる
成功者は種をまく行動を惜しまない
●貧乏な人は準備を怠る
■第5章お金に愛される生き方
年収3000万円では足りない
●真のお金持ちは家を貸す側、株を発行する側
人間関係の損切り
●あなたを儲けさせるために近づいてきてくれる人などこの世に一人もいない
爆発的な富の増加を生む思考法
●「富の源泉」に近いポジションを取れ
お金には投資という「旅」が不可欠
●真のお金持ちは現金のまま放置しない
「最悪の事態」を想定する習慣
●「確証バイアス」が傷を深める
お金に愛されるために最も重要なこと
●大切な家族を守り、好きな人と全力の仕事をし、自分がやりたいことだけを選んで生きていく
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2020/4/23
- 寸法13 x 2.2 x 18.9 cm
- ISBN-104299000145
- ISBN-13978-4299000149
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出版社より

●特別公開:与沢翼の「アフターコロナ“お金の新常識”」Q&A
Q:コロナショックでリーマンショック以上の世界的不況が予測されているが、アフターコロナの経済、お金の動きはどうなってしまうのか?
A:たとえ不況になったとしても、基本、お金は最も儲かるところに移動しているだけだと考えてください。流通するお金の総量はさして変わらないものです。たしかに一時的には全体の活動が委縮しますが、それはあくまで短期的な一過性のお話です。経済は再び姿・形を変えて爆発的に再開するでしょう。たとえばオンライン教育は今後の教育の提供における標準になっていく可能性が高いですし、フードデリバリーも「たまには出前」から「普通は出前」になって、外食や自炊するほうがイレギュラーで特別になるということです。これまですでに存在していたものが爆発的に伸びるチャンスになります。
主従の関係で言えばこれまでは従属的な立ち位置であったビジネスが主役に踊り出るきっかけになります。もちろんSNSも伸びますしコンテンツマーケットも伸びます。情報発信をしている人や企業はこれから本当の戦国時代に突入です。逆に、オフラインでのビジネスを諦めたり縮小させたり、オンラインへの移行を目指すことでこの不況で生き残るだけでも、その時点でリアルの供給(つまりライバルの数)は減っていますから、お店で食事をする、対面でセッションを受ける、リアルなデートができるなどの「リアルの値打ち」が高騰する可能性が高いと見ています。リアルが贅沢品になるということです。アフターコロナの世界では、安全、衛生、信頼がなければリアルは成立しないため、高コスト・高付加価値のモデルとなって、これはこれで参入障壁を高く築くことのできる大きなチャンスです。
また、直近足元における2020年1月~3月にかぎった話で言えば、タイやベトナム、シンガポールなど東南アジアの一部エリアで住宅不動産の価値が前年同期よりも上がっているというデータが出てきています。もちろん、もう少し経過を見なければなりませんが2~3月はすでにコロナによる経済停滞の影響を受けていたにもかかわらず、です。住宅不動産は投げ売りによる大幅な下落が規定路線かと思われましたが、今のところそのような状況にはなっていません。先のデータに書かれていた理由としては、不動産開発ラッシュが止んだことで供給が減っているから、供給が減る見込みだから、というものです。
このように、どこかでお金が減るときはお金を増やすチャンスにもなります。あなたが「ピンチだ」「やばい」と叫んでいても状況は悪くなるだけです。今回のコロナショックのようなピンチが来ようとも、見方を変えて「これはチャンスではないかと疑う」ことがまず大切です。間違いなくチャンスはあります。ですから、寝ぼけている余裕などはなく、すでに動き出しているのが当然です。戦国時代はもう始まっているのです。そこで最重要なことは、沈没する船を見極め、もしそれに自分が乗っていたことが判明したのであれば、すぐにそこから下船すること。逆に、これから繁栄していくであろう船を見つけたら、そこへ勇気を持って飛び乗ることです。
Q:スタートアップのための貯金はどれくらい必要なのか?
A:貯金とはすなわち軍資金。将来の収入を最大化するためのお金です。訪れるチャンス、来るべき好機が来たときに、蓄えたそのお金を資本としてどかんと投入するのです。資金の使い道は、商品を仕入れるのか、ウェブサイトの外注費にするのか、あるいは株や仮想通貨、外貨などを買うのか、チャンスの種類とその時期によって変わってきます。あなたの可処分所得が年100万あるならば、まずは3年で300万貯金できるはずです。まずはこの300万を軍資金として準備し始めてください。
Q:人脈づくりはこれからも「財産」になるのか?
A :まず、人脈に対する認識を改めるべきです。人脈がお金を稼ぐことにつながるとはかぎりません。人が集まれば集まるほどトラブルや人災も起きやすくなります。また人脈がお金になると思っている人は基本的に他力本願といえます。誰かが助けてくれるだろう、誰かがいい話を持ってきてくれるかもしれない、そういう淡い期待が裏にあるのが見え見えなのです。私の経験から断言できるのは、人脈は純資産の拡大において最終的にはマイナスに働くということです。とくに今回のコロナショックによってテレワークが定着していくように、さらにインターネットの各分野がさらに成長します。人脈は宝だ、などと言っていたのでは、もはや時代錯誤に陥るはずです。
Q:PDCA(計画・実行・評価・改善)の有効性は今でも変わらないのか?
A:ひと昔前までは「PDCA」という言葉が重要視されていました。しかし、私が重要だと思うのは、「Pのプラン」に替わりえる「直感、ひらめき」です。直感・ひらめきの長所は早さです。思いついたらすぐやればいいだけ。私は自分がそうであるように、個人の成功を想定していますので、「直感、ひらめき」を用いて個人の優位性である早さを存分に発揮すべきだと考えているのです。このスピード感は組織では出せません。ひらめいて行動したあとは、難しい話は不要で、とにかくあとは「反省」をするだけです。自分が行ったことの結果がどうだったのかを、データも交えてひたすら反省する。これがいちばん大切です。
●特別公開:「お金に愛されるための黄金のルール」本書で詳細解説されているキーワードの一部を公開
◉リスクと上手に共存していく ◉高級車につぎ込むお金は死に金 ◉最初から欲など捨ててしまうほうがいい ◉最も危険な自己正当化バイアス ◉地獄に落ちて初めて気がつく ◉ほどよく幸せであることは最上の幸せ ◉恥をさらすなら初っ端がいい ◉他人からの評価を気にしすぎる人は弱くなる ◉窮状のときに下した決断は、その後の10年を決める ◉国や会社に助けを求めるのはナンセンス ◉本当のお金持ちとは年収の多い人ではない ◉「お金の総量」はたいして変わらない ◉お金の成る木は移動する ◉「節約バカ」になってはいけない ◉「本当の年収」を知る ◉マイナスになっても住宅ローンは即解消 ◉「大手」ほど人をカモにしている ◉基本原則は何事も「疑う」 ◉期待値の高すぎる人はすぐに破綻する ◉ラーメン屋の行列には並ぶな ◉法人の経費制度を極限まで活用すること ◉法律とはそもそも不完全であり恣意的 ◉会社を持つだけで情報感度が高まる ◉収入は広く浅く分散されていてこそ長続きする ◉サクセスストーリーは再現できない ◉失敗例が世に出回ることは少ない ◉ラーメン屋の開業はもちろん危ない ◉融資を受けることは成功ではない ◉自由業の勧め ◉「当たらない」「損をする」を前提とする ◉「時間」と「余剰金」のない人は投資で勝てない ◉今、YouTubeを始めても優位性はあまりない ◉貯蓄期間が長すぎるのも地獄でしかない ◉節約ではなく「稼ぐ」に注力する ◉3年で300万を貯める ◉ミニマルな生活を心がける ◉LINEを交換するごとにお金持ちへの道は遠ざかる ◉港区女子と付き合うと無駄な出費が増える ◉「今の稼ぎ」を信じるな ◉収入が増えても生活レベルを維持する ◉成功の哲学とは「我慢の哲学」 ◉真のお金持ちになるには“再投資”が常識 ◉「マネーゲーム化」による現実との切り離し ◉「純資産1億」を必達目標とする ◉仕入れたものに利を乗せて売るのが商売 ◉大手が提案してくる金融商品は危ない ◉あえて詐欺師に学ぶ ◉供給を独占的に行えるものはないか ◉社会の潮流や時流に合わせる ◉直感で決めて小さなテストをする ◉「隣の芝生」に憧れても成功者にはなれない ◉小さな成果を喜べる人は勝てる人 ◉世の中への興味と自問自答 ◉新しいものに飛びつく必要はない ◉直感・実行・反省 ◉計画よりも「直感」が重要 ◉「しがらみ」からの離脱 ◉けっして「自暴自棄」にはならないこと ◉足るを知る ◉「もっともっと」に満足の境地はない ◉小さな収入、小さな支出にこそ、最大の注意を払え ◉小さな支出、小さな収入をけっしてバカにしないこと ◉得意領域でこそ「油断」は禁物 ◉世界の不完全さを受け入れ、世界の流れに身を任す ◉反発をやめれば人生は好転する ◉SNSを意識的に遠ざける ◉他人のサル真似はしない ◉お金に旅をさせる ◉注意すべきはどこに旅をさせるか ◉課題を解決するのにお金は必要ない ◉富の源泉を探り続けろ ◉友人からの案件は100%断れ ◉時代のテストを経ていないものは足切りしてよい ◉お金は「姿を変えさせる」ことで大きくなる ◉自分には厳しく、周囲には寛容であれ ◉スピリチュアルな方向には深入りするな ◉最悪な状況は定期的に思い浮かべておく ◉いま手元にあるお金は命に等しい ◉真のお金持ちのお金の使い方は、よく見ておくこと ◉本気で仕事をしてくれる人だけを大切にする
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
1982年11月11日、埼玉県生まれ。投資家・実業家。2007年3月、早稲田大学社会科学部を卒業。
早大在学中より2度の起業を経てメディアに登場。「秒速1億円の男」として一躍脚光を浴びる。
2014年にシンガポールに移住し、相原麻美と結婚。2016年からはドバイに移住し、長男「麗」を授かる。
現在は株式、不動産、外貨、仮想通貨、社債、保険、信託などを対象に個人投資家として活動。
マレーシア、フィリピン、タイ、アラブ首長国連邦、日本の5カ国に計40戸の高級不動産を所有し、
大家業も行っている。借入はなく、すべて自己資金による現金買いで、純資産およそ70億円を形成するに至る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1982年11月11日、埼玉県生まれ。投資家・実業家。2007年3月、早稲田大学社会科学部を卒業。早大在学中より2度の起業を経てメディアに登場。「秒速1億円の男」として一躍脚光を浴びる。2014年にシンガポールに移住し、相原麻美と結婚。2016年からはドバイに移住し、長男「麗」を授かる。現在は株式、不動産、外貨、仮想通貨、社債、保険、信託などを対象に個人投資家として活動。マレーシア、フィリピン、タイ、アラブ首長国連邦、日本の5カ国に計40戸の高級不動産を所有し、大家業も行っている。借入はなく、すべて自己資金による現金買いで、純資産およそ70億円を形成するに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2020/4/23)
- 発売日 : 2020/4/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 368ページ
- ISBN-10 : 4299000145
- ISBN-13 : 978-4299000149
- 寸法 : 13 x 2.2 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 80,241位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 305位一般・投資読み物 (本)
- - 4,068位人生論・教訓
- - 10,324位趣味・実用
- カスタマーレビュー:
著者について

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カスタマーレビュー

上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
共感できることばかりですし、新たな学びになることも書かれています。購入して良かったです。
特に、自営業者・経営者の方で、見栄を張ることや体裁、自分の欲望に振り回されている人にとって、
人生を好転させ得る大切なことが書かれていると感じます。
そういう方におすすめしたい本です。
私は、与沢さんの信者でもアンチでもないです。
20代前半に起業し、一人株式会社をつくり、8年自営業を続けている者です。
2,000人以上、様々な起業家・経営者の方々と接してきました。
特に一部の男性の間では、水面下で見栄張り合戦があるように常々感じています。
売上規模、年収、従業員数、支店・拠点・店舗の数、
人によっては、高級外車、高級時計、その他高級ブランド品、グループ会社数、海外拠点、自社ビルなど、
見栄の張りどころで頑張って、それらを内心誇らしく思ったり、
女性にアピールしている男性起業家・経営者の方も一部いらっしゃいます。
(もちろん大半の方は、見栄のためではなく、経営上の判断でそのように事業展開しているのだと思います。)
愛人・彼女の数やレベルの高さを自慢し合って、自尊心を満たしている人もいます。
私は細々と小規模事業を営んでいるので、そこまでではありませんが、
20代の時、少なからず体裁を気にしていました。
また、今思うと本当にしょうもなく恥ずかしいのですが、
どんどん収入を伸ばしていきたい、女性にモテたいという気持ちもありました。
その結果、ムダな投資や浪費も増え、毎年売上や収入を伸ばしていっても、
20代の時は一向にお金が残りませんでした。
今思うと、20代のうちにもっと利益を貯めていたらと悔やまれます。
どんどん稼いでどんどん使うという20代の時のやり方を続けてきて、
アラサーの時に、終わりのない忙しさに心が折れました。
ご縁や運に恵まれて仕事量は常に十分だったものの、
ずっと忙しく働き続けて利益があまり残らないというのは、
事実上、経営の失敗だったと思います。
それから、しばらく人付き合いを断ち、一人で考える時間をつくったことで
失敗要因に気づき、今は自分の価値観や経営体質を改善できました。
いまは収入をほとんど落とさず、戦略的に働く時間を減らし、週2日~3日稼働する生活を続けています。
20代の時に、「物欲」「色欲」「名声欲」のくだらなさに気づき、卒業できて良かったです。
私などはスケールが小さい経験ですが、仮に、稼ぐお金や使うお金のスケールが大きくても、
結局同じ結論に行き着くのだ、これが真理なのだ、ということを与沢さんのお話で感じました。
欲望を追求することの愚かさ、長期的に豊かになれるお金との向き合い方を学ぶことができます。
一部の男性起業家・経営者の方におすすめしたいです。
ほぼ同年代ですが
彼の落ち着いたトーンの文章が
嫌いではありません
起業、破産無一文、海外移住
さまざまな経験や失敗を経たからこそ
その反省に立ち
今は、リスクを管理しながら
日々の営みの細部まで気を遣う様子が
伝わってきます
お金の本質
お金の守り方
お金の増やし方
について、これまでの成功や失敗
また、世情への洞察を
交えて述べています
私が気になった、いくつかの
キーフレーズをご紹介します
・欲望のブラックホールには近づかない
・ほどよく幸せであることは最上の幸せ
・過去を反省することでしか自分を進化させることはできない
・お金は備蓄、備蓄はパワー
・お金持ちになるには「心を満たすための最低限度の支出」が必要
・現金一括で買えないものはすべて身分不相応
・「常に欲求不満でいる」ということが大切。成功の哲学とは「我慢の哲学」
・考える時間が多い人ほどお金を稼ぎ続けることが可能になる
・小さな支出、小さな収入を決してバカにしない
・本気で仕事をしてくれる人だけを大切にする
仕事を含め
毎日に本気で取り組むことの
重要性を巻末で説いていますので
そのくだりもご紹介します
「今、私は妻や子どもと過ごし
ちょっとした瞬間に
幸せを感じています
この代替の利かない
大切な家族を守り、
好きな人と全力の仕事をし、
自分がやりたいことだけを
選んで生きていく。
これこそがお金に愛されるために
最も重要なことだと思っています」
そのために、
自分を信じて最後まで生き抜くこと、
自分を信じるために、自分自身の経験を積む、
そのために膨大な量の成功と失敗を積み重ねる
と書いています
著者がこれまで
多くの失敗を重ねながらも
猛省に猛省を重ね
それでも自分を信じ
行動を積み重ねてきたと述べています
著者の評判、諸々各論や内容に
異論反論はあろうかと思いますが
その猛省の上に立った行動力と
意志力に刺激を受ける意味で
参考になる本かと思います
第一は学歴が悪くないこと。一時のように極貧の中から歯を食いしばって登ってきたという類のひとたちではないといえます。第二は(与沢さんもそうなのですが)割と早い時期から成功するのですが、20代で仕事and/orプライベートで1度は痛い目にあっていることです。これも不思議に共通しています。第三は人との交流や人脈作りに熱心でないことです。与沢さんなどはむしろ積極的に避けているようですね。第四はプライベートはみんなビックリするくらい地味な生活を送っていることです。わたしのよく知るデザイナーも案件はもっぱらスタバのテラス席で考え、自分の家の中は必要最小限の家具しかなく、がらんどうのようです。第五は国や組織への帰属意識が極端に低いということでしょうか。職業にもよりますが、社会常識に囚われないないひとが多く、年配のひとからは「無礼者」と嫌われているケースが少なくないようです。
本書に書かれていることはとにかくもっともなことばかりで反論の余地がないのですが、しかし実際できるかというと、実行できるひとは少ないのではないですか?でも長期の住宅ローンを組むことは危険であるなどは、心に留めておいてよい忠告ですね。見栄で高いタワマンなどに住むのような真似はやめろというのももっともです。一方、成功するためには個人会社を作れといいますが、わたしは一般の方は税金、それも相続税対策をするなどの目的以外で個人会社を作ることには意味がないと思いますよ。それも相続財産が控除分を除いても3~4億以上ある家に限られるんじゃないでしょうか(もちろん本業の仕事で法人組織を立ち上る必要があるひとは別です)。また、80億を超える財産を持っていて、私生活は月数万に抑えているというのも、自分にはできませんねぇ。何のために仕事をしているのか分からなくなってしまいます。ただ、先日ちょっとお金が入ったので以前から少し贅沢だけど欲しいと思っていた時計を買うところだっtのですが、思い止まりました。これはたしかに本書の効能のひとつでした(笑)。
あと気になることを述べよといわれたら、こういった才能が何故か社会の上澄みの方の職業に集中していることです。インターネットの利用がいやに重視されているのも気になりますね。著者は副業から成功していくことを勧めていますが、副業となるとどうしてもインターネットの利用ということになるのでしょうか。これは年寄り(65を越えています...一応現役ですけど...笑)からの意見ですが、みんなもっと本業を一生懸命やりましょう。そして本当の意味での社会的地位や信用を手に入れられるように頑張ろうじゃありませんか。たしかにまだ若いうちはどうしてもあちこちに目がいきがちですが、今は黙ってただ前進しましょう。それと、国や組織に対する帰属意識が持てるひとと持てないひとでは、前者の方が絶対幸福です。