岡崎律子の世界は、ところどころで、その隠している性格が見えるというところがある。それは、このひと激しい人じゃないか?と、いうところである。
なにひとつない、いいこと。なにがなんでも愛されたい、というきもち。なにがなんでも、ネガティブな気持ちを隠す(このアルバムでは特に)。この、ネガティブな面を隠す、と、いったが、彼女の必殺技、蘇る。これこそが、激しい気持を表している。青空(曲)でさいごに、蘇ると信じて生きていいのね、、、という歌詞で終わっている。蘇る これをポジティブかネガティブかとらえかたで、岡崎律子の魅力が分かれるんではないか?このアルバムに限らず、よみがえるというのは重要キーワードである。絶望の世界から、蘇る。僕はそうとらえている。これは問題発言かもしれないが、もっとネガティブな曲を作ってほしかった。けっきょく最後は、ネガティブな世界(すべての曲が絶望ではないので)からよみがえる、そういうことではないか、と、いうことである。