王になるということは、自分の幸せをあきらめることかもしれない。
今回の話は、もう一人のレティの話でもあります。
敵国の王位継承問題に関することが主流になってきます。
とても純粋で「お姫様」なアナスタシア。
彼女は兄弟たちの王位継承問題に翻弄されてしまいます。
ただ、彼女の運命を、第三者の目から見ていたレティやヴィクトルは
彼女がどのような形を選ぶのか分かっていたのでしょう。
彼女の「お姫様」としての夢をかなえてあげる一方で、
彼女が今後あきらめなければならないものを突き付けなければならない。
王族とは国のために尽くさなければならない。
でも、そのためには自分の夢や幸せなんてものをあきらめなければならない。
そしてレティは幼いころから自分が王になるとわかっていて、
すべてをあきらめてきたのかもしれません。
アナスタシアを通して、レティの悲しい覚悟がとてもよくわかりました。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
