多分、このコロナで強制的にリモート勤務になったサラリーマンの大多数にとって、本書の内容はほぼ参考にならないと思います。
ターゲットはフリーランスや個人事業主、数人規模の会社員と言った印象。
かなり楽しみにしてたんですが、ものすごくがっかりです。
チャプター2:
普通はセキュリティソフト等がインストールされ会社の管理下にあるものを利用するはずです。労働者側に選択の権利はないでしょう。
チャプター3:
Web会議を「使いこなす」ってほどの情報量じゃないですね。ツールの紹介してあるだけ。例えば会議中のコメントのやり取り、ファイルの受け渡しとか、実務上で必要になる使い方色々あるはず。
チャプター4:
早々に難しいという理由でホワイトボードアプリを否定してかかってますが、参加者で話し合いながらボードに整理していくってやり方が使えなかったら難しい会議結構あるんですが。難しいからこそ説明してあげるべきでじゃないかなあ。
パワポに音声録音するやり方が紹介されていますが、なぜ会議自体を録画する方法を紹介しないんですかね？会議のやり取りも記録できるし事前準備いらないという点で圧倒的に便利でしょうに。
チャプター5:
チャプター3でWeb会議の話をしておきながら、今更電話は避けるべきとか、gmail使おう、ビジネスチャット使おうとか、順番逆でしょう。ここまで読み進めていれば今更電話がいいなんて思わないです。
それに相手の時間を奪うことを理由に電話を否定していますが、それはオフィスでも同じことです。
チャプター6:
私はここにほぼ唯一にして最大の興味があったんですが、、、内容薄いし在宅関係ないし。挙げ句の果て、楽しめる工夫をするために先輩同僚にアドバイスを求めなさいと言い出す始末。いや、それを本から知りたかったんですってば。
チャプター7:
クラウドストレージがダメなら外付けディスク使いなさいとか、、、クラウドがダメならそれもダメに決まってるじゃないですか。
同じ理由でiPadも利用は難しい。
大体ネットワーク越しにファイル共有できる前提でこれまで話しておきながら、ここに来てクラウドストレージダメだったらとか今更すぎです。
チャプター8:
スマホやiPadはパソコンに準ずる扱いなので私物を業務に使うにはそれなりのハードルがありここの内容を気楽に試すのは難しい。アカウントを同じもの使うことでこんなに便利にとかしれーっと書かれていますが、真っ当な会社ならアカウントも厳重に管理されているはず。私物の端末に気楽に使ったりできません。
逆に業務用に端末を配られているのならば、この本を読むまでもなく使っているはず。
チャプター9:
会社からパソコンを支給されているからセキュリティソフトも導入済み。
なぜかクラウドストレージや外付けデバイスにファイルを保存しておけば破損しても安心とかかかれていますが、セキュリティの観点からいけばダメでしょ？なんでここに書いてあるのか。それにファイルの破損なんかは在宅勤務に限った話ではない。
ちょっと気になったのが、標準のWindowsセキュリティとは別にソフトを入れればより安心という書き方。バッティングしてソフトが正しく動かなくなることもありますから入れればいいものでもない。
チャプター10:
もうずいぶん前からペーパーレスで会社間の契約すらペーパーレス進めているので、印刷に関してはまるで参考になりませんでした。
というか、コンビニの印刷を勧めるとか情報漏洩の観点から見てダメでしょ？
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出版社より
オールフルカラー。自宅で最大限の成果を出す仕事術を大公開！
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本書では、こうした悩みを抱える人向けに自宅で最大限の成果を出す仕事術を解説しています。コミュニケーション、モチベーション、会議など、多くの人が悩んでいるであろう事柄の解決策を提示します。また、自宅仕事を快適にするPCの操作法や悩みの解決に役立つアプリやサービスも多く紹介しています。
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多くの人が悩みを抱えるWeb会議システムについても、サービスごとの機能や使い方などを解説しているので、どのサービスを使うべきかがわかります。 |
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