矢野顕子さんを追っかけて作った、まさにall about矢野顕子な一冊。
でもだからと言って彼女の大ファンでなくとも十分楽しめる本だと思います。
くるり岸田くん、アーティスト奈良美智さん、マッキー、糸井重里さん・・・らとの対談は非常に楽しく読めます。
中でも女性として刺激を受けたのは、同じ時代を歩んでこられた大貫妙子さんとのレストランでの対談。
気心知れた同士だからでしょうが、お二人の色んな気持ちや、物事への考え方が垣間見れて刺激的でした。
女性としてこれからどんなふうに毎日を過ごしていきたいんだろう、と自分自身少し悩んでいたところだったので、なんだか心に気持ちの良い風が吹き渡った感じがしました。
あとは娘さんの美雨さんとのページも良いです。
家族しか知らない矢野さんの一面が存分に知れておもしろかったし、感動もしました。
そして全体を通じて写真がすごく良いです。
というより、やはり矢野顕子ってすごく美しい女性なんだなと実感させられました。
見た目がきれいな女優さんなら山ほどいますが、内面から湧き出る強い美しさ(もちろん外見も非常に美しいと思ってますが)がビシビシ伝わってくる。なんか、おひさまみたいな女性だなーと思いました。
ちなみに全部私物というお洋服もめちゃくちゃ可愛かったです!
NYのスタジオやご自宅の様子も公開されていて、興味深く拝見しました。
同じ女性として今を生きる素敵な先輩の一冊。
毎日読むわけじゃないけど、ここぞという時にいつでも取り出せるように見える場所に置いて大切にしてます。
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