各章で印象に残った内容やキーワードを下に挙げてみました。具体例を挙げて丁寧に説明されています。
1章:うわさの影響力
• 予言の自己成就(例:トイレットペーパーの在庫がなくなるという虚偽のうわさが広まり、人々が買いだめに走ることによって本当に在庫がなくなる)
• うわさは騙されやすい人や差別意識をもつ人だけが広めるのではなく、「間違いかもしれないが念のため」という合理的行動によっても広がる。ただこの点については、実際にどの程度の割合が純粋に騙されて行動しているのかということも知りたかった。
• R(うわさの大きさ)∝ i(情報の重要さ)×a(内容の曖昧さ)
• 正常化の偏見(目の前の危険を過小評価すること)により被害が拡大することがある。
• 情報に対する批判力として、内在的チェック(情報内容事態に矛盾がないか)と外在的チェック(他のソースからの情報と比較する)がある
2章:うわさを考える
• 情報は伝達過程で細部の単純化、残りの部分の強調、伝達者の先入観への同化をうける。
• うわさは情報が作り上げられていく過程でもある(「ひょっとしたら」と思わせるような根拠が加わっていく)。
• 不安を煽るだけでなく、回避方法もセットになっているうわさは広まりやすい。
3章:都市伝説の一世風靡
• 類型に学ぶ(うわさのパターンを知っていれば、同じような話を耳にしたときに「あれ?おかしい」と思うことができる)
• 神話的要素のある都市伝説は、神話的要素のある別のうわさ(対抗神話)で打ち消すことが効果的な場合がある。ただこれが有効な例は極めて限られているのではないかと思う。
4章:人と人をつなぐうわさ・おしゃべり
• 有害メディア論(新しいメディアの影響力を過剰に高く見積もった上で、その新しいメディアが人々に有害な影響をもたらすとする説)
• 「メディアで語られていないからこそ、真実なのだ」という「根拠」をまとった情報には十分気をつける必要がある。これは至言だと思う。
5章:メディアとの関係
• インターネットの匿名性、身体性の欠如について
• メディアが増えると要件が拡大する(例:携帯がなければそもそも連絡するほどの要件でなくても、携帯があることによって連絡しなければならなくなる)。
6章:ネット社会のうわさ
• ネット上ではうわさが広がりやすいが、必ず記録が残るので足がつきやすい。
• インターネットが集団分極化を促す(ネット上では同じような考えの人間が集まりやすいため、主張が極端化する)というサンスティーンの論の紹介(この論には批判が多いことも付言している)。
• うわさによる風評被害を避けるためには、白黒つけるために安易に結論に飛びつくのではなく、情報の曖昧さを低減するために様々な情報に継続的に接していく(曖昧さへの耐性をもつ)ことが重要である。
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うわさとは何か - ネットで変容する「最も古いメディア」 (中公新書) 新書 – 2014/4/24
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デマ、口コミ、風評、都市伝説など多様な言葉を持つ歴史を辿り、ネット社会の今も、なぜ人間関係を結び、人々を魅了するかを明らかに。
- 本の長さ262ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2014/4/24
- ISBN-104121022637
- ISBN-13978-4121022639
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
デマ、流言、ゴシップ、口コミ、風評、都市伝説…。多様な表現を持つうわさ。この「最古のメディア」は、トイレットペーパー騒動や口裂け女など、戦後も社会現象を巻き起こし、東日本大震災の際も大きな話題となった。事実性を超えた物語が、人々のつながり=関係性を結ぶからだ。ネット社会の今なお、メールやSNSを通じ、人々を魅了し、惑わせるうわさは、新たに何をもたらしているのか。人間関係をうわさから描く意欲作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
松田/美佐
1968年兵庫県生まれ。91年東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。96年東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻社会情報学専門分野博士課程満期退学。東京大学社会情報研究所助手などを経て、2003年中央大学文学部助教授、08年より中央大学文学部教授。専攻はコミュニケーション論・メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1968年兵庫県生まれ。91年東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。96年東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻社会情報学専門分野博士課程満期退学。東京大学社会情報研究所助手などを経て、2003年中央大学文学部助教授、08年より中央大学文学部教授。専攻はコミュニケーション論・メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
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2018年2月3日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2016年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
論文を書くために購入しました。著者が提示している大半の見方に賛成します。
うわさの流布に基づいて書かれたものが中心となっています。うわさと真実とのつながりがあまり語られていませんでした。
また、第五章の内容はテーマを離れていると感じています…メディア自身の特徴に関する描写が多すぎるではないでしょうか。
インターネット社会で生じる「集団極端化」現象に「なるほど」と勉強になりました。そして、うわさというものの反対側に立っている「真実」とはいったい何だろうかを考えさせられました。
うわさの流布に基づいて書かれたものが中心となっています。うわさと真実とのつながりがあまり語られていませんでした。
また、第五章の内容はテーマを離れていると感じています…メディア自身の特徴に関する描写が多すぎるではないでしょうか。
インターネット社会で生じる「集団極端化」現象に「なるほど」と勉強になりました。そして、うわさというものの反対側に立っている「真実」とはいったい何だろうかを考えさせられました。
2019年3月9日に日本でレビュー済み
1.内容
本書において「うわさ」とは「『人から人へとパーソナルな関係性を通じて広まる情報』」(p16)とするが、それが時代によってどう変遷したかを著した本。時代やメディアの変遷によって「うわさ」の内容は伝達方法も変わっていることがわかる。
2.評価
時代によって「うわさ」が変わる様と、「うわさ」やその類似の概念が記されていること、また、情報をどう処理すべきか、などがわかり有益だったが、p10からで取り上げられている震災の記述関連に疑問を持ったので(決して傍論ではないのは本書を読めばわかる)星4つとする。関東大震災について、p13で「悪意を持って広めた」わけではないとするが、普通に勉強していれば、このように書けない。というのは、官憲が流した、ないし放っておいたという説もあるし、「『地震を予知し計画的に蜂起するなどあり得ない』」(p13)とクリティカル(批判的)に考えることもできたからである。東日本大震災を取り上げたp31「パニック神話」の内容もダメで、2012年時点(本書刊行は2014年)において「スピーディ」(p31)は原発事故における避難判断として使わないことになっており(2012年1月18日11時37分にYOMIURI ONLINE(当時)が配信した「避難判断にSPEEDI使わず…安全委が改定案」による)、また、当時も不確かな情報と認識していたとされるからである(2012年6月12日9時56分にYOMIURI ONLINEが配信した「SPEEDI公表遅れは「適当」…文科省報告書」による)。なお、筆者は、日本政府がSPPEDIを使わないことに決定した判断の是非は判断していない。あくまで本書の記述が問題だということである。
本書において「うわさ」とは「『人から人へとパーソナルな関係性を通じて広まる情報』」(p16)とするが、それが時代によってどう変遷したかを著した本。時代やメディアの変遷によって「うわさ」の内容は伝達方法も変わっていることがわかる。
2.評価
時代によって「うわさ」が変わる様と、「うわさ」やその類似の概念が記されていること、また、情報をどう処理すべきか、などがわかり有益だったが、p10からで取り上げられている震災の記述関連に疑問を持ったので(決して傍論ではないのは本書を読めばわかる)星4つとする。関東大震災について、p13で「悪意を持って広めた」わけではないとするが、普通に勉強していれば、このように書けない。というのは、官憲が流した、ないし放っておいたという説もあるし、「『地震を予知し計画的に蜂起するなどあり得ない』」(p13)とクリティカル(批判的)に考えることもできたからである。東日本大震災を取り上げたp31「パニック神話」の内容もダメで、2012年時点(本書刊行は2014年)において「スピーディ」(p31)は原発事故における避難判断として使わないことになっており(2012年1月18日11時37分にYOMIURI ONLINE(当時)が配信した「避難判断にSPEEDI使わず…安全委が改定案」による)、また、当時も不確かな情報と認識していたとされるからである(2012年6月12日9時56分にYOMIURI ONLINEが配信した「SPEEDI公表遅れは「適当」…文科省報告書」による)。なお、筆者は、日本政府がSPPEDIを使わないことに決定した判断の是非は判断していない。あくまで本書の記述が問題だということである。
2014年8月25日に日本でレビュー済み
著者は、「うわさ」とは、「人から人へとパーソナルな関係性を通じて広まる情報」という簡単な定義から議論を始めます。つまり「うわさ」を、人と人との関係性と情報という二つの側面から捉えていくわけです。
第一章では、石油危機のトイレットペーパー買い占め騒動、関東大震災での朝鮮人来襲説、東日本大震災時の買いだめ騒動などの具体例が分析されます。
情報という側面から捉えると、うわさによって伝えられた情報が真実であれば、「口コミ」と呼ばれ、誤りであれば、「デマ」、「流言」、「ゴシップ」、「風評」、「都市伝説」などと呼ばれ、うわさの多様な形態が述べられます。
人と人の関係性という点から、豊川信用金庫取り付け騒ぎが分析されます。この事件は、うわさの伝達経路が明らかにされた数少ない事件ですが、このうわさの経路をたどることにより、「うわさを信じ安い人がパニックになって預金を引き下ろしに走った」という捉え方を著者は否定します。うわさとは、ごく一部のだまされやすい人が広めるものではなく、うわさに係わった人は冷静にうわさに接し、念のためにとか、嘘かも知れないがとりあえず、といった形でうわさを伝えたのです。うわさを理解するためには、うわさに対する一方的、否定的見方を改めることが必要だと述べています。
第二章では、今まで心理学や社会学など様々の領域から「うわさ」について研究が行われてきましたが、その中から3つの古典的研究が紹介されます。
まず、アメリカの心理学者オルポートとポストマンによる『デマの心理学』。この理論は、目撃情報は人から人へと伝達する内に細部が抜け落ちる「平均化」、一部分が誇張される「強調」、伝達する人々の先入観に逢うように変化する傾向である「同化」、という3つの変容を受けることを明らかにしたものです。つまり、うわさとは、情報の崩壊過程として捉えたわけです。
次は、アメリカの社会学者のタモツ・シブタニの『流言と社会』。シブタニは、うわさとは、「曖昧な状況に巻き込まれた人々が、自分たちの知恵を寄せ集め、その状況についての有意味な解釈を行おうとするコミュニケーション」と定義しました。つまり、うわさは、情報の生成過程として捉える理論です。
三つ目は、日本の社会学者の清水幾太郎の『流言蜚語』。清水は、2.26事件の言論統制を分析し、言論統制により禁じられた世論が流言飛語として流出すると述べ、当時の社会のあり方を批判しました。
著者は、これらの古典の限界を2つ指摘しています。一つは、都市伝説などの平常時のうわさが捉えられないこと。二つめは、うわさを伝える媒体・メディア役割が考察されていないことです。
第三章では、口裂け女や人面犬ブーム、学校の怪談などの都市伝説について分析が行われます。
第四章では、人間関係におけるうわさの意味や働きなどが述べられます。うわさとは、既存の人と人の関係を伝わってゆくものであるがゆえに、人間関係を作る上で重要な役割を果たしていること。ゴシップは楽しい話題として、また集団規範を確認したりする上で、コミュニティにとって必要なものであることなどが論じられます。
第五章は、うわさとメディアとの関係です。
第六章は、ネット社会のうわさ~2010年代の光景です。
この中で、東日本大震災での「風評被害」について、次のように述べています。
・・・風評被害はうわさから生じているわけでも、「不確かで誤った情報」から生じているわけでもない。・・・必要な情報が手に入らない場合だけでなく、政府などの公的機関が情報を隠しているのではないかという不信感、不安感の中で、様々の情報に基づいて個人が採用する「合理的な行動」が引き起こす予期せぬ結果が、風評被害である・・・
政府関係者が放射能を予測するスピーディの情報を公開しなかった理由を「パニックが起きるのを恐れたため」とすることについても、著者は、これは「パニック神話」であると批判的です。
この本、うわさを科学するための入門書としてお薦めします。
第一章では、石油危機のトイレットペーパー買い占め騒動、関東大震災での朝鮮人来襲説、東日本大震災時の買いだめ騒動などの具体例が分析されます。
情報という側面から捉えると、うわさによって伝えられた情報が真実であれば、「口コミ」と呼ばれ、誤りであれば、「デマ」、「流言」、「ゴシップ」、「風評」、「都市伝説」などと呼ばれ、うわさの多様な形態が述べられます。
人と人の関係性という点から、豊川信用金庫取り付け騒ぎが分析されます。この事件は、うわさの伝達経路が明らかにされた数少ない事件ですが、このうわさの経路をたどることにより、「うわさを信じ安い人がパニックになって預金を引き下ろしに走った」という捉え方を著者は否定します。うわさとは、ごく一部のだまされやすい人が広めるものではなく、うわさに係わった人は冷静にうわさに接し、念のためにとか、嘘かも知れないがとりあえず、といった形でうわさを伝えたのです。うわさを理解するためには、うわさに対する一方的、否定的見方を改めることが必要だと述べています。
第二章では、今まで心理学や社会学など様々の領域から「うわさ」について研究が行われてきましたが、その中から3つの古典的研究が紹介されます。
まず、アメリカの心理学者オルポートとポストマンによる『デマの心理学』。この理論は、目撃情報は人から人へと伝達する内に細部が抜け落ちる「平均化」、一部分が誇張される「強調」、伝達する人々の先入観に逢うように変化する傾向である「同化」、という3つの変容を受けることを明らかにしたものです。つまり、うわさとは、情報の崩壊過程として捉えたわけです。
次は、アメリカの社会学者のタモツ・シブタニの『流言と社会』。シブタニは、うわさとは、「曖昧な状況に巻き込まれた人々が、自分たちの知恵を寄せ集め、その状況についての有意味な解釈を行おうとするコミュニケーション」と定義しました。つまり、うわさは、情報の生成過程として捉える理論です。
三つ目は、日本の社会学者の清水幾太郎の『流言蜚語』。清水は、2.26事件の言論統制を分析し、言論統制により禁じられた世論が流言飛語として流出すると述べ、当時の社会のあり方を批判しました。
著者は、これらの古典の限界を2つ指摘しています。一つは、都市伝説などの平常時のうわさが捉えられないこと。二つめは、うわさを伝える媒体・メディア役割が考察されていないことです。
第三章では、口裂け女や人面犬ブーム、学校の怪談などの都市伝説について分析が行われます。
第四章では、人間関係におけるうわさの意味や働きなどが述べられます。うわさとは、既存の人と人の関係を伝わってゆくものであるがゆえに、人間関係を作る上で重要な役割を果たしていること。ゴシップは楽しい話題として、また集団規範を確認したりする上で、コミュニティにとって必要なものであることなどが論じられます。
第五章は、うわさとメディアとの関係です。
第六章は、ネット社会のうわさ~2010年代の光景です。
この中で、東日本大震災での「風評被害」について、次のように述べています。
・・・風評被害はうわさから生じているわけでも、「不確かで誤った情報」から生じているわけでもない。・・・必要な情報が手に入らない場合だけでなく、政府などの公的機関が情報を隠しているのではないかという不信感、不安感の中で、様々の情報に基づいて個人が採用する「合理的な行動」が引き起こす予期せぬ結果が、風評被害である・・・
政府関係者が放射能を予測するスピーディの情報を公開しなかった理由を「パニックが起きるのを恐れたため」とすることについても、著者は、これは「パニック神話」であると批判的です。
この本、うわさを科学するための入門書としてお薦めします。
2014年11月9日に日本でレビュー済み
この本を読んでいて、そういう事なのか、と目から鱗ということがありました。
それは、「悪口」についてで、ある人の「悪口」を言うという事は、その人に強い関心があるということだという事です。
事実そうであっても、なくても、そう考えれば良いのだと、自分を納得させられるものでした。
又、「噂話」をしたがる人は、寂しがりやで人との繋がりを求めているのだというのも、なるほどと思いました。
「風評被害」に対する概念として、「風評利益」と言うことにも言及していますが、ある意味で「口コミ」で評判を得ると言うのも、これに属するのでしょう。
この「口コミ」の力については、嫌と言う程知らしめられています。
昔の「歌声喫茶」を模して、「さわやか歌広場」を主催しているのですが、どんどん参加者が膨れ上がり、「喫茶」の要素を入れられなくなるほどの大盛況になりました。
「口コミ」の凄さです。
ただ、この本の特徴は何といっても、副題にもある通り、インターネット社会における「うわさ」を取り上げている事でしょう。
時々、いろんな問題が起こりますが、そこにある匿名性と一度に多方面に広げられるということが、大きな特色なのでしょう。
悪い点だけが喧伝されることが多いのですが、良いところももちろんある筈です。
この本で一番感じたのは、マスコミの責任の大きさです。
震災時の「風評被害」にしても、ニュース性のあるものだけを取り上げるため、通常の営業をしていても報道に乗らず、悪いイメージだけが伝わり、全体が営業をしていないように伝わってしまうのは、どうしたものでしょうか。
非常に難しい問題だと思いますが、何とかならないのでしょうか。
それは、「悪口」についてで、ある人の「悪口」を言うという事は、その人に強い関心があるということだという事です。
事実そうであっても、なくても、そう考えれば良いのだと、自分を納得させられるものでした。
又、「噂話」をしたがる人は、寂しがりやで人との繋がりを求めているのだというのも、なるほどと思いました。
「風評被害」に対する概念として、「風評利益」と言うことにも言及していますが、ある意味で「口コミ」で評判を得ると言うのも、これに属するのでしょう。
この「口コミ」の力については、嫌と言う程知らしめられています。
昔の「歌声喫茶」を模して、「さわやか歌広場」を主催しているのですが、どんどん参加者が膨れ上がり、「喫茶」の要素を入れられなくなるほどの大盛況になりました。
「口コミ」の凄さです。
ただ、この本の特徴は何といっても、副題にもある通り、インターネット社会における「うわさ」を取り上げている事でしょう。
時々、いろんな問題が起こりますが、そこにある匿名性と一度に多方面に広げられるということが、大きな特色なのでしょう。
悪い点だけが喧伝されることが多いのですが、良いところももちろんある筈です。
この本で一番感じたのは、マスコミの責任の大きさです。
震災時の「風評被害」にしても、ニュース性のあるものだけを取り上げるため、通常の営業をしていても報道に乗らず、悪いイメージだけが伝わり、全体が営業をしていないように伝わってしまうのは、どうしたものでしょうか。
非常に難しい問題だと思いますが、何とかならないのでしょうか。






