自分なりに努力しているのに、もう一歩、壁を破って一流の域に達することができない。苦手を克服できない。メンバーの力量を引き上げたいのだがうまくいかない…。このような課題を解決するために必要なのは、「人の心理を考えること」と、「自らの意識や心理状態を変えること」だ。本書でいう心理術はこの2つを目指すものである。球界を代表する捕手であった著者自身、これまで心理術の力で多くの難局を打開してきた。世の多くのビジネスマンのように「プレイング・マネージャー」を務めた経験に基づき、自己と組織の力を十分に引き出すためのヒントを語る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
古田/敦也
1965年兵庫県生まれ。兵庫県立川西明峰高校卒業後、立命館大学経営学部に入学。88年トヨタ自動車に入社。同年ソウルオリンピックで銀メダル獲得。90年ヤクルトスワローズに入団。一年目から正捕手を任される。野村克也監督の薫陶を受け、プロ野球を代表する捕手となる。91年セ・リーグ首位打者、93年/97年セ・リーグMVP、97年正力松太郎賞。2004年に起こったプロ野球再編問題では、プロ野球選手会会長として1リーグ化阻止に奔走。06年、選手兼任監督となる。07年引退、監督退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)