まず、宮原るりが好きで、彼女の描いた表紙に惹かれて買いました。そんな入りでも良いかと…。面白かったから。
主人公の女子高生の現状は少し特殊。読み進めるごとに『あれ?この子なんかおかしい』って言う違和感があり、徐々にそれが明らかになって行く。
彼女がそうなってしまった原因も、少しずつ明らかになって行きます。
ただ彼女も実は自分自身、どうしてそうなったのかわからないんです。なぜかはネタバレなんでやめときます。
彼女もそれを知りたいんです。
始めはLINEの画面を見ている風なページが続きコミカルなやりとりがあるのですが、少しずつシリアスな展開に。
彼女が自分に起きたことを知るために会いたい人が居ますが、彼女がその人と会う前と会った後で、僕がこの本を読んで蓄積した登場人物達のパーソナリティや想定がひっくり返ります。
最後は少しホッコリする結末です。なかなか面白かったです。
ただLINE調の作りは面白かったですが、横読みなんで読み慣れない感じはありました。だから星4の所を星3にしました。まぁでもLINE調を描くためには、横読みは仕方ないんですけどね。
漫画化して見てみたい。
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