兄を亡くした少女の視点で描かれているにも関わらず、当時3歳児であった弟の検閲を受けている、と公言しています。
なので、しばしば歯切れの悪い展開となっています。
思い出を語りながら、いちいち弟を振り返り、そうだったわよね?と確認をしているようです。
それが物語りにいっそうのリアリティを与えているように思います。
そう、それは萩尾最都の「ポーの一族」さながらの世界です。
ポーの世界ならそれはそれはくどくどとした兄と妹の会話が続くのでしょうが、彼らは違います。
兄は妹に聞こえるように饒舌に語ることはしません。
兄は時間に関係なく、あちこちに存在し、意思に関係なく移動しているようです。
解明されない兄の死後の世界。
物語の中はすべて雨が降っているように暗く重いのです。
死んだ兄よりも背が伸びてしまった、と気づいたのは妹がイレブン・プラスに合格したときでした。
兄の時は止まり、妹たちの時はひたすら過ぎていく・・・
まるで夢を見ているときのような歯がゆさが残るまま、物語は終わっていくのでした。
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いつもお兄ちゃんがいた 単行本 – 2001/12/10
少女の物語は兄の死によって静かに始まったある日フランシスは死んだはずのお兄ちゃんを確かに目にします。それからというもの窮地を救うように彼が姿をあらわすのでした。悲しみの気配ただよう美しい物語
- 本の長さ96ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/12/10
- ISBN-104062110539
- ISBN-13978-4062110532
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
少女におとずれた突然の兄の死。ポケットにつっこまれた手、立ったままのジャケットの襟、櫛を入れてないくしゃくしゃの髪。手を伸ばして、お兄ちゃんにさわれたら…。悲しみの気配ただよう、美しくひっそりとやさしい物語。
内容(「MARC」データベースより)
少女におどずれた突然の兄の死。ポケットにつっこまれた手、立ったままのジャケットの襟、櫛を入れてないくしゃくしゃの髪。手を伸ばして、お兄ちゃんにさわれたら…。悲しみの気配ただよう、美しくひっそりとやさしい物語。
著者について
■アラン・アルバーグ(あらん・あるばーぐ)
■こだまともこ(こだまともこ)
【アラン・アルバーグ】
1938年、イギリスに生まれる。サンダーランド教育大学を卒業し小学校の教師に。処女作の“Brick Street Boys”シリーズにはじまり、『ゆかいなゆうびんやさん』シリーズ(文化出版局)や、『だれも欲しがらなかったテディベア』(講談社)など、公私ともにパートナーであった妻のジャネット・アルバーグと共同で、絵本や童話を数多く創出している。
【こだまともこ】
出版社勤務を経て、児童文学の創作および翻訳を始める。著書に『ビスケットのかけらがひとつ』(福音館書店)、訳書に『大草原の小さな家』(ローラ・インガルス・ワイルダー作/渡辺南都子訳/講談社)シリーズ、『シュトルーデルを焼きながら』(ジョアン・ロックリン作/偕成社)、『レモネードを作ろう』(ヴァージニア・E・ウルフ作/徳間書店)、『きみなんかだいきらいさ』(ジャニス・メイ・ユードリー作/冨山房)など。東京都在住。
■こだまともこ(こだまともこ)
【アラン・アルバーグ】
1938年、イギリスに生まれる。サンダーランド教育大学を卒業し小学校の教師に。処女作の“Brick Street Boys”シリーズにはじまり、『ゆかいなゆうびんやさん』シリーズ(文化出版局)や、『だれも欲しがらなかったテディベア』(講談社)など、公私ともにパートナーであった妻のジャネット・アルバーグと共同で、絵本や童話を数多く創出している。
【こだまともこ】
出版社勤務を経て、児童文学の創作および翻訳を始める。著書に『ビスケットのかけらがひとつ』(福音館書店)、訳書に『大草原の小さな家』(ローラ・インガルス・ワイルダー作/渡辺南都子訳/講談社)シリーズ、『シュトルーデルを焼きながら』(ジョアン・ロックリン作/偕成社)、『レモネードを作ろう』(ヴァージニア・E・ウルフ作/徳間書店)、『きみなんかだいきらいさ』(ジャニス・メイ・ユードリー作/冨山房)など。東京都在住。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
アルバーグ,アラン
1938年、イギリスに生まれる。サンダーランド教育大学を卒業し小学校の教師に。処女作の“Brick Street Boys”シリーズにはじまり、『ゆかいなゆうびんやさん』シリーズ(文化出版局)や、『だれも欲しがらなかったテディベア』(講談社)など、公私ともにパートナーであった妻のジャネット・アルバーグと共同で、絵本や童話を数多く創出している
こだま/ともこ
出版社勤務を経て、児童文学の創作および翻訳を始める。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1938年、イギリスに生まれる。サンダーランド教育大学を卒業し小学校の教師に。処女作の“Brick Street Boys”シリーズにはじまり、『ゆかいなゆうびんやさん』シリーズ(文化出版局)や、『だれも欲しがらなかったテディベア』(講談社)など、公私ともにパートナーであった妻のジャネット・アルバーグと共同で、絵本や童話を数多く創出している
こだま/ともこ
出版社勤務を経て、児童文学の創作および翻訳を始める。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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