自分の実家(父母とも)も、妻の実家(父母とも)浄土真宗でして、生まれたときからの教えですが、子供のころは、お寺さんのお勤めの後、お菓子や、ジュース目当てでお経を唱えてましたが、意味とか、教えとか、深く考えたことは一度もないし、親鸞聖人や、阿弥陀如来など、知る由もありませんでした。
今年の3月に、父と祖父が10日違いで他界し、葬儀のときにあげたお経を唱えたとき、子供のころ聞いてたことを思い出しました。いつも、お勤めの最後に、ご住職さんが、黒い箱を恭しく開けて中の本を読んでいたことを思い出しました。その読み方の独特の節回しがおもしろく、よく真似をしていましたが、それが蓮如の書いた「御文(五文章)」と知りました。中でも、「白骨の章」は子供心にも何となく意味はわかりましたが、40歳を半ば過ぎて改めて聞くと、涙がでてきました。「歎異抄」や「御文」の現代訳の本を買って読みましたが、スラスラ読めるのですが、その云わんとすることが理解できませんでした。そんな時出会った本です。言葉の意味、云わんとする考え方の根底にあるものが、何となくわかってきたような、錯覚がおきますが、また考えてしまうという、そういう本です。
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