どういうわけかここのカスタマーレビューでは評価が低いようだが、私は違う。
江戸の金持ちの隠居所建造のために熊野杉600本を買い付けるのが、主役の深川の木場人足健次と所帯の小さな材木商新宮屋の祥吉、それに鼠小僧次郎吉の遺児。それに絡むのが水戸徳川家の離れ普請に杉50本を調達することを命じられた家臣3名。江戸から廻漕問屋の仕立てた船に搭乗して、浦賀、御前崎を経て紀伊新宮へ。
小賢しい掛け合いではなく真正面から正直にぶつかるのが最良の方策。これこそ一力節だ。
一力ワールドでは「朝日」、「日の出」、「夕焼け」、「日の入り」と、太陽が作品の彩りとなることが多いが、題名どおり今回は月、加えて作品半ばまで雨が舞台を支えている。
最後は駆け足で終わってしまうのがなんとも惜しいのは確か。
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