■21世紀のあるべき経営者の心得
1.専門のほかにはあ広く一般知識を持ち、業界の情報は世界的視野
で集めること
2.変化しえるものだけが生き残れるという自然界の法則は、企業経営
にも通じることを知り、全てにバランスをとりながら常に変革すること。
3.永続することこそ企業の価値である。急成長を戒め、研究開発に
基づく種まきを常に行うこと。
4.人間社会における企業の真の目的は、雇用機会を作ることにより、
快適で豊かな社会をつくることであり、成長も利益もその為の手段
であることを知ること。
5.社員の士気を高めるため、社員の「幸」を常に考え、末広がりの
人生を構築できるように、会社もまた常に末広がりの成長をする
ように努める。
6.売る立場、買う立場はビジネス社会において常に対等であるべき
ことを知り、仕入先を大切にし、継続的な取引に心がけること。
7.ファン作りこそ企業永続の基であり、敵を作らないように留意すること。
8.専門知識は部下より劣ることはあっても、仕事に対する情熱は
誰にも負けぬこと。
9.文明は後戻りしない。文明の利器は他社より早くフルに活用すること。
10.豊かで、快適で幸せな社会をつくるため、トレンドに迷うことなく、
いいまちづくりに参加し、郷土愛を持ち続けること。
〜
幾つか、経営者としてこうあるべきであるといったことが書かれていますが、
基本的に自宅のであったり、小さなグループの運営していたり、対等な相手
と話す時など、いろいろな場面で「思考の元」にするエッセンスが詰まって
いると感じました。
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いい会社をつくりましょう 単行本 – 2004/7/28
「かんてんぱぱ」ブランドで知られる伊那食品工業株式会社代表取締役社長・塚越寛氏の経営理念を、わかりやすくまとめました。創業以来46年間、連続増収増益の発展。最優秀経営者賞※に輝く、末広がりの成長物語です。不況に左右されない中小・中堅企業経営の原点が、1冊に編集されています。 (※ 中堅・中小企業優秀経営者顕彰制度 日刊工業新聞社)
- ISBN-104990085876
- ISBN-13978-4990085872
- 版第22
- 出版社文屋
- 発売日2004/7/28
- 本の長さ218ページ
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商品の説明
著者からのコメント
この本は、私の会社の後進に伝える理念書として書き始めましたが、業界や地域の枠を越えて、お読みいただきたい内容になりました。静かに、ゆるやかに、口伝えで読みつがれていくことを、願っております。
出版社からのコメント
会社の目的とは何でしょうか?著者の塚越さんは、「会社の目的は、社員の幸福な理想郷づくりである」と明快に答えます。そして、実践し、実績を積み重ねておられます。 書名の『いい会社をつくりましょう。』は、同社の「社是」です。 ベストセラー『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』(光文社)、『虚妄の成果主義 日本型年功制復活のススメ』(日経BP)に描かれているように、日本のビジネス界は、「成果主義導入の反省」と「日本型年功制、終身雇用制再評価」の気運が高まっております。富士通のような大規模企業ではなく、日本で最も従業員数の多い、中堅・中小企業の現場から生まれた、経営理念の書です。全国の働く人たち、経営する幹部のみなさん、これから働こう、起業しようとされている若い方々に、お読みいただきたいと思います。
内容(「BOOK」データベースより)
「いい会社」とは、単に経営上の数字が良いというだけでなく、会社をとりまく総ての人々が、日常会話の中で「いい会社だね」と言ってくださるような会社のことです。「いい会社」は自分たちを含め、総ての人々をハッピーにします。そこに、「いい会社」をつくる真の意味があるのです。
抜粋
私の日々を支えてくれている座右の銘をご紹介します。江戸末期の篤農家で実践的な思想家であった、二宮尊徳先生のことばです。
遠くをはかる者は富み 近くをはかる者は貧す それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う。 まして春まきて秋実る物においてをや。 故に富有なり。 近くをはかる者は 春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず 唯眼前の利に迷うてまかずして取り 植えずして刈り取る事のみ眼につく。 故に貧窮す。 ~ 二宮尊徳 ~
私は、二宮先生のこのことばに出会う前から、目先の利益を追わず、常に長期的な視野に立って種まきをすることを考えて、経営を進めてきました。会社は、つねになんらかのかたちで社員を幸せにし、社会のお役に立つものでなければなりません。その積みあげによって、豊かで安心して暮らせる社会をつくっていくわけです。いまの業績は、五年前、一〇年前にまいた種が実を結んでいるということになるでしょう。
著者について
伊那食品工業代表取締役会長
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
塚越/寛
1937(昭和12)年、長野県駒ケ根市生まれ。58(昭和33)年、伊那食品工業株式会社に入社。83(昭和58)年、代表取締役社長に就任。90(平成2)年、日本寒天工業協同組合理事長に就任。95(平成7)年、科学技術庁長官賞(科学技術振興功績者表彰)、96(平成8)年、農林水産大臣賞(リサイクル推進協議会)、黄綬褒章を受章。2002(平成14)年には、わが国の産業と地域社会の発展に大きく貢献した、中堅・中小企業の優れた経営者を表彰する「優秀経営者顕彰制度」の最高賞「最優秀経営者賞」(日刊工業新聞社)を受賞。相場商品だった寒天の安定供給体制を確立し、医薬・バイオ・介護食などに新たな市場開拓。58年の会社設立から46年間連続の増収増益を達成。財務内容および理念と実績、将来性などが総合的に高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1937(昭和12)年、長野県駒ケ根市生まれ。58(昭和33)年、伊那食品工業株式会社に入社。83(昭和58)年、代表取締役社長に就任。90(平成2)年、日本寒天工業協同組合理事長に就任。95(平成7)年、科学技術庁長官賞(科学技術振興功績者表彰)、96(平成8)年、農林水産大臣賞(リサイクル推進協議会)、黄綬褒章を受章。2002(平成14)年には、わが国の産業と地域社会の発展に大きく貢献した、中堅・中小企業の優れた経営者を表彰する「優秀経営者顕彰制度」の最高賞「最優秀経営者賞」(日刊工業新聞社)を受賞。相場商品だった寒天の安定供給体制を確立し、医薬・バイオ・介護食などに新たな市場開拓。58年の会社設立から46年間連続の増収増益を達成。財務内容および理念と実績、将来性などが総合的に高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 文屋; 第22版 (2004/7/28)
- 発売日 : 2004/7/28
- 単行本 : 218ページ
- ISBN-10 : 4990085876
- ISBN-13 : 978-4990085872
- Amazon 売れ筋ランキング: - 191,211位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 7,630位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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2008年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どっしりとした重厚さを感じる書籍です。
流行にまどわされず、著者みずからの体験を一つ一つ
積み重ね、見事に会社経営哲学を作り上げたすごさが
一文字一文字から感じられます。
ビジネスライクなアメリカ型経営がもてはやされ、
どんどんそれに移行していく中で、
「人間尊重の日本型年功序列制は、経営普遍の極意」、
「会社の目的は、社員の幸福な理想郷づくり」、
「急成長をしないことも社会貢献」と
言い切っています。すばらしい経営哲学と実績に
裏付けされたことばです。
若者の意識が、すごい速度で
変化して、アメリカナイズされていく中で、
この書籍に書かれていることが、今後どの程度
受け入れられていくかは疑問です。そして、ここに書かれて
いることを表面的にまねをしても、もちろんうまくいかない
でしょう。著者が独自に積み上げてきた、文字とか言葉からは
伺いしれないその人から発するエネルギーのようなものが
大きいと感じるからです。しかし、アメリカ型経営をするにしても、
日本型経営をするにしても、長年すばらしい業績を示している会社は、
すばらしい理念と哲学とストーリーがあることが共通してますね。
大小問わず、経営者である限りは、このような日本本流の経営哲学を
を述べた書籍は読んでおくべきです。
「知恵とは、知識が体験を触媒にして発酵したもの」。
この言葉だけで、
著者がどれだけすごい人かが伺い知れます。
流行にまどわされず、著者みずからの体験を一つ一つ
積み重ね、見事に会社経営哲学を作り上げたすごさが
一文字一文字から感じられます。
ビジネスライクなアメリカ型経営がもてはやされ、
どんどんそれに移行していく中で、
「人間尊重の日本型年功序列制は、経営普遍の極意」、
「会社の目的は、社員の幸福な理想郷づくり」、
「急成長をしないことも社会貢献」と
言い切っています。すばらしい経営哲学と実績に
裏付けされたことばです。
若者の意識が、すごい速度で
変化して、アメリカナイズされていく中で、
この書籍に書かれていることが、今後どの程度
受け入れられていくかは疑問です。そして、ここに書かれて
いることを表面的にまねをしても、もちろんうまくいかない
でしょう。著者が独自に積み上げてきた、文字とか言葉からは
伺いしれないその人から発するエネルギーのようなものが
大きいと感じるからです。しかし、アメリカ型経営をするにしても、
日本型経営をするにしても、長年すばらしい業績を示している会社は、
すばらしい理念と哲学とストーリーがあることが共通してますね。
大小問わず、経営者である限りは、このような日本本流の経営哲学を
を述べた書籍は読んでおくべきです。
「知恵とは、知識が体験を触媒にして発酵したもの」。
この言葉だけで、
著者がどれだけすごい人かが伺い知れます。
2005年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経営トップが、信念を持って経営し、その信念がぶれないことで従業員がついてくる。
塚越社長は、肺結核で療養中に多くの書を読んだと書いている、そのとき生きるということに明確な理由付けができ、その理由を守り通していくことで、会社にいる従業員が幸せになっていくのだろう。
“この会社で幸せになれる人を雇用する”という件は、新入社員の採用に多大な時間と責任を感じている塚越社長の信念が表れている。
中小企業経営者のみなさまは、ぜひ、ご一読を! 決して損はしない、そして読みやすい本です。
この本を読んで、“目から鱗”が取れることは間違いありません。
塚越社長は、肺結核で療養中に多くの書を読んだと書いている、そのとき生きるということに明確な理由付けができ、その理由を守り通していくことで、会社にいる従業員が幸せになっていくのだろう。
“この会社で幸せになれる人を雇用する”という件は、新入社員の採用に多大な時間と責任を感じている塚越社長の信念が表れている。
中小企業経営者のみなさまは、ぜひ、ご一読を! 決して損はしない、そして読みやすい本です。
この本を読んで、“目から鱗”が取れることは間違いありません。
2010年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
社員幸せ度 働く人が幸せを感じなかったら意味がない。
このことが伊那食品の縮図なのかもしれません。
日本の中小企業が成長ばかり追いかけず
このことをはかると国が豊になると思います。
会社が優しいと社員も優しく 地域も優しい。
塚越会長の語りが聞こえてくるような
本との出合いに熱くなる時がありますが そんな本でした。
百年カレンダーにて 100年後にも存続する会社
1日1日を大事にする意識を持たせる。
いい会社をつくりましょう 〜たくましく そして やさしく〜
「いい会社」とは 単に経営上の数字が良いというだけでなく、
会社をとりまくすべての人々が、日常会話の中で
「いい会社」だねと言ってくださるような会社のことです。
「いい会社」は自分たちを含め、すべての人々をハッピーにします。
そこに、「いい会社」を作る真の意味があるのです。
この社是の言葉には感動を覚えました。
本のすべての項目言葉に読んでいる最中も
会社をとりまくすべての人々が、日常会話の中で
この言葉が頭から離れませんでした。
いい会社とはを? と考えさせられました。
トイレ掃除に学ぶ会に参加しているのですが
鍵山相談役のお話も同じ様なことを言っています。
いつも 机の上において時間があったら読み返したくなる本です。
このことが伊那食品の縮図なのかもしれません。
日本の中小企業が成長ばかり追いかけず
このことをはかると国が豊になると思います。
会社が優しいと社員も優しく 地域も優しい。
塚越会長の語りが聞こえてくるような
本との出合いに熱くなる時がありますが そんな本でした。
百年カレンダーにて 100年後にも存続する会社
1日1日を大事にする意識を持たせる。
いい会社をつくりましょう 〜たくましく そして やさしく〜
「いい会社」とは 単に経営上の数字が良いというだけでなく、
会社をとりまくすべての人々が、日常会話の中で
「いい会社」だねと言ってくださるような会社のことです。
「いい会社」は自分たちを含め、すべての人々をハッピーにします。
そこに、「いい会社」を作る真の意味があるのです。
この社是の言葉には感動を覚えました。
本のすべての項目言葉に読んでいる最中も
会社をとりまくすべての人々が、日常会話の中で
この言葉が頭から離れませんでした。
いい会社とはを? と考えさせられました。
トイレ掃除に学ぶ会に参加しているのですが
鍵山相談役のお話も同じ様なことを言っています。
いつも 机の上において時間があったら読み返したくなる本です。
VINEメンバー
Amazonで購入
伊那食品社長が書く 「いい会社」の考え方の本
構成は、これまでの生い立ちをおおよそ説明した上で
目的と手段を取り間違いこと、そして「自然体経営」とは
何かについて述べています。さらに「開発型企業」とはということで
伊那食品が定義する開発型を述べています。
後半は、会社に必要なものと、会社における社会貢献について
述べています。
およそ200ページで1ページ10行ぐらいの本ですので
すぐに読める分量です。
内容は、普通の「いい会社」と大きく違います。トレンドに
乗ってはいけないとか、急成長しないことが大切とかかなり
違います。 しかし、今の日本このような企業のありかた
というのが正しいような気がします。
松下幸之助ではないですが、いまの時代にあった経営者、
経営の考え方に触れた気がします。経営本にあって
とても読後感のよい、しかも色々考えさせられる
ことのおおいこの本はおすすめだと思います
構成は、これまでの生い立ちをおおよそ説明した上で
目的と手段を取り間違いこと、そして「自然体経営」とは
何かについて述べています。さらに「開発型企業」とはということで
伊那食品が定義する開発型を述べています。
後半は、会社に必要なものと、会社における社会貢献について
述べています。
およそ200ページで1ページ10行ぐらいの本ですので
すぐに読める分量です。
内容は、普通の「いい会社」と大きく違います。トレンドに
乗ってはいけないとか、急成長しないことが大切とかかなり
違います。 しかし、今の日本このような企業のありかた
というのが正しいような気がします。
松下幸之助ではないですが、いまの時代にあった経営者、
経営の考え方に触れた気がします。経営本にあって
とても読後感のよい、しかも色々考えさせられる
ことのおおいこの本はおすすめだと思います
2011年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
伊那食品工業株式会社の代表取締役会長の塚越寛さんが書いた本です。
あまりにも素晴らしい本で、久しぶりに感動しました。塚越さんは、会社は「常に何らかの形で社員を幸せにし、社会のお役に立つものでなければならない」と言っています。
彼は若い頃、結核で3年間入院生活をし、「病室の窓の外を歩いている人を見て、外を歩ける、それだけのことがどれほど幸せなことか悟りました」と言っています。また「近頃の日本はお金にならないことに一生懸命に頑張っている人をバカにする風潮がありますが、正しいとは思いません」、「一生は一度。だから悔いのない一生にしたい」という人生観を持っていると言っています。
そして人生について、面白いたとえ話をしています。「ハワイ旅行に行って、ホテルのベッドにずーっとゴロゴロしている人、泳いだりダイビングをしたり、散歩や買い物、食事を楽しむ。しっかり計画を立てて、1時間も無駄のないように過ごす人。人生も同じで、仕事に毎日打ち込んで、懸命に働いて、また楽しんで、自分の能力をフルに使いきるべきで、ゴロゴロしているのはもったいないのです。楽な立場で得をしたとか、何もしなくて給料がいいから得だと考えるのは、ハワイ旅行でベッドに寝ているようなものです。」
第一章「目的と手段」では運をつかまえる人は、行動力があって、先見性がある人だと言っています。そして行動力がある人というのは、仕事だけでなく日常生活でも体を使うことに喜びを感じるような人です。そして目先の欲望や自分だけの幸せのために、あるいは自分だけの発展や物欲のために社員や仕入先を犠牲にしていては、運は開けないと言っています。
企業が第一に考えるべきは働く人の幸福です。企業の目的は社員を幸せにすることを通じて、いい会社を作り、社会に貢献すること。従業員を幸せにするという会社の目的を忘れ
てしまうと、目先の数字、目先の利益を優先する経営になり、幸せは二の次、三の次になってしまう。
経費の節約を考える時、意外と論じられないのが社員との信頼関係です。信頼に基づく経営では管理部門は小さくても足りるはずです。経営者は性善説の立場をとり、信頼できる社員を育てていきたいものです。
第二章 自然体経営、第三章 開発型企業として“種まき”を 第四章 モラール経営
第五章 「かんてんパパガーデン」に込めたこころ どの章にも目からうろこが落ちるような素晴らしいことがたくさん書かれています。是非ご一読を!!
あまりにも素晴らしい本で、久しぶりに感動しました。塚越さんは、会社は「常に何らかの形で社員を幸せにし、社会のお役に立つものでなければならない」と言っています。
彼は若い頃、結核で3年間入院生活をし、「病室の窓の外を歩いている人を見て、外を歩ける、それだけのことがどれほど幸せなことか悟りました」と言っています。また「近頃の日本はお金にならないことに一生懸命に頑張っている人をバカにする風潮がありますが、正しいとは思いません」、「一生は一度。だから悔いのない一生にしたい」という人生観を持っていると言っています。
そして人生について、面白いたとえ話をしています。「ハワイ旅行に行って、ホテルのベッドにずーっとゴロゴロしている人、泳いだりダイビングをしたり、散歩や買い物、食事を楽しむ。しっかり計画を立てて、1時間も無駄のないように過ごす人。人生も同じで、仕事に毎日打ち込んで、懸命に働いて、また楽しんで、自分の能力をフルに使いきるべきで、ゴロゴロしているのはもったいないのです。楽な立場で得をしたとか、何もしなくて給料がいいから得だと考えるのは、ハワイ旅行でベッドに寝ているようなものです。」
第一章「目的と手段」では運をつかまえる人は、行動力があって、先見性がある人だと言っています。そして行動力がある人というのは、仕事だけでなく日常生活でも体を使うことに喜びを感じるような人です。そして目先の欲望や自分だけの幸せのために、あるいは自分だけの発展や物欲のために社員や仕入先を犠牲にしていては、運は開けないと言っています。
企業が第一に考えるべきは働く人の幸福です。企業の目的は社員を幸せにすることを通じて、いい会社を作り、社会に貢献すること。従業員を幸せにするという会社の目的を忘れ
てしまうと、目先の数字、目先の利益を優先する経営になり、幸せは二の次、三の次になってしまう。
経費の節約を考える時、意外と論じられないのが社員との信頼関係です。信頼に基づく経営では管理部門は小さくても足りるはずです。経営者は性善説の立場をとり、信頼できる社員を育てていきたいものです。
第二章 自然体経営、第三章 開発型企業として“種まき”を 第四章 モラール経営
第五章 「かんてんパパガーデン」に込めたこころ どの章にも目からうろこが落ちるような素晴らしいことがたくさん書かれています。是非ご一読を!!