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あばよ!明日の由紀 (ソノラマ文庫 45-G) (日本語) 文庫 – 1979/10/1

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登録情報

  • 出版社 : 朝日ソノラマ (1979/10/1)
  • 発売日 : 1979/10/1
  • 言語 : 日本語
  • 文庫 : 222ページ
  • ISBN-10 : 4257761415
  • ISBN-13 : 978-4257761419
  • カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年5月9日に日本でレビュー済み
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5つ星のうち4.0 僕が光瀬龍作品を愛する理由
ユーザー名: デイン・ソーソン14、日付: 2020年5月9日
 ソノラマ文庫では最後、7冊目の光瀬龍本。昭和54年10月発行。3編の中短編が収載されている。
 巻末に読了日の記載がないので未読だと思っていたが、読んでみると1編目の一部に読んだ記憶があった。
 もしかしたら、昔、1編目だけ読んで、放り投げていたのかもしれない。

 巻末の「あとがきにかえて」によると、1編目の『あばよ!明日の由紀』は昭和46年に高一コースに連載されたもの。約100枚。昭和40年代に書かれた“とりかえばや物語”。
 美少女と入れ替わってしまった少年が相手の女の子と協力して町の危機を救うというストーリーは、アニメ『君の名は』の直系の先祖のよう。とはいえ、内容は学園一の美少女に告白して手ひどく振られた少年が美少女になって相手を見返すという情けない話に異星人の侵略を絡めたストーリー。100枚は短すぎると思うが、この終盤はいかにも光瀬作品らしく中途半端なもの。よく言えば余韻があると言えるのかな。
 『君の名は』も主人公は高校生だったとはいうものの、本編の場合、主人公が高校生というのはどうも無理がある。掲載誌が高一コースなのでしょうがないが、せめて中学生であればもう少し納得しやすいかと思う。映画『転校生』は中学生だったかな。
 発表時期から推察するに、入れ替えのネタの元はTBSドラマ『へんしん!ポンポコ玉(1973年)原作サトウハチロー』ではないか。
 ストーリーは突っ込みどころ満載なので、昔、これ一編だけ読んで放り出してしまったのもわかる気がする。
 今、欠点さえも愛しく思えるようになったのは、多分評者が歳を喰ったせいだろう。
 タイトルはかっこよいけれど、名前を除いてストーリーとはあまり関係ない。

 2編目の『逃げろ!ユカ』は昭和41年に中二コースに『AマイナスBに侵入せよ』のタイトルで連載したものを本書への収載に合わせて改題したものだそうだ。約180枚の中編。これも光瀬ジュブナイルではおなじみの侵略もの。
 しかし、この作品の特徴は、主人公である中学生の少年が冒頭の事件で両眼失明という重大な障害を負いながら、それにもめげずに大活躍するということ。さらに、ヒロインは主人公の同級生だけど現役のスーパーアイドルで、彼女の歌声が異星人による地球制服に使われてしまうという大ネタ。さらに被害者の数も戦慄的。
 この作品も180枚では短すぎ。ストーリーも例によって突っ込みどころ満載。せめて1.5倍の長さがあればもう少しつじつまを合わせることができたのではないかとも思うが、細部は二の次とばかりにストーリーが進んでいく。
 「あとがきにかえて」で作者本人も書いているように、パートタイム作家としてデビューして間もない作者が、時間を工面して、それでもストーリーを楽しみながら書いている様子が想像できる。
 ところどころに描かれているさりげない生活習慣が昭和41年という時代を伝えている。
 なお、敵に襲われるシーンで『寛永無明剣(1969)』の似たような場面を思い出した。確かに執筆時期は近い。

 3編目の『ゆく春のうた』は《りぼんデラックス》の昭和52年春の号に掲載した作者唯一の少女小説だそうだ。
 作者が青春時代を過ごした盛岡市内の高校を舞台に展開する青春小説。立川ゆかりによる評伝『夢をのみ』を読んでいなければ想像しずらい作者の青春の追憶ともいえる100枚弱の短編。見返しの紹介文では香気あふれると表現されており、まさにその通りだと思う。
 「あとがきにかえて」に、作者は尾車りょうという登場人物の少女が一番好きだと書いているが、言われてみれば何か阿修羅王に通じるものがあるような気もする。
 なお、評者は、本編の印象が菊地秀行の大傑作『インベーダー・サマー』と似通っていることに気づいた。両者の関係は不明だが、もしかしたらよく似たところにルーツがあるのかも知れない。
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