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あなたはコンピュータを理解していますか? 単行本 – 2002/10/1
メディア掲載レビューほか
コンピューターの動作をやさしく解説した本には「プログラムはなぜ動くのか」(矢沢久雄著:日経BP社)「Windowsはなぜ動くのか」(天野司著:日経BP社)のように、主にソフトウエアの動作の仕組みから説明したものがいくつかある。それに対して本書は、より深い情報科学の基本からコンピューターの動作原理を解説している。イラストと日常に密着した例えを多用した解説はとっつきやすく、すらすらと読み進めることができるが、内容は決して手加減されていない。将来コンピューターを学びたいと思っている中高生や、自分の目の前にあるパソコンがブラックボックスであることに我慢ならない人は、ぜひとも読むことをお勧めする。
第1章から5章までの各章の副題を並べると「エントロピー」「チャネル」「有限オートマトン」「メモリ階層と参照の局所性」「インタフェース」となる。どれも情報科学の基礎的な概念だ。最初に情報科学の創始者であるクロード・シャノンが定義した「情報のエントロピー」という概念を解説しているということだけでも、内容のハードさは想像つくだろう。それを「インスタントみそ汁が存在できるわけ」という実にうまい例えでかみ砕き、分かりやすく解説している。2章以降でも例えが多用され、最後の第6章では、チューリングマシン、ゲーデルの不完全性定理、NP完全問題といった情報科学の豊かな世界を読者にのぞかせ、量子コンピューターのような将来技術にも言及している。
「そのような原理的なことをユーザーが知る必要はない。パソコンは使い方さえ分かれば十分」という考え方もある。しかし、情報科学を概要だけでも理解することは、現在の社会が抱える問題、例えば住基ネットに代表される利便性とプライバシーの問題などに、自分なりの判断を下すことを助けてくれる。常に知識は力なのだ。
(ノンフィクションライター 松浦晋也)
(日経パソコン 2003/1/20 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
京都大学卒業、東京大学大学院修了。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- 本の長さ287ページ
- 言語日本語
- 出版社技術評論社
- 発売日2002/10/1
- ISBN-104774116009
- ISBN-13978-4774116006
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登録情報
- 出版社 : 技術評論社 (2002/10/1)
- 発売日 : 2002/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 287ページ
- ISBN-10 : 4774116009
- ISBN-13 : 978-4774116006
- Amazon 売れ筋ランキング: - 766,013位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 664位情報学・情報科学全般関連書籍
- - 685位パソコン
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著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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足りないメモリをさぞたくさんあるかのように見せる為の予測。
計算しない計算方法。 など
わかりやすかったです。
半導体がどう、CPUのコアがどう、そういう知識ではなく、ブレイクスルーとなったアイデアが基本ですよ、という著者の主張も納得できます。
ただ、コンピュータの理解、はどういうCPUがどういう処理にあうのか、プリントできないときはどこをいじくるのか、といった知識ベースの文脈で使われることがほとんどだと思います。よって、読んだ後でタイトルに「はいっ!」と言えることはまずないと思われます。
でも表層の知識だけ知っていても無意味ですし、知っておいた方がいいことばかりです。あと参考図書が良いと思います。
なんとなくわかっているけれど説明しにくい。
それが、非常にわかりやすい例で載っています。
この本を読んだら、とりあえず「コンピュータだから何でもできる」
「コンピュータは壊れない」そういう事はとりあえず考えなくなるかな?
便利に、時に格闘しながらも、まあこういうモノなんだろうと、わかったつもりで使ってる。けれど、本当にどんなモノなのかは、特に文系な自分にとっては、すっぽり抜け落ちたままであった。
本書は、筆者ならではのとても平易な視点と言葉で、その抜け落ちていたところを気付かせてくれる。
「情報がどうのこうの」とか「データが云々」と何気なく僕等が口にする言葉。これがいかに表面的に本質を伴わずに口にしていたかということを、この本は指摘してくれる。そんな、コンピュータの根っこの部分に触れられる希有な本です。コンピュータを使うすべての人にオススメ。
計算とは何か?情報とは何か?考えるヒントがたくさん詰まっています。
この本の最後に著者のお勧め本が載っています。この選択がとても素晴らしいと思います。
技術体系の持つポテンシャルを十分に生かすにはその原理の理解と、それを使う際に持つイメージがかぎとなるが、これは(技術に限らず)どの方面においても成功させるための必要かつ重要な事柄である。
人が生きるために何が重要か、について迷っている若い方にお勧めしたい。
ただ、願わくばWeb「真・窓と林檎の物語」の語り口で書いていてもらえたらなおうれしかった(笑)。
残り半分ぐらいは読んでも良くわからなかった。分かっている人が分かっているところを読む分にはわかりやすくて良いが、分からない人がわかるようになるかは疑問を感じた。
他の人も書いているように、この本に書かれていることがわかったからと言って、パソコンのトラブルが解決し、ソフトが使えるようになる、と言った実用性はあまりない。台風が生まれるメカニズムや台風が移動する原理を理解しても、台風のさなかで被害にあっているときに役に立たないようなものだ。だが、台風を知ることは、知的好奇心を満たし、被害の予防に多少の役には立つだろう。この本もそういった感覚で読むと良いのではないか。実用性は乏しいが、とっつきにくい情報理論を読み解くこと自体を楽しむ余裕と好奇心のある人にはお勧めできる。


