近年被害の多い詐欺の手口を100種類、1件につき見開き2ページで簡潔に説明してあります。
「こういうことに気をつけておけばいいんだな」と言うことがわかりやすいのはいいのですが、マンガ『クロサギ』シリーズのような手の込んだ詐欺の手口を詳細に解説するという面白さはありません。
高齢の親御さんがいらっしゃる方が「こういうのがいま流行ってるから知っておくだけ知っておいて」と言って読ませるにはいい本だと思います。
あともうひとつ非常に気になったこと。
「消費者センター」に問い合わせてみればいい、という記述がものすごくたくさん出ています。
インターネットのQ&Aサイトなどを見ていますと、ワンクリック詐欺に遭った人が「消費者センター ワンクリック詐欺」で検索して、ヒットしてくる(というか、キーワード関連の広告なんですが)行政書士、司法書士、探偵などにわけもわからず依頼してしまい多額の報酬を取られるという事例が非常に多くあることがわかります。
そういうサイトを見ると、行政書士等の事務所であるということは一見わからないことが多いです。「消費者センター」などという公的にも使われそうなキーワードを叩いたら出てくるように広告を打つのは禁止するべきではないでしょうか?士業法で禁じられている「不正または不当な依頼の誘致」には当たらないのでしょうか?
いずれにせよ、詐欺関連の本で「消費者センター」という言葉を安易に使うのは大減点だと思います。「国民生活センター」と書いておいて欲しいです。まあ「国民生活センター ワンクリック詐欺」でも探偵業等々がヒットしますので、結局は使う側の自己防衛なのかも知れませんが・・・。
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