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登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- Is Discontinued By Manufacturer : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 19.8 x 14.8 x 6.2 cm; 621.42 g
- EAN : 4988104048677
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 10 時間 10 分
- 発売日 : 2008/6/13
- 出演 : 小日向文世, 松田龍平, 小西真奈美, 栗山千明, 吉高由里子
- 販売元 : 東宝
- ASIN : B00152RFTQ
- ディスク枚数 : 6
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 78,377位DVD (の売れ筋ランキングを見るDVD)
- - 4,053位日本のTVドラマ
- カスタマーレビュー:
商品の説明
人生のクライマックスは、意外とサスペンスに満ちている。
11日後に死を決意した男が、再生してゆくまでの姿を描く異色のヒューマンサスペンスドラマ。
善良だがさえない一人の男が、親友の命日である11日後に死のうと決意したその日からなぜか、次々と怪しい人物と出会い、とんでもない事件に巻き込まれる。利用され裏切られながらも、彼の“善良さ”は周囲に予想外の波紋を広げ、同時に孤独だった彼の人生は思いがけず鮮やかに彩られてゆく。やがて自分の過去にまつわる衝撃の真実を知ってしまう男。その真実とは?そして“それでも生きたい”と、最後に彼を救うものは何なのか?
原案:島田雅彦「自由死刑」(集英社文庫)
脚本:飯田譲治
演出:下山 天/麻生 学/三宅喜重/日比野 朗
音楽:小曽根 真
主題歌:山崎まさよし『真夜中のBoon Boon』(ナユタウェイヴ・レコーズ)
出演:小日向文世 松田龍平 小西真奈美 栗山千明 吉高由里子 岩松了 今井雅之 要潤 生瀬勝久
vol.1~vol.5は各2話収録。Vol.6のみ最終話+特典映像
カラー/16:9/ドルビーデジタル/音声:1日本語ステレオ2.0ch
<初回封入特典> 「あしたの、喜多善男」特製カレースプーン
<封入特典> オールカラーブックレット
<映像特典> 11大特典収録!
1.ディレクターズカット版(1,2,10日目、最終日)
2.小日向文世、脚本・飯田譲治、監督・下山天、プロデューサー豊福&遠田によるオーディオコメンタリー(1日目に収録)
3.メインキャスト特別インタビュー
(小日向文世、松田龍平、小西真奈美、栗山千明、吉高由里子、要潤、生瀬勝久)
4.最終話クライマックスシーン メイキング映像
5.宵町しのぶ未公開VTR集
(Pia☆nica「HEROになってくれますか」、棒読み学園ドラマ、宵町しのぶが失踪!?「KTVワイドショー ノーカット版、記者会見 ノーカット版」
6.今夜スタート!「あしたの、喜多善男」直前徹底ガイド(2008/1/8放送 地域限定)
7.「あしたの、喜多善男」徹底解剖SP~杉本マサルの凄腕調査ファイル~(2008/2/12放送 地域限定)
8.制作発表、バースデー、クランクアップ映像
9.山崎まさよし未公開VTR集
(8日目 出演シーン メイキング映像、8日目 撮影終了後インタビュー《山崎まさよし&生瀬勝久・要 潤》、喜多善男も出演・・・主題歌PVメイキング映像)
10.「ALONE AGAIN」小曽根 真’sフルバージョン
11.ビデオクリップ集(予告集、ティーザー、タイトルバック2種類)
。※初回特典は数に限りがございますのでご注文はお早めに、また、単品でのご注文をお願いします。他の商品とあわせてご注文さ
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年3月22日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
唯一BOXで持っているドラマです。
人生で大切にすべき事がたくさん詰まっています。
正直である事
他人を利用する事
純粋である事
狡猾である事
他人を赦す事
…。
人生で行き詰まってしまった時、大切な事を思い出させてくれると思ったので手元に置きました。
劇中歌や絵画、ロケーションも素晴らしい。これがきっかけでJAZZの世界も知ったし、ワイエスも好きになった。「クリスティーナの世界」はあの日からずっと部屋のど真ん中に飾ってあります。
今辛い思いをしていたり、それこそ死を考えている人にこそ手に取って頂きたい。
もう一度歩き出そうと思える、背中を押してくれる作品です。
素晴らしい作品をありがとうございました。
人生で大切にすべき事がたくさん詰まっています。
正直である事
他人を利用する事
純粋である事
狡猾である事
他人を赦す事
…。
人生で行き詰まってしまった時、大切な事を思い出させてくれると思ったので手元に置きました。
劇中歌や絵画、ロケーションも素晴らしい。これがきっかけでJAZZの世界も知ったし、ワイエスも好きになった。「クリスティーナの世界」はあの日からずっと部屋のど真ん中に飾ってあります。
今辛い思いをしていたり、それこそ死を考えている人にこそ手に取って頂きたい。
もう一度歩き出そうと思える、背中を押してくれる作品です。
素晴らしい作品をありがとうございました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2008年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初のほう、喜多さん、あんまりにもかわいそうでした。瑞穂から言われたセリフも今まで聞いた事がないほど残酷だったし、ほとんどの人が彼の命を狙っていた。
体裁の上がらない、カッコ悪い人だった。だけど、愛しかった。だから愛しかった。
ドラマの中でも、会うたびにみんな善男のことが好きになっていく。死んでほしくない!と思いだす。
他の皆さんが書かれていたように、ネガティブ善男と正面から向き合い、初めて激昂して本当のことをぶちまけるシーンは迫真の演技で、涙が止まりませんでした。
自分を殺そうとしていたことを知りながら、彼らをかばい、一人死に場所に向かう。
だけど、自殺って、やっぱり足がすくむ。平太が思いとどまらせようと足にしがみつくけど絶対死ぬと言い張る。そして、思いとどまる理由・・・。本当にカッコ悪くて人間らしくて、リアルで。私は愛しくてたまらないのです。
また、原作者の島田雅彦がちょろっと映っていること、栗山千明の美しさ、前編ジャズでまとめた音楽も、いいなあ・・・けなす部分がどこも思い当たりません。傑作です!
このDVDには、特製カレースプーンが付いていて、なんだかとても嬉しかったです。
特典も多くて、ドラマをとても解りやすくしてくれていました。
音楽を担当してる、小曽根さんが、そんなすごい人だったとも知らなかったし、小曽根さんは台本を見ずに音楽を作ったので、ドラマの尺を合わせるのがけっこう大変だったとか。
でも結果、とてもいい効果につながっています。
6枚組みですが、とてもコンパクトな作りになっていて、幅をとらないのも、収納することを考えると嬉しかったです。
これはかなり、クオリティ高いですぞ!
体裁の上がらない、カッコ悪い人だった。だけど、愛しかった。だから愛しかった。
ドラマの中でも、会うたびにみんな善男のことが好きになっていく。死んでほしくない!と思いだす。
他の皆さんが書かれていたように、ネガティブ善男と正面から向き合い、初めて激昂して本当のことをぶちまけるシーンは迫真の演技で、涙が止まりませんでした。
自分を殺そうとしていたことを知りながら、彼らをかばい、一人死に場所に向かう。
だけど、自殺って、やっぱり足がすくむ。平太が思いとどまらせようと足にしがみつくけど絶対死ぬと言い張る。そして、思いとどまる理由・・・。本当にカッコ悪くて人間らしくて、リアルで。私は愛しくてたまらないのです。
また、原作者の島田雅彦がちょろっと映っていること、栗山千明の美しさ、前編ジャズでまとめた音楽も、いいなあ・・・けなす部分がどこも思い当たりません。傑作です!
このDVDには、特製カレースプーンが付いていて、なんだかとても嬉しかったです。
特典も多くて、ドラマをとても解りやすくしてくれていました。
音楽を担当してる、小曽根さんが、そんなすごい人だったとも知らなかったし、小曽根さんは台本を見ずに音楽を作ったので、ドラマの尺を合わせるのがけっこう大変だったとか。
でも結果、とてもいい効果につながっています。
6枚組みですが、とてもコンパクトな作りになっていて、幅をとらないのも、収納することを考えると嬉しかったです。
これはかなり、クオリティ高いですぞ!
2008年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
放送時にも毎週楽しみに観ておりましたが、今回DVDでまとめて観て改めて感動しました。
出演者が地味(とも思いませんが)で、視聴率はいまひとつだったようですね。
私には、ここ最近の「アイドル役者」ありきのドラマより真に良質のドラマだったと思います。
そうかと言ってシリアスなだけでなく、笑えるシーンも程よく、
謎が少しずつ解明されていく過程も非常に面白かったです。
「大人の為のドラマ」だけでは勿体無い内容。
若い人にも是非観てもらいたいです。
最終回にしのぶが読む台本、及び演出に涙が止まりません。
出演者が地味(とも思いませんが)で、視聴率はいまひとつだったようですね。
私には、ここ最近の「アイドル役者」ありきのドラマより真に良質のドラマだったと思います。
そうかと言ってシリアスなだけでなく、笑えるシーンも程よく、
謎が少しずつ解明されていく過程も非常に面白かったです。
「大人の為のドラマ」だけでは勿体無い内容。
若い人にも是非観てもらいたいです。
最終回にしのぶが読む台本、及び演出に涙が止まりません。
ベスト500レビュアー
善人が服を着て歩いている 喜多善男の物語。
副題が『世界一不運な男の 奇跡の11日』というのがいい。
喜多善男役の小日向文世は 好きな役者の一人である。
ビッグマネーでのヤクザの親分が、今までにない不思議な雰囲気を持っていたので、気に入ったのだ。
一人の人間を演じる というより、ドラマの中で、ニンゲンが変化していくという役が好きなのだ。
ドラマの進行とともに変化を演じられる役者がいいのだ。
「風林火山」で、諏訪頼重
「HERO」で 頼りない 事務局員。ダンスがいい。
「それでもボクはやっていない」の 折り目のある検事役
「瑠璃の島」で ちょっとおかしな米盛照明
それぞれ、味がある役作りをしている。
このドラマを見ながら、なぜか、ある人を 連想してしまう。
ふいと、その イメージが浮かぶのだ。
たしかに、『心優しい 善人』の 雰囲気を持った人を。
陰謀やタクラミが嫌いで、素直に立ち向かうそんな人柄が 妙に好きなのだ。元気だろうか。
小日向文世をサポートする 青年。誰かなと思ったら、八代平太(松田龍平)
いい雰囲気が出ている。大きく見えたり 小さく見えたり。
この青年 味があるよ。松田優作の息子だけある。
栗山千明って、あんな顔だったっけ。「キルビル」で見たときは もう少し違った。
ちょっと、顔がひきつっているねぇ。
喜多善男と 11年前に結婚した 小西真奈美。
きれいな子は 演技が平板となってしまうのは、やむをえない。
どこかで変わらないといけない。変わりきれないものだ。かわいい お雛様 といったところか。
ホンとは、瑞穂はもっと奥深い役であるはずなのである。
それより 宵町しのぶ(吉高由里子)は、あたっていた。いまどきの娘をうまく演じる。
この どうしょうもない設定で 表情がいい。口紅の使い方が 面白いし。
小指をかんでほしいおじさんも 出来がいい。
保険詐欺を暴く 杉本(生瀬勝久)は、相変わらずのヒョウキン。
目を剥いて驚いたり、口をとんがらしたり。
このドラマは 役者を見ているだけで期待が持てる。
喜多善男 小日向文世が主役とは思い切った設定。
中年ファンを狙っているのだろうか?
ドラマの『味』が、わかるのがいるのだろうか?と心配になる。
私は 小日向文世がすきなので 一向構わない。
喜多善男 善良であるがゆえにあまりめだたない。
好きなのは 『カレー』そうだよ。喜多善男にはカレーがにあう。
銀座中村屋のカレー。
喜多善男が カレーを一口ほうばるところで、
両手を口に持っていって、『おいしい』というシーンがいいなぁ。
カレーの持つ幸福感を感じる。
母 静子のカレー。ルーから カレーを作ってしまう。
見た感じが ドロっとしていて、おいしそう。
これを見ていたら、日本から 『カレールー』を大量に買ってくる私としては
ちょっと、恥ずかしい思いがした。ルーから作って カレーなんですね。
ちょっと、挑戦してみよう。
私は カレーの中にうずまった ジャガイモが好きである。
ジャガイモの ホクホクとした味とカレーのマッチしたのがいい。
喜多善男は 高級なカレー イセエビカレーを食べるが、
それは、どうも邪道のような気がする。
カレーとは、デラックスであってはいけない。
私の最後の晩餐の カレーはたっぷりとジャガイモが入ったものがいい。
喜多善男とネガティブ善男の二役が演じられる。
こういう設定には めっぽう強い 小日向文世。
善男自体が もともと、マイナス思考なので、ネガティブと ダブッてしまう。
ネガティブというより デビル という感じである。善良な善男をナジル役として出てくる。
役者のうまさが表現できるが 物語のうまさはもう一つ。
喜多善男 物語の始まりから 11日目には死のうとしている。
善男は、11という数字が好きらしい。11日目は 親友であると思っている三波の命日なのだ。
そのために、しづかに、時間が過ぎてほしいと思っていたのである。
喜多善男は『過去の封印』をあけようとしているのである。
ところで、喜多善男がなぜ死のうとしているのか? よくわからない。
喜多善男は 八代平太(松田龍平)に出会いいろいろなことに振り回され始める。
11年前に離婚した 瑞穂に会うということができ、破天荒な娘 しのぶに 振り回される。
熱海への温泉旅行までしてしまうのだ。しかし、喜多善男は 瑞穂しか女を知らない。
瑞穂の想いでいっぱいなのだ。
次第に 明らかにされていく喜多善男の 過去そこには、いったいどんな真実が。
人生に 『真実』 なんて、あるのだろうか。
最後まで見た。ふーむ。
なんて表現したらいいのだろうか?難しいなぁ。
『狼が来るぞ』といわれて、『狼がいなかった』という感じかな。
小日向文世は、よくがんばったとほめておこう。
善人の役 というのは、難しい。よく、「すがすがしい善人顔」を作り上げたものだ。
三波という、心理学者で、トラブルを起こし、会社を設立して、借金をたくさん作った。
保険金詐欺をたくらみ 喜多善男を対象にした。そのため 瑞穂 を結婚させる。
保険金 5億5千万をかける。ところが タイで飛行機事故にあい 三波自身が死ぬ。
瑞穂は 三波が好きであっても、結婚して、なぜ保険金詐欺をしなければならないのか?
そのことが、よくわからない。まして、瑞穂は 看護士なのだ。
看護士である職業とあまりにも矛盾するがそのことに対しての考察はない。
物語を構成するためには、やむをえないことなのか。
その後の瑞穂は 喜多善男との結婚については忘れ去ろうとしている。
トラウマがあることは、理解できる。
三波が死んで 喜多善男と離婚して 次に鷲巣と結婚する。
そのことはまったく 瑞穂の人格が変化していない。
鷲巣は、モーターボート事故で死んで10億円の保険がかけられているのだ。
小西真奈美という 女優さんの『平板』な表情では、十分に あらわしきれないことなのだろう。
タイの飛行機事故では 三波と吾妻の二人が事故にあっている。吾妻はあまり意味がない存在である。
吾妻が、『東』 三波が、『南』 喜多善男が、『北』で、『西』が出てこなかったのは 残念だ。
まったく、ストーリーには、関係ない。
『西』が、鍵を握る人物であるとするならば
三波が、日本に戻った名前が タイ人名 『ナッパ』ではなく
『ニシ』にすれば 物語は 完結するのである。
それにしても、この三波。心理学者で トラブルおこし、
タイで 飛行機事故にあり、死んだことになり、タイ人『ナッパ』として 復活する。
過去のことは まったくノーテンキで、犯罪の片棒を担がせた 瑞穂に 連絡も取らずにいる
というのが・・・この物語の欠落なのだろう。
『保険金詐欺は犯罪だ』とノーテンキに開き直る。この欠落振りが 物語を構成する。
では、喜多善男 善人として自分を演出する。そうでなければ 誰も つき合ってくれない。
『だまされること』で、自分のアイデンティティを求めようとする。
性格的には 『サド』的なのだろう。
その 受け止めた部分は ネガティブ善男に転送する本人は善人を演じ続けるのだ。
人格の 2重構造。
それを、どういうわけか ナッパの三波に、全部吐き出せといわれて、
ネガティブ善男を全部 吐き出すが。
『サド』的な自分がいやになって 死のうとするのは何かが 欠如している。
サドであることで、自分としての快感を得ているはずなのだから。
それにしても『絵』でつながる幸福?
ふーむ。謎解きのための絵 であったわけですね。
まぁ。
このドラマを見て 喜多善男が、死ぬ理由が明らかでなかった。
みずから 死すには やはり 『根拠』を見つけにくいことだ。
善人を続けることは 疲れることだということだけはよくわかったよ。
自分の中に『ネガティブ善男』を飼っていないといけないわけだから。
喜多善男という善人の中にある『澱』が、噴出するには もうすこし 違う表現があるのかもしれない。
それにしても 吉高由里子が、いい味を出していた。
副題が『世界一不運な男の 奇跡の11日』というのがいい。
喜多善男役の小日向文世は 好きな役者の一人である。
ビッグマネーでのヤクザの親分が、今までにない不思議な雰囲気を持っていたので、気に入ったのだ。
一人の人間を演じる というより、ドラマの中で、ニンゲンが変化していくという役が好きなのだ。
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「風林火山」で、諏訪頼重
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「それでもボクはやっていない」の 折り目のある検事役
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このドラマを見ながら、なぜか、ある人を 連想してしまう。
ふいと、その イメージが浮かぶのだ。
たしかに、『心優しい 善人』の 雰囲気を持った人を。
陰謀やタクラミが嫌いで、素直に立ち向かうそんな人柄が 妙に好きなのだ。元気だろうか。
小日向文世をサポートする 青年。誰かなと思ったら、八代平太(松田龍平)
いい雰囲気が出ている。大きく見えたり 小さく見えたり。
この青年 味があるよ。松田優作の息子だけある。
栗山千明って、あんな顔だったっけ。「キルビル」で見たときは もう少し違った。
ちょっと、顔がひきつっているねぇ。
喜多善男と 11年前に結婚した 小西真奈美。
きれいな子は 演技が平板となってしまうのは、やむをえない。
どこかで変わらないといけない。変わりきれないものだ。かわいい お雛様 といったところか。
ホンとは、瑞穂はもっと奥深い役であるはずなのである。
それより 宵町しのぶ(吉高由里子)は、あたっていた。いまどきの娘をうまく演じる。
この どうしょうもない設定で 表情がいい。口紅の使い方が 面白いし。
小指をかんでほしいおじさんも 出来がいい。
保険詐欺を暴く 杉本(生瀬勝久)は、相変わらずのヒョウキン。
目を剥いて驚いたり、口をとんがらしたり。
このドラマは 役者を見ているだけで期待が持てる。
喜多善男 小日向文世が主役とは思い切った設定。
中年ファンを狙っているのだろうか?
ドラマの『味』が、わかるのがいるのだろうか?と心配になる。
私は 小日向文世がすきなので 一向構わない。
喜多善男 善良であるがゆえにあまりめだたない。
好きなのは 『カレー』そうだよ。喜多善男にはカレーがにあう。
銀座中村屋のカレー。
喜多善男が カレーを一口ほうばるところで、
両手を口に持っていって、『おいしい』というシーンがいいなぁ。
カレーの持つ幸福感を感じる。
母 静子のカレー。ルーから カレーを作ってしまう。
見た感じが ドロっとしていて、おいしそう。
これを見ていたら、日本から 『カレールー』を大量に買ってくる私としては
ちょっと、恥ずかしい思いがした。ルーから作って カレーなんですね。
ちょっと、挑戦してみよう。
私は カレーの中にうずまった ジャガイモが好きである。
ジャガイモの ホクホクとした味とカレーのマッチしたのがいい。
喜多善男は 高級なカレー イセエビカレーを食べるが、
それは、どうも邪道のような気がする。
カレーとは、デラックスであってはいけない。
私の最後の晩餐の カレーはたっぷりとジャガイモが入ったものがいい。
喜多善男とネガティブ善男の二役が演じられる。
こういう設定には めっぽう強い 小日向文世。
善男自体が もともと、マイナス思考なので、ネガティブと ダブッてしまう。
ネガティブというより デビル という感じである。善良な善男をナジル役として出てくる。
役者のうまさが表現できるが 物語のうまさはもう一つ。
喜多善男 物語の始まりから 11日目には死のうとしている。
善男は、11という数字が好きらしい。11日目は 親友であると思っている三波の命日なのだ。
そのために、しづかに、時間が過ぎてほしいと思っていたのである。
喜多善男は『過去の封印』をあけようとしているのである。
ところで、喜多善男がなぜ死のうとしているのか? よくわからない。
喜多善男は 八代平太(松田龍平)に出会いいろいろなことに振り回され始める。
11年前に離婚した 瑞穂に会うということができ、破天荒な娘 しのぶに 振り回される。
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瑞穂の想いでいっぱいなのだ。
次第に 明らかにされていく喜多善男の 過去そこには、いったいどんな真実が。
人生に 『真実』 なんて、あるのだろうか。
最後まで見た。ふーむ。
なんて表現したらいいのだろうか?難しいなぁ。
『狼が来るぞ』といわれて、『狼がいなかった』という感じかな。
小日向文世は、よくがんばったとほめておこう。
善人の役 というのは、難しい。よく、「すがすがしい善人顔」を作り上げたものだ。
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瑞穂は 三波が好きであっても、結婚して、なぜ保険金詐欺をしなければならないのか?
そのことが、よくわからない。まして、瑞穂は 看護士なのだ。
看護士である職業とあまりにも矛盾するがそのことに対しての考察はない。
物語を構成するためには、やむをえないことなのか。
その後の瑞穂は 喜多善男との結婚については忘れ去ろうとしている。
トラウマがあることは、理解できる。
三波が死んで 喜多善男と離婚して 次に鷲巣と結婚する。
そのことはまったく 瑞穂の人格が変化していない。
鷲巣は、モーターボート事故で死んで10億円の保険がかけられているのだ。
小西真奈美という 女優さんの『平板』な表情では、十分に あらわしきれないことなのだろう。
タイの飛行機事故では 三波と吾妻の二人が事故にあっている。吾妻はあまり意味がない存在である。
吾妻が、『東』 三波が、『南』 喜多善男が、『北』で、『西』が出てこなかったのは 残念だ。
まったく、ストーリーには、関係ない。
『西』が、鍵を握る人物であるとするならば
三波が、日本に戻った名前が タイ人名 『ナッパ』ではなく
『ニシ』にすれば 物語は 完結するのである。
それにしても、この三波。心理学者で トラブルおこし、
タイで 飛行機事故にあり、死んだことになり、タイ人『ナッパ』として 復活する。
過去のことは まったくノーテンキで、犯罪の片棒を担がせた 瑞穂に 連絡も取らずにいる
というのが・・・この物語の欠落なのだろう。
『保険金詐欺は犯罪だ』とノーテンキに開き直る。この欠落振りが 物語を構成する。
では、喜多善男 善人として自分を演出する。そうでなければ 誰も つき合ってくれない。
『だまされること』で、自分のアイデンティティを求めようとする。
性格的には 『サド』的なのだろう。
その 受け止めた部分は ネガティブ善男に転送する本人は善人を演じ続けるのだ。
人格の 2重構造。
それを、どういうわけか ナッパの三波に、全部吐き出せといわれて、
ネガティブ善男を全部 吐き出すが。
『サド』的な自分がいやになって 死のうとするのは何かが 欠如している。
サドであることで、自分としての快感を得ているはずなのだから。
それにしても『絵』でつながる幸福?
ふーむ。謎解きのための絵 であったわけですね。
まぁ。
このドラマを見て 喜多善男が、死ぬ理由が明らかでなかった。
みずから 死すには やはり 『根拠』を見つけにくいことだ。
善人を続けることは 疲れることだということだけはよくわかったよ。
自分の中に『ネガティブ善男』を飼っていないといけないわけだから。
喜多善男という善人の中にある『澱』が、噴出するには もうすこし 違う表現があるのかもしれない。
それにしても 吉高由里子が、いい味を出していた。
2008年3月23日に日本でレビュー済み
関西テレビの意地を見せつけたようなドラマです。
色々たたかれた関西テレビですが、ドラマに関して言えば傑作も多い。
僕の・・・シリーズといい、一種独特の雰囲気がありますね。
今回は実力派俳優の小日向文世を主演に持ってくるという冒険。
しかし、アイドル系を排除して、演技力に定評がある俳優を配すると
ここまでの作品が仕上がるのかと感じます。
内容については他の皆様が書かれているので、多くは書きませんが、
ラストは素晴らしい。人生は生きているだけで美しい、そんな思いを
させてくれる珠玉の名作です。
色々たたかれた関西テレビですが、ドラマに関して言えば傑作も多い。
僕の・・・シリーズといい、一種独特の雰囲気がありますね。
今回は実力派俳優の小日向文世を主演に持ってくるという冒険。
しかし、アイドル系を排除して、演技力に定評がある俳優を配すると
ここまでの作品が仕上がるのかと感じます。
内容については他の皆様が書かれているので、多くは書きませんが、
ラストは素晴らしい。人生は生きているだけで美しい、そんな思いを
させてくれる珠玉の名作です。
2013年1月3日に日本でレビュー済み
放送当時は友人が観ていた影響で、数話観た程度だった。
しかし、「死」が話のテーマであり、これまで観てきたドラマとはかなり異る独特の雰囲気を覚えていて、四年ぶりにしっかりと観直そうと思った。
11日間という短い期間の話なので、一日ずつしか話が進まずテンポが悪いように感じてしまうが、登場人物たちの心境の変化に共感するのにはかえって必要な時間だったと思う。
主演の小日向文雄と松田龍平の演技がとてもよく、他の登場人物達も役の割にはどこかコミカルな部分があり重苦しくない雰囲気になっている。
鞄に取り付けられた発信機に誰も気づかなかったり、多少都合が良すぎる部分は感じたが、それもご愛嬌でしょう(笑)
しかし、「死」が話のテーマであり、これまで観てきたドラマとはかなり異る独特の雰囲気を覚えていて、四年ぶりにしっかりと観直そうと思った。
11日間という短い期間の話なので、一日ずつしか話が進まずテンポが悪いように感じてしまうが、登場人物たちの心境の変化に共感するのにはかえって必要な時間だったと思う。
主演の小日向文雄と松田龍平の演技がとてもよく、他の登場人物達も役の割にはどこかコミカルな部分があり重苦しくない雰囲気になっている。
鞄に取り付けられた発信機に誰も気づかなかったり、多少都合が良すぎる部分は感じたが、それもご愛嬌でしょう(笑)