なかなかデリケートな問題を扱っている本書です。
この手の本の場合、著者のポジショントークに終始する本も散見されるという印象ですが、そういったものを可能な限り排除し、とてもバランス良く著者の考えや主張が述べられていると感じました。安易に転職を勧めたり、やたらフリーランスになる事を勧めたり、頑張れば報われるといった根性論に終始する本に比べれば百倍良いのではないでしょうか(そのような本は著者本人の体験がベースとなっている場合がほとんどであり、基本的に無視するのが正解だと思っております)。
しかしあえて、あえて!!意地悪な事を申し上げれば、著者の日野氏は東京大学大学院工学系研究科修士課程修了との事で、謂わば秀才です。労働問題に関しては造詣が深く、多方面で連載を持つなど活躍しておられるようですが、彼の視点や考え方をそのままコピーすれば、彼のようになれると安易な考えはやめておいた方がいいでしょう。著書自身も、安易な独立や転職を勧めるような言論は本書でもブログでも見られませんが、少なくとも学力的には日本の上位に居るであろう方が書かれた本です。統計的に、学力と年収は比例する傾向が高いという残酷な事実があります。そんな中で、我々普通の人間になにができ、また何をすべきなのか、本書をキッカケに真剣に考えてみる事をオススメします。
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あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。 単行本 – 2014/1/10
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【売れてます! 発売2週間で3刷決定! 】
「共感した」という読者の声も続々いただいております!
――「たかが仕事」でそんなに苦しむのは、アホらしいと思いませんか?――
「朝30分遅刻すると鬼のように怒られるのに、夜30分残業してもその残業代は払われない」(事務)
「給料がたくさんもらえれば、仕事のやりがいだって少しは感じられるかもしれない」(事務)
「『定時』はだいたい22時』(SE)
「就活中の学生には、業務時間内にメールを送るように指示されている」(営業)
「同僚が上司から『あいつはよく休む』と評価されていることを知り、自分はもう休めないと思った」(営業)
「ワークライフバランス否定派の先輩が、健康診断にひっかかって顔面蒼白になっていた」(SE)
「OG訪問をしたら、先輩女性社員の肌の荒れ方にびっくりした」(大学生)
「学生時代はほとんど勉強しなかった友人が、就職するなり『早く成長したい』とか言い出して、心配になる』(事務)
みんな、「働くこと」に悩んでいます。
「やりがい」って、そんなに必要なのでしょうか?
「お金のために働く」って割り切ることは、そんなに悪いことなのでしょうか?
本書では、大人気ブログ「脱社畜ブログ」の管理人が、みんなが心の中では「おかしい」と感じている
働き方をぶった切り、日本人にかけられた「社畜」の呪いを解消します。
「働くこと」に悩んでいるビジネスパーソンはもちろん、就活中の学生にもおすすめです。
「共感した」という読者の声も続々いただいております!
――「たかが仕事」でそんなに苦しむのは、アホらしいと思いませんか?――
「朝30分遅刻すると鬼のように怒られるのに、夜30分残業してもその残業代は払われない」(事務)
「給料がたくさんもらえれば、仕事のやりがいだって少しは感じられるかもしれない」(事務)
「『定時』はだいたい22時』(SE)
「就活中の学生には、業務時間内にメールを送るように指示されている」(営業)
「同僚が上司から『あいつはよく休む』と評価されていることを知り、自分はもう休めないと思った」(営業)
「ワークライフバランス否定派の先輩が、健康診断にひっかかって顔面蒼白になっていた」(SE)
「OG訪問をしたら、先輩女性社員の肌の荒れ方にびっくりした」(大学生)
「学生時代はほとんど勉強しなかった友人が、就職するなり『早く成長したい』とか言い出して、心配になる』(事務)
みんな、「働くこと」に悩んでいます。
「やりがい」って、そんなに必要なのでしょうか?
「お金のために働く」って割り切ることは、そんなに悪いことなのでしょうか?
本書では、大人気ブログ「脱社畜ブログ」の管理人が、みんなが心の中では「おかしい」と感じている
働き方をぶった切り、日本人にかけられた「社畜」の呪いを解消します。
「働くこと」に悩んでいるビジネスパーソンはもちろん、就活中の学生にもおすすめです。
- 本の長さ167ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2014/1/10
- 寸法11.7 x 1.1 x 18.9 cm
- ISBN-104492223347
- ISBN-13978-4492223345
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「たかが仕事」に、殺されたくない。これがぼくらの「脱社畜」戦争。
著者について
日野 瑛太郎(ヒノ エイタロウ)
「脱社畜ブログ」管理人
1985年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。大学院在学中、就職するのが嫌でWebサービスの開発をはじめ、それがきっかけとなって起業をするが、あえなく失敗。結局、嫌で嫌で仕方がなかった就職をすることになる。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」(http://dennou-kurage.hatenablog.com/)を開設。ブログはたちまち月間約50万PVの有名ブログになり、現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。著書に『脱社畜の働き方』(技術評論社)がある。
「脱社畜ブログ」管理人
1985年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。大学院在学中、就職するのが嫌でWebサービスの開発をはじめ、それがきっかけとなって起業をするが、あえなく失敗。結局、嫌で嫌で仕方がなかった就職をすることになる。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」(http://dennou-kurage.hatenablog.com/)を開設。ブログはたちまち月間約50万PVの有名ブログになり、現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。著書に『脱社畜の働き方』(技術評論社)がある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
日野/瑛太郎
1985年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。大学院在学中、就職するのが嫌でWebサービスの開発をはじめ、それがきっかけとなって起業をするが、あえなく失敗。結局、嫌で嫌で仕方がなかった就職をすることになる。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1985年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。大学院在学中、就職するのが嫌でWebサービスの開発をはじめ、それがきっかけとなって起業をするが、あえなく失敗。結局、嫌で嫌で仕方がなかった就職をすることになる。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2014/1/10)
- 発売日 : 2014/1/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 167ページ
- ISBN-10 : 4492223347
- ISBN-13 : 978-4492223345
- 寸法 : 11.7 x 1.1 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 256,153位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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2012年5月に運営をスタートしてから、働き方やチームワークについての記事を日々発信しています。
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2018年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
会社と自分を切り離して考えられない、いわゆる『社畜』
そうはなれない、仕事よりプライベート、成長より定時代謝を求める人を『不良サラリーマン』とするならば、まさに不良サラリーマンの生き方を示すバイブル。
似たような言説はSNS上にあふれているし、同じことを書いているブログを見かけることも多いだろうが、その原点となるエッセンスが書かれている。
さらに、『社畜』を全否定している訳ではなく、「『社畜』の価値観を全員に押し付けるのをやめてほしい」という『多様性』を訴える内容となっているところも好感触。
今更読んでみてもうなる内容でした。
そうはなれない、仕事よりプライベート、成長より定時代謝を求める人を『不良サラリーマン』とするならば、まさに不良サラリーマンの生き方を示すバイブル。
似たような言説はSNS上にあふれているし、同じことを書いているブログを見かけることも多いだろうが、その原点となるエッセンスが書かれている。
さらに、『社畜』を全否定している訳ではなく、「『社畜』の価値観を全員に押し付けるのをやめてほしい」という『多様性』を訴える内容となっているところも好感触。
今更読んでみてもうなる内容でした。
2018年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正論過ぎて、ぐうの音も出ない。
読後と言うよりは、読中に感じ続けていました。
でも、どんなに理不尽な環境であろうと、そこで頑張れば高いスキルが身につき、成長も早いと思います。
経営者目線に立って仕事をしろ、も、確かに理不尽だけど、その目線を持って働くと、転職市場での価値が高まることもあります。
サイバーエージェントの藤田さんみたいに、ビジョンのある方にとっては、あえてそんな環境に身を置くのも選択肢の一つです。
ただ、みんな藤田さんみたいに起業を志すわけではなく、普通の生活を送りたい人にとっては、そりゃそうだなと納得しかありません。
あと、この本を読んで会社を辞めたとか言う人、その後ちゃんと生きていけてるのかも心配です。
読後と言うよりは、読中に感じ続けていました。
でも、どんなに理不尽な環境であろうと、そこで頑張れば高いスキルが身につき、成長も早いと思います。
経営者目線に立って仕事をしろ、も、確かに理不尽だけど、その目線を持って働くと、転職市場での価値が高まることもあります。
サイバーエージェントの藤田さんみたいに、ビジョンのある方にとっては、あえてそんな環境に身を置くのも選択肢の一つです。
ただ、みんな藤田さんみたいに起業を志すわけではなく、普通の生活を送りたい人にとっては、そりゃそうだなと納得しかありません。
あと、この本を読んで会社を辞めたとか言う人、その後ちゃんと生きていけてるのかも心配です。
2022年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルに惹かれて購入したが、内容はほぼない。不要な残業は撲滅したいという思いは一緒なだけに非常に残業。
著書の中で料金に見あったサービスを期待すべしとの記述があったが、1000円以上の価格で販売するレベルの内容とはとても思えない。
著書の中で料金に見あったサービスを期待すべしとの記述があったが、1000円以上の価格で販売するレベルの内容とはとても思えない。