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- すみっコぐらし検定公式ガイドブック すみっコぐらし大図鑑 改訂版 (生活シリーズ)ムック
登録情報
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 110 g
- EAN : 4573192746040
- 監督 : まんきゅう
- 発売日 : 2020/4/17
- 出演 : 井ノ原快彦, 本上まなみ
- 販売元 : DMM pictures
- ASIN : B084QXCSXB
- ディスク枚数 : 1
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 5,529位DVD (の売れ筋ランキングを見るDVD)
- - 574位キッズ・ファミリー用
- - 812位ブルーレイ アニメ
- - 1,156位アニメ (DVD)
- カスタマーレビュー:
商品の説明
内容紹介
【封入特典】
●とくべつ小冊子
●ひよこ?たち大集合PlayPicカード
●とびだすポストカード
大ひっと!すみっこを愛する“すみっコ”たち・初のスクリーンデビュー作が、ついに登場
【ストーリー】
いつもの喫茶店、いつものすみっこ。
その地下室に隠された、ふしぎな絵本とは・・・?
ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、
古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。
絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまうすみっコたち。
絵本の世界で出会ったのは、どこからきたのか、自分がだれなのかもわからない、
ひとりぼっちのひよこ・・・?
「このコのおうちをさがそう!」新しいなかまのために、すみっコたちはひとはだ脱ぐことに。
絵本の世界をめぐる旅の、はじまりはじまり。
【スタッフ】
ナレーション : 井ノ原快彦 / 本上まなみ
監督 : まんきゅう
美術監督 : 日野香諸里
脚本 : 角田貴志(ヨーロッパ企画)
アニメーション制作 : ファンワークス
主題歌 : 原田知世「冬のこもりうた」(Universal Music)
©2019日本すみっコぐらし協会映画部
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
サンエックスの人気キャラクターを劇場アニメ化したほっこりストーリー。ある日、「喫茶すみっコ」の地下室で1冊の飛び出す絵本を見つけたすみっコたち。絵本を眺めていると、突然仕掛けが動き出し、すみっコたちは絵本の中に吸い込まれてしまう。
内容(「Oricon」データベースより)
ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまうすみっコたち。絵本の世界で出会ったのは、どこからきたのか、自分がだれなのかもわからない、ひとりぼっちのひよこ。新しいなかまのために、すみっコたちはひとはだ脱ぐことに…。
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.6
星5つ中の4.6
1,393 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年3月26日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
すみっコぐらし映画化の話がでたときは、声がつくのだろうかとか、1時間なにをやるんだろうかとか、不安な声がありましたが、すべて吹き飛ばすような傑作です。
そらいろのまいにちの絵本を読んだことある方ならわかると思いますが、
この絵本がでた頃から、すみっコぐらしは心に突き刺さるコンテンツと言われているので
この映画は逆詐欺ではなく、その路線に沿った順当な作品だと思います。
ただし、泣けると聞いて本当に泣けるのか確かめてやろう的な気持ちでは見てほしくないです。
泣ける泣けないはどうでもよく、悪が全く存在しない世界ですみっコたちの優しさだけで
物語が紡ぎ出されていることが大切なのに、そこを見逃してしまうので。
そらいろのまいにちの絵本を読んだことある方ならわかると思いますが、
この絵本がでた頃から、すみっコぐらしは心に突き刺さるコンテンツと言われているので
この映画は逆詐欺ではなく、その路線に沿った順当な作品だと思います。
ただし、泣けると聞いて本当に泣けるのか確かめてやろう的な気持ちでは見てほしくないです。
泣ける泣けないはどうでもよく、悪が全く存在しない世界ですみっコたちの優しさだけで
物語が紡ぎ出されていることが大切なのに、そこを見逃してしまうので。
459人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は40代の中年オヤジで、普段はタランティーノとかイーライ・ロスなどの暴力映画を好んで見ています。
2019年に話題になった映画「すみっコぐらし」のことはネットで見たので知っていました。すみっコぐらしのキャラクタたちは一切知りませんでしたが、プライムビデオの対象になったので見てみました。
途中までほのぼのとした子供向きの展開に退屈でしたが、最後の展開には図らずも涙が出てしまいました。
【以後ネタバレ】
やっと仲間と居場所を見つけたひよこが自分が今の世界から出られないことを悟ったはかなさや、せっかく仲間になれた友だちを勇気を出して送り出すシーンに心を揺さぶられ、自分の境遇に重ねた人もいるのではないでしょうか。
たまにはこういう温かくなれる映画を見るのもいいものだと教えてくれたいい映画でした。
2019年に話題になった映画「すみっコぐらし」のことはネットで見たので知っていました。すみっコぐらしのキャラクタたちは一切知りませんでしたが、プライムビデオの対象になったので見てみました。
途中までほのぼのとした子供向きの展開に退屈でしたが、最後の展開には図らずも涙が出てしまいました。
【以後ネタバレ】
やっと仲間と居場所を見つけたひよこが自分が今の世界から出られないことを悟ったはかなさや、せっかく仲間になれた友だちを勇気を出して送り出すシーンに心を揺さぶられ、自分の境遇に重ねた人もいるのではないでしょうか。
たまにはこういう温かくなれる映画を見るのもいいものだと教えてくれたいい映画でした。
2020年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
公開当初、単なる子供向けには括れない質の高い作品であったため、多くの大人たちの柔らかい部分に不意打ちで刺さり、涙し、その結果SNSでは熱のこもったレビューで溢れ、大いに話題になりました。
ただ、大人でも泣けるのは概ね事実ですがあくまでファンムービーですので、すみっコたちの可愛く微笑ましい世界観を楽しめる人に向けて作られているというのが大前提にあります。「どう泣かせにくるんだ?」「どこが泣けるんだ?」という姿勢で観る作品ではありません。刺さらない人も当然います。
なので、過度な期待は捨ててフラットな状態で観てほしいと思います。
ちなみに私は初回よりも、結末を知った二回目の方が泣けました。
ただ、大人でも泣けるのは概ね事実ですがあくまでファンムービーですので、すみっコたちの可愛く微笑ましい世界観を楽しめる人に向けて作られているというのが大前提にあります。「どう泣かせにくるんだ?」「どこが泣けるんだ?」という姿勢で観る作品ではありません。刺さらない人も当然います。
なので、過度な期待は捨ててフラットな状態で観てほしいと思います。
ちなみに私は初回よりも、結末を知った二回目の方が泣けました。
2020年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当に素晴らしい作品です。映画館で観たときの感動が蘇ってきました。
すみっコたちには、日本アカデミー賞をあげたいです。
自分にどこか自信がない…でもその分優しさや思いやりを持っている…すみっコたちは、
居場所を探すひよこに自分たちを重ねます。
時には手を引っ張ることも、また時にはそっと隣に居てあげることも優しさ
…いろいろな優しさが詰まっています。
最後のシーン、すみっコたちにしかできない優しさの形をぜひ見てほしいです。
すみっコたちには、日本アカデミー賞をあげたいです。
自分にどこか自信がない…でもその分優しさや思いやりを持っている…すみっコたちは、
居場所を探すひよこに自分たちを重ねます。
時には手を引っ張ることも、また時にはそっと隣に居てあげることも優しさ
…いろいろな優しさが詰まっています。
最後のシーン、すみっコたちにしかできない優しさの形をぜひ見てほしいです。
2020年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本作は公開当初、SNSで話題になりました。
ただし、それは作品の本質を一切無視したあまりにも過剰な持ち上げ方だったでしょう。同時期に公開された某ハリウッド映画と比較している人まで出る始末でした。
結論から言うと、それらとは決して比較すべきではない作品です。
この作品は究極の子供向け映画です。ですが、だからこそ我々の心に響くものがあるのです。
ジャンルを問わず子供向け作品には「子供相手ならこの程度でいいだろう」と製作が気を抜くものがあります。残念ながらそういった「子供だまし」は子供相手にすら通用しないことを理解していない、愚かなクリエイターが携わってしまった作品です。物語の本質に種も仕掛けも無ければ無いほどに、子供はその浅はかさを見抜くものです。
本作は「子供たちに全力で喜んでもらおう」という気持ちで溢れている、とても優しい作品です。故に、成熟した大人が鑑賞したとしても、心の奥底…『すみっコ』にある、純真が刺激されるのです。
丁寧に張り巡らされた伏線、美麗な作画、場面に合わせた音楽。大きな興行収入など度外視した中編アニメーションとは思えないほどに、何もかもがしっかり作られています。子供にはこれほど面白い映画は無いはず。もちろん大人の方にもおすすめです。ただし、観る前に余計な思考を捨てることが出来る人間に限りますが。
ただし、それは作品の本質を一切無視したあまりにも過剰な持ち上げ方だったでしょう。同時期に公開された某ハリウッド映画と比較している人まで出る始末でした。
結論から言うと、それらとは決して比較すべきではない作品です。
この作品は究極の子供向け映画です。ですが、だからこそ我々の心に響くものがあるのです。
ジャンルを問わず子供向け作品には「子供相手ならこの程度でいいだろう」と製作が気を抜くものがあります。残念ながらそういった「子供だまし」は子供相手にすら通用しないことを理解していない、愚かなクリエイターが携わってしまった作品です。物語の本質に種も仕掛けも無ければ無いほどに、子供はその浅はかさを見抜くものです。
本作は「子供たちに全力で喜んでもらおう」という気持ちで溢れている、とても優しい作品です。故に、成熟した大人が鑑賞したとしても、心の奥底…『すみっコ』にある、純真が刺激されるのです。
丁寧に張り巡らされた伏線、美麗な作画、場面に合わせた音楽。大きな興行収入など度外視した中編アニメーションとは思えないほどに、何もかもがしっかり作られています。子供にはこれほど面白い映画は無いはず。もちろん大人の方にもおすすめです。ただし、観る前に余計な思考を捨てることが出来る人間に限りますが。
2020年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この映画はサンエックスのキャラクター「すみっコぐらし」を題材にした作品だが、その外見上のイメージとは裏腹にシリアスで深いテーマを持った内容故に話題を呼び予想外の大ヒットとなった。その一方でネットでは「逆詐欺映画」「パステルカラーのジョーカー」などとも評され、それだけを聞くと過激で露悪的な内容なのではないかと不安に思う方もいるかもしれないが、本作は全くもってそうではない、むしろ王道の、本当の意味で「泣ける映画」だ。しかしこの作品を「子供向け」のヌルい映画だと思っていると思わぬカウンターパンチを食らうのも事実。多くのレビュアーが述べてる通り、「映画すみっコぐらし」は大人の視聴にも耐えうる骨太の作品だ。
●脚本・物語
この作品の魅力の根幹を成す要素である。スタッフ自身も「三幕構成を意識した」と述べている通り、登場人物の紹介と物語の始まり、吸い込まれた絵本の世界での様々な冒険、元の世界へ帰るための最期の試練、というシンプルでわかりやすい構成となっている。もともと「すみっコぐらし」にはメインキャラが5人もおり一人一人の紹介に時間をかけていられないのだが、この映画では序盤にナレーションで人物紹介を済ませてしまうという、ある意味開き直った手法でその作業を済ませている。そして主人公たちが絵本の世界という「異世界」に旅立つ過程も実に簡潔である。そこから先に第二幕、絵本の世界での冒険は、5人のすみっコ達それぞれに個別のストーリーを割り振りつつ、展開を追いづらい事も無く特定のキャラに尺が偏る事も無い、極めてバランスの良い構成になっている。しかもそれと並行して、映画のオリジナルキャラである「ひよこ?」の話が同時に進んでいく。そして最後にすみっコ達とひよこ?は再開し、この映画のクライマックスに向かう。
この作品の素晴らしい点は、すみっコ5人+オリジナルキャラのひよこ?の計6人のキャラを、たった1時間の尺の中で見事に動かし切っている所だ。「すみっコぐらし」は歴史の長いコンテンツでありそれぞれのキャラのファンも多いが、蔑ろにされているキャラは1人もおらず、更にオリジナルキャラの魅力もしっかり描かれている。ひよこ?のストーリーがキチンと描かれているからこそ、ラストシーンでのすみっコ達とひよこ?の行動は我々の心を打ち、悲劇的ではあっても不快感を抱くような事は無くカタルシスを感じる事が出来るのである。
もちろん、尺の短さは多少の弊害を生んでいるのも事実だ。ストーリー展開は冷静に分析すれば、正直に言ってやや強引と言わざるを得ない。特に場面と場面の繋ぎ目は「たまたま絵本の仕掛けを見つける→とりあえずorたまたまそれを作動する→次の場面に飛ばされる」というパターンが多く、ちょっと無理がある印象を受ける。この点は、もう少し時間に余裕があればもっと良かったのにと思う。
とは言え、細部に多少のあらはあれど全体で見ればこの作品の物語は非常によくまとまっていると言える。すみっコ達という魅力的なキャラクターがいて、ひよこ?というキャラクターが彼ら(彼女達?すみっコは基本的に性別が設定されていない)と出会い、少しずつ変わっていく過程が丁寧に描かれている。たった1時間の作品にもかかわらず、大長編の作品にもけっして引けを取らない冒険をした気分になれる作品だ。
●映像
すみっコという特徴的なキャラクターをアニメで動かすにあたって、スタッフ達は様々な試行錯誤を繰り返している事がインタビューで述べられている。線が少なく一見単純なデザインだからこそ、ちょっとバランスが崩れるだけで別のキャラの様に見えてしまうという事だ。結局、シーンごとに2Dと3Dを使い分ける事で問題を解決した(実際にはもっと様々な技術が用いられているが)との事だが、その甲斐あって、作品ではどの一瞬を切り取ってもすみっコとして違和感のない、それでいて動画としても時にはゆっくりと時にはアクロバティックに動く、素晴らしい作画に仕上がっている。もちろんこの作品には目を見張るようなド派手な戦闘シーンなどは無いが、キャラクターの一挙手一投足、僅かな表情の変化や視線の動きの作りこみは注目してしかるべきだ。
さらに、背景美術も非常に美しい。最近のアニメでは「天気の子」の様にコントラストや色彩の対比が強い背景が人気だが、この作品ではそういった派手さは無い。絵本の世界という舞台を表現するため、色彩はやや抑え気味になっている。しかし注目すべきはその多様さであり、桃太郎の世界、アラビアンライトの世界、マッチ売りの少女の世界……など個別の世界ごとに背景のタッチを変え、世界観への没入度を飛躍的に高める事に成功している。
●演出
この作品では、「すみっコぐらし」というコンテンツのイメージを崩さないために、アニメでありながらキャラクターは喋らずナレーションと最低限の吹き出しのみでストーリーを進めるという独特の演出が用いられている。この手法は原作者であるサンエックス側から提案されたものであり、監督のまんきゅう氏は最初の時点ではこのやり方で上手くやれる自信が無かったとインタビューで語っている。しかし結果的には、この独特の演出こそがこの映画の雰囲気を作り上げたと言えるだろう。セリフに頼れないという制約は、キャラクターの細かい演技、微妙なカメラワーク、効果音などの非言語的手段で状況やキャラの心情を説明するという必要性を生じ、それらがかえって言葉で説明する以上に雄弁に視聴者の心に訴えかけるという効果をもたらした。また、単純に「何が起こっているか」をわからせる技術も高く、観ていて途中でストーリーがわからなくなるという心配も無い。これは演出スタッフの基礎的な演出力が高い事の証左だろう。
一つ個人的に気になったのは、ナレーションによる説明がやや過剰に感じたという点だ。それは言われなくてもわかるよ、というような点までナレーションで説明するので、やや白けてしまう感が少々ある。これはこの作品が、小児も含め幅広い年齢層を対象にしている事が理由だと思われる。大人のみを対象にした作品であればナレーションは半分ほどでも問題なかっただろうが、そこはやはり元となっているコンテンツの問題もあるので、大人目線で文句を言うのは酷というものなのかもしれない。
●音楽
音楽も素晴らしい。それぞれの絵本の世界ごとに合ったBGMや、作品のメインテーマが、映像・演出と合わさって物語をさらに盛り上げてくれる。
●最後に
2019年は「ジョーカー」が爆発的に大ヒットした年でもあった。その同じ年に、この「映画すみっコぐらし」が(「ジョーカー」よりははるかに小規模ではあるが)大ヒットしたのは単なる偶然ではない様に思える。「ジョーカー」の主人公アーサーも、ひよこ?と同じく自己のアイデンティティや居場所を見失い苦しむ存在だ。そしてアーサーは最終的に自分は社会に居場所が無いと悟り、狂気の犯罪王子ジョーカーに変貌を遂げる。しかし、「映画すみっコぐらし」を観た後なら、アーサーが本当に必要だったものは何だったのか、わかる気がする。現実世界で上手くいっていない人はみな「みにくいアヒルの子」にあこがれるが、実際には誰もが白鳥になれる訳では無い。白鳥になれないという現実に直面した時、それでも自分が自分でいられるためには何が必要なのか?その答えがこの作品にはあると思う。
追記:
この作品に低い評価をしているレビューを見ていると「キャラクターに感情移入できなかった」というものが多い印象を受けた。確かにこの作品は、キャラクターが多く誰か一人が主役という構成ではない上に、キャラクターごとの声も存在しないなど、特定のキャラにガッツリと感情移入して楽しむという作品では無いと言える。キャラクターよりもストーリー全体を楽しめる人がこの作品に向いていると言えるかもしれない。
●脚本・物語
この作品の魅力の根幹を成す要素である。スタッフ自身も「三幕構成を意識した」と述べている通り、登場人物の紹介と物語の始まり、吸い込まれた絵本の世界での様々な冒険、元の世界へ帰るための最期の試練、というシンプルでわかりやすい構成となっている。もともと「すみっコぐらし」にはメインキャラが5人もおり一人一人の紹介に時間をかけていられないのだが、この映画では序盤にナレーションで人物紹介を済ませてしまうという、ある意味開き直った手法でその作業を済ませている。そして主人公たちが絵本の世界という「異世界」に旅立つ過程も実に簡潔である。そこから先に第二幕、絵本の世界での冒険は、5人のすみっコ達それぞれに個別のストーリーを割り振りつつ、展開を追いづらい事も無く特定のキャラに尺が偏る事も無い、極めてバランスの良い構成になっている。しかもそれと並行して、映画のオリジナルキャラである「ひよこ?」の話が同時に進んでいく。そして最後にすみっコ達とひよこ?は再開し、この映画のクライマックスに向かう。
この作品の素晴らしい点は、すみっコ5人+オリジナルキャラのひよこ?の計6人のキャラを、たった1時間の尺の中で見事に動かし切っている所だ。「すみっコぐらし」は歴史の長いコンテンツでありそれぞれのキャラのファンも多いが、蔑ろにされているキャラは1人もおらず、更にオリジナルキャラの魅力もしっかり描かれている。ひよこ?のストーリーがキチンと描かれているからこそ、ラストシーンでのすみっコ達とひよこ?の行動は我々の心を打ち、悲劇的ではあっても不快感を抱くような事は無くカタルシスを感じる事が出来るのである。
もちろん、尺の短さは多少の弊害を生んでいるのも事実だ。ストーリー展開は冷静に分析すれば、正直に言ってやや強引と言わざるを得ない。特に場面と場面の繋ぎ目は「たまたま絵本の仕掛けを見つける→とりあえずorたまたまそれを作動する→次の場面に飛ばされる」というパターンが多く、ちょっと無理がある印象を受ける。この点は、もう少し時間に余裕があればもっと良かったのにと思う。
とは言え、細部に多少のあらはあれど全体で見ればこの作品の物語は非常によくまとまっていると言える。すみっコ達という魅力的なキャラクターがいて、ひよこ?というキャラクターが彼ら(彼女達?すみっコは基本的に性別が設定されていない)と出会い、少しずつ変わっていく過程が丁寧に描かれている。たった1時間の作品にもかかわらず、大長編の作品にもけっして引けを取らない冒険をした気分になれる作品だ。
●映像
すみっコという特徴的なキャラクターをアニメで動かすにあたって、スタッフ達は様々な試行錯誤を繰り返している事がインタビューで述べられている。線が少なく一見単純なデザインだからこそ、ちょっとバランスが崩れるだけで別のキャラの様に見えてしまうという事だ。結局、シーンごとに2Dと3Dを使い分ける事で問題を解決した(実際にはもっと様々な技術が用いられているが)との事だが、その甲斐あって、作品ではどの一瞬を切り取ってもすみっコとして違和感のない、それでいて動画としても時にはゆっくりと時にはアクロバティックに動く、素晴らしい作画に仕上がっている。もちろんこの作品には目を見張るようなド派手な戦闘シーンなどは無いが、キャラクターの一挙手一投足、僅かな表情の変化や視線の動きの作りこみは注目してしかるべきだ。
さらに、背景美術も非常に美しい。最近のアニメでは「天気の子」の様にコントラストや色彩の対比が強い背景が人気だが、この作品ではそういった派手さは無い。絵本の世界という舞台を表現するため、色彩はやや抑え気味になっている。しかし注目すべきはその多様さであり、桃太郎の世界、アラビアンライトの世界、マッチ売りの少女の世界……など個別の世界ごとに背景のタッチを変え、世界観への没入度を飛躍的に高める事に成功している。
●演出
この作品では、「すみっコぐらし」というコンテンツのイメージを崩さないために、アニメでありながらキャラクターは喋らずナレーションと最低限の吹き出しのみでストーリーを進めるという独特の演出が用いられている。この手法は原作者であるサンエックス側から提案されたものであり、監督のまんきゅう氏は最初の時点ではこのやり方で上手くやれる自信が無かったとインタビューで語っている。しかし結果的には、この独特の演出こそがこの映画の雰囲気を作り上げたと言えるだろう。セリフに頼れないという制約は、キャラクターの細かい演技、微妙なカメラワーク、効果音などの非言語的手段で状況やキャラの心情を説明するという必要性を生じ、それらがかえって言葉で説明する以上に雄弁に視聴者の心に訴えかけるという効果をもたらした。また、単純に「何が起こっているか」をわからせる技術も高く、観ていて途中でストーリーがわからなくなるという心配も無い。これは演出スタッフの基礎的な演出力が高い事の証左だろう。
一つ個人的に気になったのは、ナレーションによる説明がやや過剰に感じたという点だ。それは言われなくてもわかるよ、というような点までナレーションで説明するので、やや白けてしまう感が少々ある。これはこの作品が、小児も含め幅広い年齢層を対象にしている事が理由だと思われる。大人のみを対象にした作品であればナレーションは半分ほどでも問題なかっただろうが、そこはやはり元となっているコンテンツの問題もあるので、大人目線で文句を言うのは酷というものなのかもしれない。
●音楽
音楽も素晴らしい。それぞれの絵本の世界ごとに合ったBGMや、作品のメインテーマが、映像・演出と合わさって物語をさらに盛り上げてくれる。
●最後に
2019年は「ジョーカー」が爆発的に大ヒットした年でもあった。その同じ年に、この「映画すみっコぐらし」が(「ジョーカー」よりははるかに小規模ではあるが)大ヒットしたのは単なる偶然ではない様に思える。「ジョーカー」の主人公アーサーも、ひよこ?と同じく自己のアイデンティティや居場所を見失い苦しむ存在だ。そしてアーサーは最終的に自分は社会に居場所が無いと悟り、狂気の犯罪王子ジョーカーに変貌を遂げる。しかし、「映画すみっコぐらし」を観た後なら、アーサーが本当に必要だったものは何だったのか、わかる気がする。現実世界で上手くいっていない人はみな「みにくいアヒルの子」にあこがれるが、実際には誰もが白鳥になれる訳では無い。白鳥になれないという現実に直面した時、それでも自分が自分でいられるためには何が必要なのか?その答えがこの作品にはあると思う。
追記:
この作品に低い評価をしているレビューを見ていると「キャラクターに感情移入できなかった」というものが多い印象を受けた。確かにこの作品は、キャラクターが多く誰か一人が主役という構成ではない上に、キャラクターごとの声も存在しないなど、特定のキャラにガッツリと感情移入して楽しむという作品では無いと言える。キャラクターよりもストーリー全体を楽しめる人がこの作品に向いていると言えるかもしれない。
2020年3月26日に日本でレビュー済み
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一足先にまた優しいすみっコの世界に浸らせていただきました…Blu-rayも変わらず楽しみに待ってます!
SNSでは様々な評価が飛び回っておりますが、一旦その評価に対する考えは置いて、純粋に楽しもうという気持ちで見てほしいなと思います。
一足先にまた優しいすみっコの世界に浸らせていただきました…Blu-rayも変わらず楽しみに待ってます!
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