バス待ちの時間、ふらっと立ち寄った本屋さんで偶然見つけました。
著者は、タイトル通りFBIの捜査官、美術品捜査のプロフェッショナルなのですが、なんと母親を日本人にもつ日系2世です。
このイントロで一気にこの物語に引き込まれていきました。
自らの出自や在野での経歴を語った後、FBI内では単なる盗難事件としての認識しかなかった
美術品の捜査(特に潜入捜査)に命懸けで(といっても、銃撃戦などはありません)取り組むリアリティーが、
手に汗を握らせます。
有名なバーンズコレクションでの研修も興味深く、物語に奥行きを与えています。
FBI内部の様々な力関係・上下関係そして人間関係が、操作や問題解決に大きな影響を与えているところが、
なんともリアルで面白かったです。
最後も、著者が大活躍するのではなく、半ば失意のうちに事件は解決するのですが、
美術品捜査の難しさと面白さを物語っているといえます。
久々に翻訳ものを読みましたが、面白かったです。
美術好きにはたまらないでしょう。
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