台湾で著名な張玉正氏が、中国全土に散らばる百座近い歴代帝王・王妃の陵寝と地理風水を徹底的に実地調査して書いた本。(訳は、日本における風水の第一人者である、林秀靜氏。)
専門家の為の学術書であり風水を学ぶ人の教科書でもあるが、500点以上に及ぶ写真と解説が、私のような門外漢の一般読者をも風水の神髄へと誘ってくれる。第9章の、紫禁城の箇所は特におもしろかった。
「中国風水術は、数千年の歴史と経験の累積」を経ており、「もっとも究極であり具体的な展示」は、「歴代帝王の陵寝」で、「帝王陵寝の選地と立向、建築規模と形式は、風水の変化過程と秘訣を明瞭化し、一つの王朝の栄枯盛衰を検証することが可能です」と氏は語る。
本は、「帝王陵墓の変遷と風水」、「伝説中の帝王風水」、「大秦帝国」、「大漢王朝」、「大唐帝国」、「大清帝国の龍脈」など12章から構成され、どの章も歴史書を紐解くような面白さがあった。
ちなみに、「祖墓(祖先の墓)の風水の良し悪しが、後代の子孫の幸福を決定する」そうだ。
この本は、風水マニア垂涎の書となるだろう。
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【実証】 中国歴代帝王・王妃の帝陵風水 単行本 – 2020/2/6
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帝王のお墓から学ぶ秘儀の決定版!
『実証! 風水開祖・楊救貧の帝王風水』著者、張玉正先生の第二弾!
オールカラー
なぜ、歴代の帝王・王妃はその地に葬られたのか。
中国数千年の歴史と経験知を経て、風水の極みを総合的かつ具体的に実現したものが歴代帝王・王妃の陵寝であり、帝陵には堪輿術(地理風水)の極意がすべて隠されている。
膨大な枚数に及ぶ実地検証した写真(画像)をもとに、「尋龍点穴」を学び、「選地と立向」「山水の巒頭」などをひとつひとつ詳らかにする最高の教科書!
★風水を学びたい方~プロの風水師まで活用できます!
「本書は、風水的観点に立って、歴史の記載、および百座近い皇帝と王妃の陵寝の写真を組み合わせて、歴代の王朝を解説しました。
できるだけ煩雑な歴史と小説的な著述様式を避けて、純粋に風水の視点から歴代皇帝の盛 衰を見ようと意図しています。
中国歴代帝王の陵寝は中国各地にあり、数千年の歴史がいまも綿々と続いています。本書は筆者がそれらを実 際に歩いて取材した記録です。」
「中国末代皇帝の愛新覚羅溥儀 は、3歳で皇帝の位に就きました。 清の制度に基づいて陵の用地を選びました。かつての清西陵の崇陵の傍ら、旺隆村の北に「万年吉地」を選定 します。宣統二(西暦1910)年に建設を開始し、施工して一年余り、清王朝の滅亡により建設が停止しました。
西暦1967年、溥儀は腎臓がんでこの世を去ります。愛新覚羅の家族は溥儀の遺骨を北京八宝山公墓に安置することを決定しました。」
「何人も長生不死(永遠に生き長らえる)する手立てはありません。 伝統的な儒家文化とされる「事死如事生 」(死に仕えるのは、生に仕えるがごとく)、「厚葬以明孝」(手厚く埋 葬をすることで孝を明らかにする)の思想は、歴代の帝王にあっても例外ではなく、帝王はみな「風水」を重視 しました。
豪華な宮殿を生前に造営して、皇帝の権限を永遠に固く守られるようなよき風水を施し、死後もその享楽が継 続できるように、陵墓を建設しなければなりません。 そのため、帝王を「厚葬」(財力を惜しまずに盛大に手厚く葬儀を営むこと)が盛んに行われました。」
「成都は平洋龍に属します。武侯祠は成都市の南側に位置します。 「武侯」が指している人物は、諸葛亮です。 諸葛亮、字は孔明。職官は蜀漢王朝時代に丞相にまで至 りました。 死後の謚号は「忠武侯」。武侯祠は文字が示すとおり、諸葛孔明を祭祀する廟です。実際は、武侯祠の内部には漢の昭烈帝劉備の祠廟と墓もあります。
もともとの武侯祠は、今から少なくとも1500年以上の歴史があり、唐の時代には武侯祠と劉備の墓と劉備 廟は隣り合っていました。 明代の初年に到り、武侯祠へお参りに来る人は劉備の廟と比べて盛んでした。これを見た明の蜀王は、君が臣 に及ばないのは忍びないと思い、両廟を合併したそうです。」
「帝王風水。 多くの人にとって、それは遥か遠く離れた地にあって、達成の可能性はほとんどないと言ってもよいでしょう。 ところが、帝王風水の学習を経由すれば、本物の風水の秘訣を知ることができます。
特に、山水の巒頭形法、これは風水師の必習項目です。 一般の人であれば、ただ少し知るだけで、出世・発財・事業成功のための風水秘訣として生涯利益を享受できるでしょう。」
(本文より)
(目次)より抜粋
第 1章 帝王陵墓の変遷と風水
第 2章 伝説中の帝王風水
第 3章 大秦帝国
第 4章 大漢王朝
第 5章 三国及び北魏の帝陵
第 6章 大唐帝国
第 7章 五代十国の帝王陵墓
第 8章 大宋の龍脈と「金」の台頭
第 9章 南京の明孝稜と北京の明十三陵
第10章 明の十三陵、各陵の特色と蜀の王陵
第11章 大清帝国の龍脈
第12章 大清帝国の十人の皇帝と親王
『実証! 風水開祖・楊救貧の帝王風水』著者、張玉正先生の第二弾!
オールカラー
なぜ、歴代の帝王・王妃はその地に葬られたのか。
中国数千年の歴史と経験知を経て、風水の極みを総合的かつ具体的に実現したものが歴代帝王・王妃の陵寝であり、帝陵には堪輿術(地理風水)の極意がすべて隠されている。
膨大な枚数に及ぶ実地検証した写真(画像)をもとに、「尋龍点穴」を学び、「選地と立向」「山水の巒頭」などをひとつひとつ詳らかにする最高の教科書!
★風水を学びたい方~プロの風水師まで活用できます!
「本書は、風水的観点に立って、歴史の記載、および百座近い皇帝と王妃の陵寝の写真を組み合わせて、歴代の王朝を解説しました。
できるだけ煩雑な歴史と小説的な著述様式を避けて、純粋に風水の視点から歴代皇帝の盛 衰を見ようと意図しています。
中国歴代帝王の陵寝は中国各地にあり、数千年の歴史がいまも綿々と続いています。本書は筆者がそれらを実 際に歩いて取材した記録です。」
「中国末代皇帝の愛新覚羅溥儀 は、3歳で皇帝の位に就きました。 清の制度に基づいて陵の用地を選びました。かつての清西陵の崇陵の傍ら、旺隆村の北に「万年吉地」を選定 します。宣統二(西暦1910)年に建設を開始し、施工して一年余り、清王朝の滅亡により建設が停止しました。
西暦1967年、溥儀は腎臓がんでこの世を去ります。愛新覚羅の家族は溥儀の遺骨を北京八宝山公墓に安置することを決定しました。」
「何人も長生不死(永遠に生き長らえる)する手立てはありません。 伝統的な儒家文化とされる「事死如事生 」(死に仕えるのは、生に仕えるがごとく)、「厚葬以明孝」(手厚く埋 葬をすることで孝を明らかにする)の思想は、歴代の帝王にあっても例外ではなく、帝王はみな「風水」を重視 しました。
豪華な宮殿を生前に造営して、皇帝の権限を永遠に固く守られるようなよき風水を施し、死後もその享楽が継 続できるように、陵墓を建設しなければなりません。 そのため、帝王を「厚葬」(財力を惜しまずに盛大に手厚く葬儀を営むこと)が盛んに行われました。」
「成都は平洋龍に属します。武侯祠は成都市の南側に位置します。 「武侯」が指している人物は、諸葛亮です。 諸葛亮、字は孔明。職官は蜀漢王朝時代に丞相にまで至 りました。 死後の謚号は「忠武侯」。武侯祠は文字が示すとおり、諸葛孔明を祭祀する廟です。実際は、武侯祠の内部には漢の昭烈帝劉備の祠廟と墓もあります。
もともとの武侯祠は、今から少なくとも1500年以上の歴史があり、唐の時代には武侯祠と劉備の墓と劉備 廟は隣り合っていました。 明代の初年に到り、武侯祠へお参りに来る人は劉備の廟と比べて盛んでした。これを見た明の蜀王は、君が臣 に及ばないのは忍びないと思い、両廟を合併したそうです。」
「帝王風水。 多くの人にとって、それは遥か遠く離れた地にあって、達成の可能性はほとんどないと言ってもよいでしょう。 ところが、帝王風水の学習を経由すれば、本物の風水の秘訣を知ることができます。
特に、山水の巒頭形法、これは風水師の必習項目です。 一般の人であれば、ただ少し知るだけで、出世・発財・事業成功のための風水秘訣として生涯利益を享受できるでしょう。」
(本文より)
(目次)より抜粋
第 1章 帝王陵墓の変遷と風水
第 2章 伝説中の帝王風水
第 3章 大秦帝国
第 4章 大漢王朝
第 5章 三国及び北魏の帝陵
第 6章 大唐帝国
第 7章 五代十国の帝王陵墓
第 8章 大宋の龍脈と「金」の台頭
第 9章 南京の明孝稜と北京の明十三陵
第10章 明の十三陵、各陵の特色と蜀の王陵
第11章 大清帝国の龍脈
第12章 大清帝国の十人の皇帝と親王
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社太玄社
- 発売日2020/2/6
- 寸法15.7 x 2.4 x 21.8 cm
- ISBN-104906724507
- ISBN-13978-4906724505
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出版社より
帝王のお墓から学ぶ秘儀 なぜ歴代の帝王と王妃はその地に葬られたのか

商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
なぜ、歴代の帝王・王妃はその地に葬られたのか?中国数千年の歴史と経験知を経て、風水の極みを総合的かつ具体的に実現したものが歴代帝王・王妃の陵寝であり、帝陵には堪輿術(地理風水)の極意がすべて隠されている。550点にも及ぶ実地検証した写真(画像)をもとに、「尋龍点穴」を学び、「選地と立向」「山水の巒頭」などを一つひとつ詳らかにする最高の教科書!
著者について
張 玉正
1958年生まれ。台湾新竹出身。
1984年大学卒業。 2002年台湾政府立案、中華易経命理協会創立。同協会理事長。新竹県文化局、新竹科学園区、社区大学等で易経、企業風水、紫微斗数生涯計画を教授。
2016年国立交通大学エグゼクティブ MBA(EMBA)受講、経営管理学過程を終了、修士。
著書に、『三元玄空地理精要』『紫微斗數改運要訣』『細論紫微一四四局』『紫微斗數推斷秘訣』『易 經風水秘訣』『紫微斗數生涯規劃』『羅盤操作與企業陽宅規劃』『風水祖師楊救貧堪輿實證』『細? 中國帝陵風水』『羅經詳解』等がある。
J&S「企業風水」webサイト:fengshui-james-sofia.jp
1958年生まれ。台湾新竹出身。
1984年大学卒業。 2002年台湾政府立案、中華易経命理協会創立。同協会理事長。新竹県文化局、新竹科学園区、社区大学等で易経、企業風水、紫微斗数生涯計画を教授。
2016年国立交通大学エグゼクティブ MBA(EMBA)受講、経営管理学過程を終了、修士。
著書に、『三元玄空地理精要』『紫微斗數改運要訣』『細論紫微一四四局』『紫微斗數推斷秘訣』『易 經風水秘訣』『紫微斗數生涯規劃』『羅盤操作與企業陽宅規劃』『風水祖師楊救貧堪輿實證』『細? 中國帝陵風水』『羅經詳解』等がある。
J&S「企業風水」webサイト:fengshui-james-sofia.jp
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
張/玉正
1958年生まれ。台湾新竹出身。国立交通大学エグゼクティブMBA(EMBA)にて、経営管理学課程を修了、修士。2002年台湾政府立案、中華易経命理協会創立。同協会理事長。1999~2011年新竹県文化局、新竹科学園区、社区大学等で易経、企業風水、紫微斗数生涯計画を教授
林/秀靜
命理学研究家。1990~1998年、台湾の老師より専門的に五術を学ぶ。風水学、中国相法、八字、紫微斗数、卜卦などを修得。1999~2008年、玉川学園漢方岡田医院にて、命証合診を研究する。その後、2013~2016年、台湾に留学。張玉正老師より、風水学と紫微斗数をさらに深く学ぶ。1998年独立以来、執筆をはじめに、幅広くマスコミで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1958年生まれ。台湾新竹出身。国立交通大学エグゼクティブMBA(EMBA)にて、経営管理学課程を修了、修士。2002年台湾政府立案、中華易経命理協会創立。同協会理事長。1999~2011年新竹県文化局、新竹科学園区、社区大学等で易経、企業風水、紫微斗数生涯計画を教授
林/秀靜
命理学研究家。1990~1998年、台湾の老師より専門的に五術を学ぶ。風水学、中国相法、八字、紫微斗数、卜卦などを修得。1999~2008年、玉川学園漢方岡田医院にて、命証合診を研究する。その後、2013~2016年、台湾に留学。張玉正老師より、風水学と紫微斗数をさらに深く学ぶ。1998年独立以来、執筆をはじめに、幅広くマスコミで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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2020年3月25日に日本でレビュー済み
中国大陸に広がる大国の権力の頂点が帝王である。
当然、帝陵には最高の風水術が用いられているに違いない。
帝陵を分析することで、風水奥義の真偽が分かるはず、というのが著者の目の付けどころである。
実際のところ、風水術の流派は沢山あり、風水を学習する者は「どれが本当なのか分からない」という壁に必ずぶつかる。
著者は、これらの矛盾を解決するため中国各地に足を運び、帝陵風水および有名な風水師が手掛けた墓や住宅を訪ねて確かめたのである。
本書は、黄帝から最後の皇帝の愛新覚羅伏羲まで、全ての帝陵を網羅し、歴史上の変遷、風水に関する大変に貴重な情報が公開されている。
風水の極意を知りたい人にとっては、たまらない魅力にあふれた一冊である。
これに勝る風水の本はなかなかないだろう。
当然、帝陵には最高の風水術が用いられているに違いない。
帝陵を分析することで、風水奥義の真偽が分かるはず、というのが著者の目の付けどころである。
実際のところ、風水術の流派は沢山あり、風水を学習する者は「どれが本当なのか分からない」という壁に必ずぶつかる。
著者は、これらの矛盾を解決するため中国各地に足を運び、帝陵風水および有名な風水師が手掛けた墓や住宅を訪ねて確かめたのである。
本書は、黄帝から最後の皇帝の愛新覚羅伏羲まで、全ての帝陵を網羅し、歴史上の変遷、風水に関する大変に貴重な情報が公開されている。
風水の極意を知りたい人にとっては、たまらない魅力にあふれた一冊である。
これに勝る風水の本はなかなかないだろう。