とても読みやすく、実践的な良書です。
・企画力とは、決裁者目線で物事を捉え、その目線や事情に合わせたアイデアを出す力を指す。その肝は、「鳥瞰力」である。
・その「目線」「捉え方」「事情」とのずれを減らし、かつ、話が通りやすくするためには、「ロジックの三角形」を使うことが重要である。
この本では上記の「鳥瞰力」と「ロジック」をベースに、「採用される企画」とはどういうものか、また、採用されるためにはどう考えればよいかが、書籍の執筆企画や新会社設立など、複数の実例を交えて分かりやすく説明されています。
また、「離職率を下げる」企画を実際に考えてみる章などもありました。
エンジニアにとって身近な例がふんだんに盛り込まれているので、初めて企画を考えてみる場合でも、また、これまで企画を考えたことがあるが、なかなか通らない、という場合でも一助となりそうです。
大切なのは、「決裁権のあるボスの目線に立ち、コストや規模などちょうどよい感のあるものを、どのように繰り出すかを考え続けること。」
言葉にされると確かに納得、なのですが、実は気づきづらいポイントかもしれません。
実際の企画書作成に役立つのはもちろん、日々の仕事や転職活動をする上での気づきも複数得られる一冊です。ぜひ一読されることをお勧めいたします。
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