「文春砲」などと世におだてられているが週刊誌の実情は斜陽産業である。
週刊誌の歴史をざっくり捉えると、1950年代に発刊、1980年代までに力を蓄え、
1990年代に正論を吐いて活躍、2000年代に入ってインターネットの浸透と共に
衰退しつつある。実際、週刊新潮、週刊文春ともに発行部数はピーク時の
1/3~1/2である。
この本はそんな週刊誌の最盛期に活躍したOBふたり、
〇 花田紀凱 元週刊文春編集長(1988年より6年間)
〇 門田隆将 元週刊新潮の特集班デスク(18年間)
が、良き昔をしのび、スクープの裏話などを開陳する。そして現状を憂いながら、
若い後輩を叱咤激励する。例えば、
・・かつて『週刊新潮』は、なぜずっと固定読者を維持できていたのか。
それは何かと言えば、「見識」なんですよ。・・ところが、それらを
捨てて、単なるスキャンダル路線に走ってしまった。その結果が、今の
数字ではないかと思うのです。・・ (門田)
・・『週刊文春』は芸能ネタのスクープで売れているから、それでいいじゃ
ないかと言う人もいますが、ちょっと違うんじゃないかとぼくは
思う。・・ (花田)
私の知らなかったことがいっぱい書いてある。面白かったのは、週刊誌の得た
情報はつい最近までTV局に無料で使われてきたこと。2016年から週刊誌情報の
使用料をTV局が払う様に変った。例えば、新潮は「この、ハゲーっ!」の音声で
1500万稼いだという。
昔話を楽しんでいるふたりだが、どっこいまだ現役でやんちゃなのである。
花田紀凱なんか、最近、月刊Willをスタッフごと飛び出して、全く瓜ふたつの
月刊Hanadaを創刊するという荒業をやってのけた。その顛末についてはこの本には
なにも触れていないが、似た右翼雑誌をふたつもつくってどうするんだろう。
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『週刊文春』と『週刊新潮』 闘うメディアの全内幕 (PHP新書) Kindle版
恐怖の「文春砲」と「新潮砲」!! なぜ、この両誌は世間を揺るがし続けることができるのか? 「天下御免」の告発メディアの全貌が初めて明らかに――。競い合うように数々のスクープを連発し、権力に挑み、大物のクビを飛ばし、事件の真相を追い、人間の真実を描いてきた『週刊文春』と『週刊新潮』。両誌の黄金期に活躍し、歴史と内部事情を知り尽くした巨頭OBの二人(元『週刊文春』編集長と元『週刊新潮』副部長)が、週刊誌メディア「誕生の秘密」から、数々の衝撃スクープ史の「舞台裏」、そして「新聞ジャーナリズムの堕落」、「週刊誌の未来の可能性」まで、すべてを語り尽す! ●週刊誌メディアは、なぜ「これほどの力」があるのか? ●そもそも週刊誌というメディアは、「いかにつくられた」のか? ●スクープをものにすべく「記者たちはどう動く」のか? ●「権力」や「タブー」といかに闘うか? ●新聞メディアの「驚愕の劣化」とは? ●週刊誌が描いた数々の「衝撃事件の裏側」の人間模様とは? ●そして、これから「メディアはどうなる」のか? 【目次】●第1章 『週刊文春』と『週刊新潮』のつくり方──そのウラ側を徹底暴露 ●第2章 ファクトを歪める新聞vs圧力と闘う週刊誌──現代日本のメディア構造 ●第3章 タブーに挑み、偽善に斬り込む──編集者の動機と本音 ●第4章 日本を震撼させた週刊誌の衝撃スクープ──その全内幕 ●第5章 週刊誌に未来はあるか──新たな時代のジャーナリズムの可能性
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2017/12/15
- ファイルサイズ4391 KB
商品の説明
出版社からのコメント
はじめに
第一章 『週刊文春』と『週刊新潮』のつくり方--そのウラ側を徹底暴露
「この、ハゲーっ! 」で1500万円
テレビ局が週刊誌スクープに群がる理由
「『文春砲』汚れた銃弾」--狙いはスクープ潰し?
第二章 ファクトを歪める新聞vs圧力と闘う週刊誌--現代日本のメディア構造
新聞ジャーナリズムは徹底的に堕落した
主義主張のためにファクトを歪める
火のないところに煙を立てた森友問題の本質
第三章 タブーに挑み、偽善に斬り込む--編集者の動機と本音
新聞、テレビが批判できないタブーと闘ってきた
『第三文明』に載った白いブレザー姿
正義感と面白がりで統一教会に挑む
第四章 日本を震撼させた週刊誌の衝撃スクープ--その全内幕
「なんで生きていけるの?」--週刊誌記者の生活
掲載記事やタイトルはいかに決められるか
記者の担当分けは、「記事のタイプ」に応じて
第五章 週刊誌に未来はあるか--新たな時代のジャーナリズムの可能性
「情報ビッグバン」を象徴する朝日新聞社長辞任
週刊誌は他のメディアでは及びもつかぬことをやれ
なぜそこまで? 『文藝春秋』の異常な安倍叩き
おわりに --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
第一章 『週刊文春』と『週刊新潮』のつくり方--そのウラ側を徹底暴露
「この、ハゲーっ! 」で1500万円
テレビ局が週刊誌スクープに群がる理由
「『文春砲』汚れた銃弾」--狙いはスクープ潰し?
第二章 ファクトを歪める新聞vs圧力と闘う週刊誌--現代日本のメディア構造
新聞ジャーナリズムは徹底的に堕落した
主義主張のためにファクトを歪める
火のないところに煙を立てた森友問題の本質
第三章 タブーに挑み、偽善に斬り込む--編集者の動機と本音
新聞、テレビが批判できないタブーと闘ってきた
『第三文明』に載った白いブレザー姿
正義感と面白がりで統一教会に挑む
第四章 日本を震撼させた週刊誌の衝撃スクープ--その全内幕
「なんで生きていけるの?」--週刊誌記者の生活
掲載記事やタイトルはいかに決められるか
記者の担当分けは、「記事のタイプ」に応じて
第五章 週刊誌に未来はあるか--新たな時代のジャーナリズムの可能性
「情報ビッグバン」を象徴する朝日新聞社長辞任
週刊誌は他のメディアでは及びもつかぬことをやれ
なぜそこまで? 『文藝春秋』の異常な安倍叩き
おわりに --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者について
花田紀凱(はなだ・かずよし)
1942年、東京生まれ。東京外国語大学英米語科卒。66年、文藝春秋入社。88年、『週刊文春』編集長に就任。6年間の在任中、同誌の部数を51万部から76万部に伸ばす。96年に文藝春秋を退社後、数々の雑誌の編集長を歴任。現在、月刊『Hanada』編集長。
門田隆将(かどた・りゅうしょう)
ノンフィクション作家。1958年、高知県生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。週刊新潮編集部に配属され、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして18年間にわたり、800本近い特集記事を執筆。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
1942年、東京生まれ。東京外国語大学英米語科卒。66年、文藝春秋入社。88年、『週刊文春』編集長に就任。6年間の在任中、同誌の部数を51万部から76万部に伸ばす。96年に文藝春秋を退社後、数々の雑誌の編集長を歴任。現在、月刊『Hanada』編集長。
門田隆将(かどた・りゅうしょう)
ノンフィクション作家。1958年、高知県生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。週刊新潮編集部に配属され、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして18年間にわたり、800本近い特集記事を執筆。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
競い合うように数々のスクープを連発し、権力に挑み、大物のクビを飛ばし、事件の真相を追い、人間の真実を描いてきた両誌。週刊誌メディアは、なぜこれほどの力があるのか?そもそも、いかに週刊誌というメディアがつくられたのか?スクープをものにすべく記者たちはどう動くのか?権力やタブーといかに闘うか?新聞メディアの驚愕の劣化とは?週刊誌が描いた事件の裏側の人間模様とは?そして、これからメディアはどうなるのか?両誌の歴史と内幕を知り尽くした巨頭OBの二人(元『週刊文春』編集長と元『週刊新潮』副部長)が、すべてを語り尽くす! --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
花田/紀凱
1942年、東京生まれ。東京外国語大学英米語科卒。66年、文藝春秋入社。88年、『週刊文春』編集長に就任。六年間の在任中、部数を五一万部から七六万部に伸ばす。現在、月刊『Hanada』編集長
門田/隆将
ノンフィクション作家。1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒業後、新潮社に入社。週刊新潮編集部に配属され、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして十八年間にわたり、八〇〇本近い特集記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
1942年、東京生まれ。東京外国語大学英米語科卒。66年、文藝春秋入社。88年、『週刊文春』編集長に就任。六年間の在任中、部数を五一万部から七六万部に伸ばす。現在、月刊『Hanada』編集長
門田/隆将
ノンフィクション作家。1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒業後、新潮社に入社。週刊新潮編集部に配属され、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして十八年間にわたり、八〇〇本近い特集記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B0797N5FVL
- 出版社 : PHP研究所 (2017/12/15)
- 発売日 : 2017/12/15
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 4391 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 263ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 248,367位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 1,204位PHP新書
- - 17,126位社会・政治 (Kindleストア)
- - 61,110位社会・政治 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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2018年1月1日に日本でレビュー済み
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ベスト500レビュアー
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2017年は、ジャーナリズムの衰退が顕著になった年であった。
「モリ・カケ」というフェイクニュースが横行し、あろうことか新聞がそのフェイクの中核を占めるという信じ難い状況に陥った。
それは、徹底した堕落であり、インターネットを失念していたのである。
新潮には、独自の「藪のスタイル」という編集方針があった。
裁判所で明らかになるのはあくまで、裁判所が判断した真実であってそれが、「実際の真実」であるかは誰にも分らない。
深層は、藪の中である。
様々な証言者の証言によって構成された記事は、読み終えるとその事件がどのようなものであったか、何となく見えてくる。
この手法は、ネタを削いでいく新聞には真似ができない。
新潮は、プロ集団で文春は、アマ集団である。花田さんは、新潮の記事を真似て書いたと云う。
ところが現在は、揚げ足取りがジャーナリズムの仕事となっている。
新聞・TVは、是々非々でなく只、政権を倒そうと躍起になっている。
正義感・見識がゼロである。そして、新聞大部数時代は終わった。
気宇壮大な話がある、ソ連崩壊により重要機密文書が流出し野坂参三の正体も明らかとなった。
そして今、花田さんは、中国共産党崩壊の時を待っている。
南京大虐殺は、でっち上げとか色んな資料が流出するに違いないのである。
さて、未来であるがインターネットという情報ビッグバンによってマスコミは、監視される立場となった。
新聞が「お花畑」である事も白日の下に晒された。
ファクトを無視した「モリ・カケ」で騒ぎアベ叩きをしたが、雑誌は「おかしいじゃないか」と声を上げなかった。これでは、売れないに決まっている。ただ、インターネットで情報を得る若者だけが虚報に惑わされなかった。
新聞・TVは、上辺だけの正義を振りかざすがそれは、欺瞞に満ちた偽善であり社会悪に蓋をして見えなくする。見識もなくなってしまった。一部の新聞は、左翼のアジビラ化している。TVは、それに輪を懸けたものになっている。
朝日新聞は、「角度をつける」と称しているがファクトを捻じ曲げると同意である。
やがて誰も、読まなく・見なくなるだろう。
それを暴いて「本当の正義」を指摘出来るのが本来の雑誌メディアであるはずである。
お二方による力作である。
かって新潮は、「裁判官がおかしい」シリーズを出したが、「検察官がおかしい」シリーズを企画したらどうであろうか。劣化でなく人としてのレベルが下がっているように見えるのだが。
「モリ・カケ」というフェイクニュースが横行し、あろうことか新聞がそのフェイクの中核を占めるという信じ難い状況に陥った。
それは、徹底した堕落であり、インターネットを失念していたのである。
新潮には、独自の「藪のスタイル」という編集方針があった。
裁判所で明らかになるのはあくまで、裁判所が判断した真実であってそれが、「実際の真実」であるかは誰にも分らない。
深層は、藪の中である。
様々な証言者の証言によって構成された記事は、読み終えるとその事件がどのようなものであったか、何となく見えてくる。
この手法は、ネタを削いでいく新聞には真似ができない。
新潮は、プロ集団で文春は、アマ集団である。花田さんは、新潮の記事を真似て書いたと云う。
ところが現在は、揚げ足取りがジャーナリズムの仕事となっている。
新聞・TVは、是々非々でなく只、政権を倒そうと躍起になっている。
正義感・見識がゼロである。そして、新聞大部数時代は終わった。
気宇壮大な話がある、ソ連崩壊により重要機密文書が流出し野坂参三の正体も明らかとなった。
そして今、花田さんは、中国共産党崩壊の時を待っている。
南京大虐殺は、でっち上げとか色んな資料が流出するに違いないのである。
さて、未来であるがインターネットという情報ビッグバンによってマスコミは、監視される立場となった。
新聞が「お花畑」である事も白日の下に晒された。
ファクトを無視した「モリ・カケ」で騒ぎアベ叩きをしたが、雑誌は「おかしいじゃないか」と声を上げなかった。これでは、売れないに決まっている。ただ、インターネットで情報を得る若者だけが虚報に惑わされなかった。
新聞・TVは、上辺だけの正義を振りかざすがそれは、欺瞞に満ちた偽善であり社会悪に蓋をして見えなくする。見識もなくなってしまった。一部の新聞は、左翼のアジビラ化している。TVは、それに輪を懸けたものになっている。
朝日新聞は、「角度をつける」と称しているがファクトを捻じ曲げると同意である。
やがて誰も、読まなく・見なくなるだろう。
それを暴いて「本当の正義」を指摘出来るのが本来の雑誌メディアであるはずである。
お二方による力作である。
かって新潮は、「裁判官がおかしい」シリーズを出したが、「検察官がおかしい」シリーズを企画したらどうであろうか。劣化でなく人としてのレベルが下がっているように見えるのだが。
2018年1月24日に日本でレビュー済み
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こんなに面白い対談集を読んだのは久しぶりです。
同じ告発型メディアでも『週刊文春』と『週刊新潮』はシステムに違いがあるとか、
「藪の中スタイル」を生み出したのが『週刊新潮』だとか、
初めて知りました。
最近、週刊誌は芸能界のスキャンダルばかり追っている印象がありますが、
昔はタブーを破って闘っていたのですね。
40才以上であればこのお二人が語っている事件について
記憶があると思います。
「赤いフェアレディーの女事件」「ロス疑惑」「グリコ森永事件」「イトマン事件」など。
週刊誌には週刊誌にしか出来ない仕事がある、というのは納得。
取材費用が以前ほど潤沢ではない、訴訟が厳しくなったなど
いろいろあると思いますが頑張っていただきたいです。
同じ告発型メディアでも『週刊文春』と『週刊新潮』はシステムに違いがあるとか、
「藪の中スタイル」を生み出したのが『週刊新潮』だとか、
初めて知りました。
最近、週刊誌は芸能界のスキャンダルばかり追っている印象がありますが、
昔はタブーを破って闘っていたのですね。
40才以上であればこのお二人が語っている事件について
記憶があると思います。
「赤いフェアレディーの女事件」「ロス疑惑」「グリコ森永事件」「イトマン事件」など。
週刊誌には週刊誌にしか出来ない仕事がある、というのは納得。
取材費用が以前ほど潤沢ではない、訴訟が厳しくなったなど
いろいろあると思いますが頑張っていただきたいです。
ベスト1000レビュアー
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私は元来週刊誌を読まない。だが、仕事柄よく乗った長時間の国際線フライトでは必ず週刊文春と週刊新潮を機内で借りて
読んでいた。少なくとも数年前までの両誌には、雑誌にそう興味を持たない私でも手に取り読んでみたいと思わせる内容が
あり、記事そのものにも権力に歯向かって行くパワーがあった。本書は、そういった力強さがあり、「闘うメディア」の代表的週刊誌
である両誌(門田氏は文中、これを「告発型ジャーナリズム」と呼んでいる)の黄金時代を築いた花田紀凱と門田隆将氏の対談
を纏めたものである。両誌は「権力」に勇気をもって毅然と立ち向かい、多くの歴史を作ってきている。権力とは時の政権や
政府与党だけを言うのではない。宗教団体、右翼、皇室、労組等々、いわゆるアンタッチャブルな存在を言う。そして、文中で両氏が
何度も繰り返すのが、新聞の凋落、この大きな要因は自分たちのイデオロギーありきでファクトを捻じ曲げ、あるいは捏造してきた
ことにある。具体的には、「モリカケ問題」に見られる安倍政権への根拠の極めて薄い攻撃。両氏は、政権に対しても是々非々で
対応すべきであり、安倍政権の外交力や経済対策など功績を無視した朝日、毎日のやり方は大いに責められるべきだと
主張する。溜飲が下がる思いがする。そして、私もこの1-2年急激に思い始めていたのが、両誌、特に週刊文春の立ち位置の
変化。朝日新聞と同調するかの如く、ファクトに基づかない政権批判に両氏とも舌鋒鋭く批判している。芸能人を中心とした不倫
をスクープすることで「文春砲」などと呼ばれ、昔の告発型ジャーナリズムからの離反に危惧を抱いている。インターネットの発達とともに
将来の週刊誌のあり方にも言及しているが、なかなか面白い。新聞の凋落の中で、是非この2誌には、元来の姿に戻って
今一度タブーと戦って欲しいと本当に思う。
読んでいた。少なくとも数年前までの両誌には、雑誌にそう興味を持たない私でも手に取り読んでみたいと思わせる内容が
あり、記事そのものにも権力に歯向かって行くパワーがあった。本書は、そういった力強さがあり、「闘うメディア」の代表的週刊誌
である両誌(門田氏は文中、これを「告発型ジャーナリズム」と呼んでいる)の黄金時代を築いた花田紀凱と門田隆将氏の対談
を纏めたものである。両誌は「権力」に勇気をもって毅然と立ち向かい、多くの歴史を作ってきている。権力とは時の政権や
政府与党だけを言うのではない。宗教団体、右翼、皇室、労組等々、いわゆるアンタッチャブルな存在を言う。そして、文中で両氏が
何度も繰り返すのが、新聞の凋落、この大きな要因は自分たちのイデオロギーありきでファクトを捻じ曲げ、あるいは捏造してきた
ことにある。具体的には、「モリカケ問題」に見られる安倍政権への根拠の極めて薄い攻撃。両氏は、政権に対しても是々非々で
対応すべきであり、安倍政権の外交力や経済対策など功績を無視した朝日、毎日のやり方は大いに責められるべきだと
主張する。溜飲が下がる思いがする。そして、私もこの1-2年急激に思い始めていたのが、両誌、特に週刊文春の立ち位置の
変化。朝日新聞と同調するかの如く、ファクトに基づかない政権批判に両氏とも舌鋒鋭く批判している。芸能人を中心とした不倫
をスクープすることで「文春砲」などと呼ばれ、昔の告発型ジャーナリズムからの離反に危惧を抱いている。インターネットの発達とともに
将来の週刊誌のあり方にも言及しているが、なかなか面白い。新聞の凋落の中で、是非この2誌には、元来の姿に戻って
今一度タブーと戦って欲しいと本当に思う。
2018年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「週刊新潮」ができて既に60年以上、新聞社系週刊誌全盛の時代に打って
出たとき、「体力のない出版社に週刊誌はできない」とか「すぐに潰れる」
とか言われていたというハナシを昔、聞いた。
ところが、今では新聞社系週刊誌はほとんど死に絶え、文春・新潮なくして
週刊誌は語れなくなってしまった。
ここのところ新聞発行部数が低下し続けていることからも、新聞のレベルの
低下と新聞社系週刊誌の低調とは、無縁とは思われない。
文春・新潮を持ち上げすぎてはいる感はあるけれど、新聞ジャーナリズムに
対する本書の指摘は、正しい。
雑誌全体の売上だってこの20年下がり続け、一時の半分以下だ。
いくら大砲を撃ったとて、文春、新潮もうかうかしてはいられない。
今後とも、頑張ってほしい。
出たとき、「体力のない出版社に週刊誌はできない」とか「すぐに潰れる」
とか言われていたというハナシを昔、聞いた。
ところが、今では新聞社系週刊誌はほとんど死に絶え、文春・新潮なくして
週刊誌は語れなくなってしまった。
ここのところ新聞発行部数が低下し続けていることからも、新聞のレベルの
低下と新聞社系週刊誌の低調とは、無縁とは思われない。
文春・新潮を持ち上げすぎてはいる感はあるけれど、新聞ジャーナリズムに
対する本書の指摘は、正しい。
雑誌全体の売上だってこの20年下がり続け、一時の半分以下だ。
いくら大砲を撃ったとて、文春、新潮もうかうかしてはいられない。
今後とも、頑張ってほしい。
2019年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず「はじめに」で、
門田氏がやんわりと文春・新潮の両誌を批判するところから始まります。
この本、とにかくいろいろな人たちを批判していて容赦ないのですが、
文春・新潮にもちゃんと批判の言葉を記していたのは評価したいです。
しかも文春・新潮のときだけ異様に具体的に解説してまで。
本編310ページ、新書にしては分厚いですが一気に読んでしまいました。
こういうのは時事ネタものなので、
年に一回、でなければ数年に一回は出してほしいですね。
できればゲストを交えて、対談ではなく鼎談にするとなお良し。
個人的には勝谷誠彦氏も交えて欲しかったのですが、残念でなりません。
門田氏がやんわりと文春・新潮の両誌を批判するところから始まります。
この本、とにかくいろいろな人たちを批判していて容赦ないのですが、
文春・新潮にもちゃんと批判の言葉を記していたのは評価したいです。
しかも文春・新潮のときだけ異様に具体的に解説してまで。
本編310ページ、新書にしては分厚いですが一気に読んでしまいました。
こういうのは時事ネタものなので、
年に一回、でなければ数年に一回は出してほしいですね。
できればゲストを交えて、対談ではなく鼎談にするとなお良し。
個人的には勝谷誠彦氏も交えて欲しかったのですが、残念でなりません。





