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『罪と罰』を読まない (文春文庫) (日本語) 文庫 – 2019/7/10

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことのない4人が試みた、前代未聞の「読まずに読む」読書会!前半では小説の断片から内容をあれこれ推理し、後半は感想と推しキャラを語り合う。ラスコ(ーリニコフ)、スベ(スヴィドリガイロフ)、カテリーナ…溢れるドスト愛。「読む」愉しさが詰まった一冊。解説マンガ・矢部太郎。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岸本/佐知子
1960年神奈川県生まれ。翻訳家。エッセイ集『ねにもつタイプ』で2007年講談社エッセイ賞受賞

三浦/しをん
1976年東京都生まれ。小説家。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、12年『舟を編む』で本屋大賞受賞

吉田/篤弘
1962年東京都生まれ。小説家。小説執筆のかたわら、「クラフト・エヴィング商會」名義で執筆とデザインの仕事を行う

吉田/浩美
1964年東京都生まれ。作家・装幀家。「クラフト・エヴィング商會」の店主。2001年講談社出版文化賞・ブックデザイン賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 出版社 : 文藝春秋 (2019/7/10)
  • 発売日 : 2019/7/10
  • 言語 : 日本語
  • 文庫 : 312ページ
  • ISBN-10 : 4167913208
  • ISBN-13 : 978-4167913205
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち3.9 43個の評価

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年7月29日に日本でレビュー済み
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殿堂入りベスト10レビュアー
2019年5月30日に日本でレビュー済み
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2019年9月6日に日本でレビュー済み
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5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年11月25日に日本でレビュー済み
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5つ星のうち5.0 ロバもびっくり(2回目)
ユーザー名: 久山信、日付: 2019年11月25日
容赦なく陽光がふりそそぐも 枯木は日よけにならず 地を這うコオロギも行き場を失い──
T.S.エリオットの『荒地』第1部「死者の埋葬」の一節である(拙訳)。この部分は、詩人自ら原註で明らかにしていることだが、旧約の諸書のひとつ『伝道之書』終章に出てくる(SFファンにはおなじみの)「イナゴ、身重く横たわる」(12-5) がもとになっている。もっともエリオットは、すでに指摘があるように、その少しあと、伝道者のいう「空の空なるかな皆空なり」(12-8) に読者の目を向けようと(向かせようと)したらしい。すべては空の空、これこそかの、ギリギリまで追い詰められたテロリスト、サヴィンコフ(ロープシン)の手になる『蒼ざめた馬』の基調をなすロシア特産のニヒリズム、魂の叫びだった。ちょっと改竄するとこんな感じ。
秋の夜が落ちて、星が光りはじめたら、わたしは最後の言葉を言おう。血塗られた斧はわたしとともにある、と──
でもどうだろう、ラスコーリニコフが二度にわたって人の頭蓋に振り下ろした斧がやがて、皇帝に向けて投擲される爆裂弾となることを示唆した小林秀雄の、世界はわたしたちの思念のうちで破壊されるためにあるとした(に等しい)『罪と罰』論は、ついぞ自分の頭でものを考えたためしのないいまのひと(推定ほぼ100%)の理解(が及ぶ範囲)をはるかにこえている。そもそも本書でも、ラスコーリニコフは不人気だ。かわりにスポットを当てられるのは、ラスコーリニコフの分身、スヴィドリガイロフである。分身だけあってそのニヒリズムも半端ない、どころか極限にまで増幅されている。彼は行き場を失ったコオロギであり、「アメリカ」という名のすすけた小部屋で身重く横たわるイナゴである(だとしてもこの人、空の空なればこそなどとは決して発想しない、そんなポジティヴィズムに陥るぐらいなら死んだほうがましとばかり──)。
かかるスヴィドリガイロフの「永遠」に言及、「アメリカ」に行くしかない彼の役どころがデトックスであることを明らかにした本書は、もうそれだけで★5つ、卓越した(ふとどきな未読者には恰好の)『罪と罰』読本となっている。ラズミーヒンはパーシェンカとやっている。これもポイント。手塚治虫が改変したように、蜂起する群衆、革命の騒擾に呑み込まれ、殺人という行為、事件そのものの特権性を剝奪⋯⋯されたりはしなかった(ありうべき結末を演じることができなかった)不人気な主人公はその後、ムイシュキンと名を改め、シベリアから帰還、いろいろあって最後はツィオルコフスキーらкосмистの手助けで地球を脱出し、ソラリスに至るわけだが(ホントかよ~⁉)、そのあたりの話はまたあらたまみちよって。
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2020年5月14日に日本でレビュー済み
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2019年11月28日に日本でレビュー済み
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年1月23日に日本でレビュー済み
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2020年6月29日に日本でレビュー済み
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